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2019.03.04

保育園で3歳児クラスの担任になったら?

3歳児クラスの特徴とは?

保育園における保育士の配置基準は、年齢が上がるごとに手がかからなくなることから、徐々に対応人数が増えていきます。
1~2歳児の保育では保育士1人あたり6人を担当する体制だったのが、3歳児の保育になると一気に20人にまで増えるのです。

そのため3歳児クラスの担任になった際には、保育士であるあなたが「集団の子どもたちを一人で見る」ということを意識することが大切になってきます。
また人数が増えることを意識するのと共に、1~2歳児クラスの子どもたちを保育する時とは、違う視点からの3歳児の子どもたちを保育をすることが求められます。

今回は、3歳児の子どもの特徴と担任になったときに気をつけたいことや子どもとの関わり方などをご紹介します。
 

3歳児クラスの子どもの特徴

身体・運動機能の発達

3歳児は心も体もどんどん発達して、子どもが一人で出来ることが増えてくる時期です。
全身が発達することで、跳ぶ、走る、よじ登る、投げるという動作も力強くなってきます。
さらに出来る運動が増えるため、後ろ歩きや横歩き、つま先歩き、かかと歩きとさまざまな運動に子ども自身が進んで挑戦しようとします

3歳児の特徴は身体の発達だけではありません。
運動機能も大きく変化し発達します。以前よりも指先を上手に動かせるようになり、はさみで切ったり、折り紙をしたりすることも徐々にできるようになっていきます。

日頃の保育の中で見られる姿としては、洋服のボタンも自分でかけられるようになり、保育士がサポートしなくても1人で着替えられる子が多くなります。
ほかにも、絵本のページを1枚ずつめくる、ご飯を1人で食べる、足を交互に出して階段をのぼるなど、日常生活に必要な動作がどんどん身についていきます。
 

3歳児の言語

3歳児になると安定して、コミュニケーションをとることができます。
また3歳児になると自分のことを「ボク」「ワタシ」と言ったりします。
3歳児の子どもは自分の思いを言葉にして伝えることが出来るようになるため、子ども同士のコミュニケーションがよく見られるのも3歳児クラスの大きな特徴と言えるでしょう。
 

3歳児の遊びの変化

1~2歳児の頃は保育園にいるほかの子どもたちの様子が気になっていても、1人で遊んだり保育士などの大人と遊んだりしていた子どもも多かったのではないでしょうか。
それが3歳児になると、お友だちと一緒に遊ぶ楽しさがわかるようになってきます。
3歳児になるとこれまで1人遊びだったのが、「集団遊び」になってくるというわけです。

そのため活動に「集団遊びを楽しむ」という目的を取り入れた鬼ごっこなどの活動を取り入れることもできるようになります。
遊びの中の簡単なゲームのルールも理解できるようになるため、ジャンケンやかくれんぼなど、遊びのバリエーションも増えますね。

また、3歳児になると「○○ちゃんと遊ぶ」と言う子どもも増えてきます。これは上記にもお伝えしたとおり、子ども同士のコミュニケーションがとれている証拠です。
3歳児になると保育士などの大人に仲介されることなく、子ども自身が好きなお友達と30分ほど遊べるようになります。

さらに3歳児になると遊びの好みが出てくるため、男の子と女の子のおもちゃの好みや遊びの好みが異なってきます。
そのような場面が自分のクラスで見られるようになった場合には、保育士は子ども達が自由に好きなおもちゃで遊べように環境作りをすることが大切になってきますし、男女問わず楽しめるさまざまな種類のおもちゃを用意しておくようにしましょう。
 

3歳児クラスの担任が気をつけたいこと

担当人数が多いことを意識する

3歳児は保育園の園庭を走り回ったりして、あちこちから「せんせー!」と呼ぶ声が聞こえてくるようになります。
保育士は広い保育園内にアンテナを張り巡らせて、子どもたちの安全や状況に注意を払いながら、保育をすることが求められます

担当人数が増えることで、保育士の目の行き届く範囲は限られてきますが、子どもが危険な目に遭うことがあったり怪我をしたりして、保育士であるあなたが「見ていませんでした」というのは通用しません。
保育士の業務内容の厳しい部分になりますが、注意して全ての子どもたちに目が行き届くよう心がけましょう。
 

コミュニケーションの基礎を教える

3歳児はお友だちと遊ぶ機会も増え、「相手の気持ち」を少しずつ理解できるようになってくる時期でもあります。
保育園で過ごす時間のなかでも、「こんな風にされたら相手はこう思う」といった相手の気持ちを思いやる大切さを伝えていくようにしましょう。

子ども同士のケンカも単に仲裁するのではなく、保育士は「なぜケンカになったのか」をそれぞれに考えさせることも必要です。
自分の気持ちを素直に言葉にしたり、相手の気持ちを聞いたりする経験を通じて、コミュニケーションの基礎を教えてあげましょう
 

我慢する力を育てる援助をする

これまでの年齢では、保育士がいくら「ダメだよ」と諭しても理解ができず、なかなか我慢ができなかった子も多いでしょう。
3歳児になると、言い聞かせれば少しずつでも我慢を覚えるようになります。

3歳児は、自分の気持ちをコントロールする(セルフコントロール)ことを身につけるに適切なタイミングです。
もちろん、保育園で何でもかんでも我慢させる必要はありませんが、保育士は子どもの好き勝手を許すばかりではなく、少しずつ子どもが気持ちをコントロールできるように優しい声かけから始めていきましょう。
 

3歳児クラスの子どもとの関わり方

手先や頭を使った遊びを取り入れる

上記にもお伝えしたとおり、3歳児になると運動機能などの発達が大きく見られます。
そのため発達を促すよう、頭や指先を使った遊びを活動に取り入れると良いでしょう。

例えば、粘土やパズルです。子どもたちに好きなテーマ(動物、乗り物等)を決めて、粘土遊びやお絵かきをさせてみましょう。
手先を使った遊びは、脳の発達にもよい影響を与えますので、積極的に取り入れるのがおすすめです。
またおままごとや電話ごっこもなどの「ごっこ遊び」も子どもの想像力を豊かにします。
保育園では保育士役と園児役など分かれて「保育園ごっこ」をして遊ぶのも楽しいですよ。
 

大人の真似は何でもしたい3歳児

3歳児くらいになると学習能力も高くなることから、保護者や保育士の話を真似することもあります。
時には保育士が自覚していない口癖を真似されてびっくりする、なんてこともあるかもしれません。
子どもたちが常に見ているということを意識して、できる限り丁寧な言葉遣いをするようにしましょう。
また子どもが見たり聞いたりする物事の真似をすることは、観察力や表現力を広げることにもつながるので、毎日の遊びの中にも、上手に取り入れて子どもたちの発達を促していきましょう。
 

まとめ

3歳児にとって、保育園で過ごす毎日は学びの連続であり、さまざまな刺激を受けています。
保育士は保育園の中でできることを最大限実践しながら、子どもたちの心と体の発達を積極的にサポートしていくことが重要です。
想像力豊かな子どもに負けないように、自由なアイディアで毎日の保育を充実させていきましょう!
 

 

記事公開日:2019.03.04

記事更新日:2019.03.04