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2019.03.20

保育園で4歳児クラスの担任になったら?

4歳児クラスの特徴とは?

 保育園における保育士の配置基準は、年齢が上がるごとに手がかからなくなることから、徐々に対応人数が増えていきます。
そのため3歳児の保育では20人だったところが、4歳児になると一気に30人に増えます

そして、4歳児は心も体もますます発達して、日常生活のさまざまなことを上手にできるようになります。
保育園の生活の中でも、「こうしたらもっと面白いかも」と工夫を凝らして遊んだり、「○○ちゃんと一緒に遊びたい!」とお友だちと遊ぶ楽しみを知ったりと、これまで以上に行動の幅が広がっていきます

 
そのため保育士は担当人数が多いことを意識し、常に集団行動で動いているということを認識していなければなりません。
しかし、保育士一人で30人もの子どもを相手にするとなると、もちろん目の行き届かない部分も出てきてしまいます。
そんなことから大きな事故や子どもが危険な目に遭わないようにするためにも、4歳児クラスの子どもの特徴や、担任になった時に気をつけておきたいポイント、子どもとの関わり方についてご紹介します。

子どもたちと過ごす毎日をより楽しいものにするためにも、是非参考にしてみてください!
 

4歳児クラスの子どもの特徴

身体・運動機能の発達

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4歳児になると、生活全般で一人でできることが増えたり、子ども同士で一緒に遊ぶようになります。
そして生活の中での姿が変わるだけではなく、身体の筋力が発達したり、運動機能が大きく変化したりします。
身体や運動機能の変化によって、ケンケンが左右どちらの足でもできるようになったり、ひもを結んだり、お箸を使ったりと、手先が器用に動かせるようになるのも特徴です。
 
保育園での遊びの中でも、人間の絵を描くときに目や鼻、口などのパーツまで細かく表現できたり、片足でジャンプやスキップをしたりと、自分自身の体を器用にコントロールできるようになってきます

自分自身の身体をコントロールできることで、4歳児になると「~しながら、~する」という行動もできるようにもなります
例えば、遊びや活動の中でボール遊びをしたとすると、以前まではボールを転がしたり、投げたり取ったりという単純な行動だったところが、片足立ちでボールを相手に投げる、取るということもできるようになるでしょう。
さらに筋力がつき、身体が発達するため、自分の体重を自分の両腕で支えることができるようになります。
そのため、手押し車や逆立ちなどのこれまでとは違う少し難易度の高い遊びにも挑戦しようとします。
 

4歳児の遊びの変化

4歳児は子ども同士の関係が深まる時期です。だんだんと他人の気持ちを理解することができはじめ、「相手がどう思うか」を考えて話ができるようになります。
子ども同士でのコミュニケーションをとり、自然と一緒に遊ぶ機会も増えていきますので、クラスにも連帯感が生まれ、保育園のクラス単位での行動がしやすくなります。
 

集団行動に欠かせない自制心の芽生え

保育園でお友だちとの関わりが増えることで、少しずつ「みんなと仲良く遊ぶためにはどうすればいいのか」を子ども自身が考え、学びます。
そして、すべて自分の思い通りにしなければ気が済まない、という赤ちゃんの段階から大きくステップアップして、「気持ちのコントロールをする力(自制心)」を身につけていきます

4歳児になると、自ら進んで年下の子どものお世話をしたがったり、一緒に遊びたがったりします。
年下の子どもと関わる中で、遊びの最中に顔をつままれたり、おもちゃを取られたりしても、我慢できるようになります。
このような姿も自制心が芽生えている証拠です。

4歳児の言語

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4歳児になると2つ以上の語彙を使って話せるようになりますし、主語・述語を組み合わせた文章を話すようになります
また4歳児になると汚い言葉を使うようにもなります。このような言葉を多様する子どもたちは、想像上の友達を作りながら修正可能な世界を広げて遊んでいるに過ぎません。汚い言葉を使う子どもを見かけると、つい「そんなこと言わないの!」と注意をしたくなりますが、このような言葉を注意するのではなく、その言葉がより調子のいい言い回しができるように援助していきましょう。

