2021.11.30
【年齢別】保育園でおすすめの室内遊び12選!
室内遊びを行うとき、保育士は目的を持って取り入れていく必要があります。
保育園で室内遊びを行う意味や年齢別おすすめの遊びを紹介しますので、遊びのレパートリーに役立ててください。
保育園で室内遊びを行うことの重要性
室内遊びがもたらす良い影響は、子どもの年齢によってさまざまです。
それぞれの年齢ごとに室内遊びを行うことの目的や重要性について解説します。
0歳児は愛着関係が形成される
0歳児はまだ歩くことができない年齢ですので、室内での活動がメインとなるでしょう。
そのため、室内遊びを行う中で保育士とスキンシップをたくさん取って愛着を形成していくことが大切です。
おもちゃや絵本、音楽などに触れることによって五感が刺激され、発達を促していくことができます。
1歳児は運動機能や言語の発達が促進される
1歳頃になると、立ったり歩いたりと自由に動くことができるようになるため行動範囲が広がります。
好奇心旺盛でたくさん動きたい時期ですので、保育園の室内でできる運動遊びを取り入れることで、体の動かし方を学んでいきます。
2歳児は他者とコミュニケーションが取れるようになる
2歳になると、友達の存在が気になるようになってくるので、他者と楽しい関わりが持てるような室内遊びを取り入れていきましょう。
また、2歳児はまねすることが好きなので、ごっこ遊びを通してコミュニケーション能力を養っていきます。
3歳児は遊びを通して友達との関わりを楽しむ
3歳児は友達と一緒に遊ぶことの楽しさを覚え、集団でのマナーを少しずつ理解するようになります。
簡単なルールがある室内遊びを取り入れることで、子どもはルールを守る大切さを学んでいきます。
4歳児は表現することを楽しむ
4歳になると遊びのイメージを自分なりに表現したり言葉で伝えようとします。
また、手先も器用に動かせるようになってくるため、簡単な工作であれば1人で作れるようになってくるでしょう。
保育士は周りの友達と関わりながら、自分の好きな遊びが追求できるような室内遊びを用意してあげましょう。
5歳児は他者の気持ちを理解する
5歳になると遊びの中で友達と衝突したり葛藤する経験を積んで、他者の気持ちが理解できるようになります。
自分たちで遊びのルールを決めたり話し合いをして、社会性や協調性を育んでいきます。
保育士は、子ども達が同じ目的を持って取り組める室内遊びを考える必要があります。
【年齢別】保育園でおすすめの室内遊び
保育園でできるおすすめの室内遊びを全部で12種類紹介します。
0歳児におすすめの室内遊び
0歳児におすすめの室内遊び(1):ハイハイ鬼ごっこ
ハイハイしている子どもを保育士が追いかける遊びです。スキンシップを楽しむことができ、同時に運動を取り入れられるので、外遊びがまだできない0歳児にぴったりの室内遊びです。
0歳児におすすめの室内遊び(2):新聞紙遊び
大きく広げた新聞紙を、思いのまま破ったりくしゃっと丸めたり、感覚遊びを楽しみます。触った時のカサカサとした音やびりびり破れる音など、音の違いを学ぶこともできます。
子どもが遊んだ後、保育士は新聞紙で紙吹雪を作って子どもの頭上に降らせてあげると最後まで楽しめるでしょう。
他にも0歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
1歳児におすすめの室内遊び
1歳児におすすめの室内遊び(1):フラフープトンネル
保育士がフラフープを手に持ち、子どもがくぐる遊びです。大きさの違うフラフープを使用したり、保育士が持つ位置を変えてみたりと工夫して遊ぶこともできます。
1歳児におすすめの室内遊び(2):ペットボトルボーリング
空のペットボトルをかわいく装飾します。中にビーズやビー玉などを入れると、倒れた時に音がして面白いです。
1歳児なのでまだルールなどは設けず、ボールを投げてペットボトルを倒すことを楽しんでもらいます。
他にも1歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
2歳児の室内遊び
2歳児におすすめの室内遊び(1):的あてゲーム
2歳頃になるとボールを掴んで投げる動作が上手になってきますので、的当てゲームをしてみましょう。
ピンポン玉のような小さくて軽いボールを使用して、フェルトの的にくっつくようにマジックテープで細工をします。
2歳児におすすめの室内遊び(2):動物まねっこ遊び
2歳児はまねっこが大好きな時期なので、遊びにも取り入れてみましょう。
保育士のかけ声に合わせて動物のまねを行います。ウサギは頭に手を当てぴょんぴょん跳ねる、ゴリラはウホウホと言いながら胸を叩くなど色々あります。