加えて、4歳児になると年上の子どもへの憧れも強くなり、年上の子どもの口調を真似するようになります。
相手のことを「アンタ」「オマエ」「~さん」などと呼ぶ姿が見られることもあるので、こういった場合には、相手の気持ちになって考えるように、子ども自身に考える時間を設けることをオススメします。
 

4歳児クラスの担任が気をつけたいこと

子どもの気持ちに耳を傾ける

4歳児は、集団で何かをする機会が増えてきます。
保育園で行う発表会や運動会など、みんなで一緒に成し遂げなくてはならないときに、「やりたくない」と自己主張する子どもがいて、困ってしまった経験のある保育士もいるでしょう。

心が大きく成長している4歳児に対しては、やみくもに「こうしなさい」と指示をするのでは逆効果です。
こういった場合には、いったん子どもの気持ちを受け止め、どうしたらいいか子どもと一緒に話し合ってみましょう。
「みんなで一緒にやるとこんなに楽しいよ」「○○ちゃんはどうしたいのかな?」「こうしてみるのはどうかな?」という提案をして、保育士の思いを上手く伝えながら、子どもの意見を取り入れた解決策を導き、自然に子どもの「やりたい」という気持ちを引き出して、モチベーションにつなげていけるようにしましょう
 

ルールやマナーを伝えていく

他人との関わりが増えるこの時期は、4歳児にとって「仲良く遊ぶにはどうすればいいか」「なぜ順番を守らなければならないのか」といったルールやマナーを学ぶよい機会でもあります。集団で遊ぶとき、ケンカが起きたときには、保育士が少しずつルールやマナーを伝えていきましょう。

すぐには身につかなくても繰り返し伝えることで、徐々に理解し、当然のようにルールやマナーを守れるようになってきます。
そのためには、保育士の根気強さが大切です。
 
 

4歳児とのかかわり方とは?

子どもたちの話をきちんと聞く

4歳児になってくるとボキャブラリーが増え、表現豊かに会話ができるようになってきます。
そのため自分の気持ちを言葉で上手に伝えられ、会話のキャッチボールがスムーズになります。
保育園の中でも急激におしゃべりが活発になってくるでしょう。

その分「たくさん自分の話を聞いてほしい」と子どもたちが話しかけてくることも多くなります。
担当人数が多い4歳児クラスの担任の保育士は忙しいと聞き流してしまうこともありますが、子どもの話を聞き流すことは、子どもの気持ちを傷つけますし、子どもが「この先生は私の話を聞いてくれない先生なんだ」と思い、コミュニケーション不足から信頼関係が崩れることも考えられます。
そういったことを防ぐためにも、しっかりと子どものほうに体を向け、「ちゃんと聞いているよ」と伝わるよう子どもとは関わるようにしていきましょう
そうすることで子どもも安心して会話を楽しむことができます。
 

まとめ

保育園の4歳児クラスでは、保育士一人あたりが受け持つ子どもの人数は増えますが、一人で一通りのことができる子どもも増えて、つきっきりのサポートをする必要もなくなり、だいぶ手がかからなくなったと実感する機会も多いかもしれません。

しかし、4歳児にはまだ自分でできないことや知らないこともたくさん。
甘えたいときや構ってほしいときもあります。保育士は子どもの様子をよく観察して、時には抱きしめてあげてスキンシップをとったり、着替えを手伝いながら話を聞いてあげたりして、子どもが安心して保育園に通えるための配慮は忘れないようにしましょう。
 

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・くれよんのくろくん(4・5歳児絵本)
・ともだちや(幼児向け絵本)

記事公開日:2019.03.20

記事更新日:2019.03.19