保育士がお手本を見せながら行うと、子どもは一緒にまねしてくれるでしょう。
他にも2歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
3歳児におすすめの室内遊び
3歳児におすすめの室内遊び(1):しっぽとり
子どものズボンにしっぽに見立てたタオルを挟みます。保育士の合図でゲームを開始し、しっぽを取られないように走り回ります。
最も多くのしっぽを獲得した子どもが勝利するという、シンプルなゲームです。
3歳児におすすめの室内遊び(2):風船運びリレー
2人組のペアを作り、向かい合って広げた新聞紙を持ちます。その上に風船を乗せて風船を落とさないようにゴールまで運びます。
友達同士で協力しながら遊ぶことができる室内遊びです。
他にも3歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
4歳児におすすめの室内遊び
4歳児におすすめの室内遊び(1):手作りかるた遊び
徐々にひらがなが読めるようになるため、遊びながら文字を学びましょう。ルールを守りながら友達と競い合うことも楽しめるようになっていきます。
4歳になると制作活動に集中できる子も増えてきますので、手作りおもちゃを作って表現力を養いましょう。
4歳児におすすめの室内遊び(2):ハンカチ落としゲーム
ハンカチ落としは、体を動かす楽しさを感じながらで遊びのルールを覚えていくことができます。
【遊び方】
1. 鬼を1人決め、鬼以外の子どもたちは輪を作って座り手を後ろ側に回します。
2. 鬼はハンカチを誰かの手のひらに落とします。
3. ハンカチを落とされた子はすぐに鬼を追いかけます。
4. 鬼は追いかけてくる人が座っていた場所に座ります。
5. 無事座ることができたら鬼を交代します。タッチされたら続けて鬼役をします。
他にも4歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
5歳児におすすめの室内遊び
5歳児におすすめの室内遊び(1):なんでもバスケット
5歳児は自分たちでルールを考えることができるようになりますので、なんでもバスケットのように考えることを楽しむ遊びを集団で行うと良いでしょう。
【遊び方】
1. 子どもの人数より1つ少ない数の椅子を丸く並べます。
2. 鬼を1人決めたら鬼は中央に立ち、お題を言います。
(例えば「髪を結んでいる子」や「赤い服を来ている子」など)
3. 当てはまった子は立ち上がり、自分が座っている椅子以外の椅子に座ります。
4. 鬼も空いている椅子を探して座ります。
5. 座れなかった子どもが次の鬼となってお題を出します。
5歳児におすすめの室内遊び(2):宝探しゲーム
宝探しは保育士が宝を室内のどこかに隠し、それを子どもが見つけるという簡単なゲームです。
ルールがとてもシンプルなので、5歳児クラスで行うときはアレンジしても良いでしょう。例えば、ヒントカードを用いて謎解き形式にすると、みんなで一緒に考えながら遊びに没頭することができます。
他にも5歳児におすすめの遊びをチェックしたい方はこちらもチェックしてみてください。
保育園で室内遊びを行うときの注意点
室内遊びを行う際にはいくつか注意しておくべきことがあります。
特に梅雨時期や猛暑日が続く夏など、室内遊びが増える時期には以下の点に気を付けましょう。
事故に注意
保育園では子どもの誤飲事故が起こりやすいため、日頃から対策を講じている園も多いかと思います。
乳児クラスの子どもはなんでも口に入れてしまうので、床に物を置かないことを徹底したり、口に入れやすい小さいサイズのおもちゃは使用しないことです。
室内遊びが多くなるときは、いつも以上に細心の注意を払う必要があります。
子ども同士のトラブルに注意
狭い場所での活動時や、おもちゃをめぐって子どもがひとつの場所に集中しているときなどは、トラブルが起きやすいため注意が必要です。
自分の気持ちを言葉でうまく伝えられなかったり、思い通りにいかないとつい手が出てしまう子もいます。
子ども同士で解決できなさそうな喧嘩や怪我をする恐れがあるときは、保育士がすぐに介入して止めましょう。
保育園での室内遊びは子どもの発達が促されるようなものを取り入れよう
保育園で行えるおすすめの室内遊びを紹介しました。
室内遊びを行うねらいや重要性は年齢によって異なります。事故や怪我に注意しながら、各クラスの子どもの発達に応じた室内遊びを行いましょう。
記事公開日:2021.11.30
記事更新日:2021.12.07