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2019.02.21

辛く長いお付き合いになる? 保育士の職業病とその対策4選

「保育士は私の天職」「生涯続けていきたい仕事」と思ってはいても、保育士ならではの職業病に悩まされている人は多いかもしれません。

「ついつい、夫を子ども扱いしてしまう…」なんていう可愛らしい職業病であればいいのですが、中には深刻なものも。長く続けたい保育士の仕事だからこそ、早めの対策が肝心です。

今回は「保育士なら誰でもかかる可能性のある職業病」についてスポットをあててみました。

1 保育士の職業病、代表格は「腰痛」

少し古い資料にはなりますが、日本保育協会が2002年に行った保育士の健康障害に関する調査によると、発生率の高い健康障害のトップは腰痛症で87%! 10人の保育士が要れば約9人が腰痛に悩んでいる計算です。

保育士は自分よりはるかに背の低い子どもに合わせて腰をかがめたり、長時間子どもを抱っこしたりと、腰に負担がかかりやすい職種。腰痛の種類も、ヘルニアやぎっくり腰、椎間板関節症などさまざまな症状があり、それに合わせた治療が必要です。

腰に少しでも痛みを感じたら、迷わず早めに病院に行きましょう。症状を悪化させないためには、日頃から筋力をつけたりストレッチしたりして、体の柔軟性をキープする努力を。

改正保育制度施行の実態及び保育所の運営管理に関する調査研究報告書 平成14年度
http://www.nippo.or.jp/cyosa/hei14/03/03_02_06.htm

2 早食いによる胃腸炎から膀胱炎まで!時間のなさから来る職業病も

1人でクラスを受け持つと、毎日が時間との戦い。子どもたちと一緒に食べる「給食の時間」であっても、保育士は自分の分をサッと食べて、保護者への連絡事項をまとめたり、書類を書いたりする時間にあてていることが多いのです。それに慣れてしまうと、プライベートでも早食いが習慣化してしまうことも

そのほか、保育士は一瞬の気のゆるみが事故やけがにつながることを知っているため、子どもから目が離せません。トイレに行くのも一苦労です。気がついたら帰る時間まで一度もトイレに行けていなかった……ということすらあります。

女性は体の構造上、細菌が膀胱に侵入しやすく膀胱炎になりやすいと言えます。一度かかると再発しやすい膀胱炎ですので要注意です。保育士同士で協力し合い、なるべくトイレを我慢しないで済むようにしましょう

3 ひざの黒ずみや日焼け!美容には疎くなる!?

子どもの目線に合わせて、床に膝をついたり、フローリングで正座をしたりすることの多い保育士。気がついたら膝が黒ずみやガサガサに!黒ずみやガサガサは皮膚の角質化が原因ですので、毎日の入浴時にピーリングとしっかりとした保湿を行い、皮膚をやわらかい状態に戻してあげましょう。

また、夏場は子どもたちと一緒に長時間外にいることも珍しくありません。忙しさから日焼け止めを念入りにすることもできず、気がついたら子ども同様に真っ黒に日焼けしてしまう……なんてことも

これも保育士の職業病の1つです。「暑いから」「面倒だから」と思わず、帽子や長袖の服、首もとのタオルなどを活用して、肌や髪に紫外線をあてないように工夫しましょう

4 さまざまなストレス性の症状にも注意!

子どもたちの安全を守る立場にある保育士は毎日が緊張の連続。さらに業務量の多さや保護者対応など、さまざまなストレスから「うつ病」や「自律神経失調症」などのストレス性疾患にかかる保育士もいます。真面目で頑張り屋さんであればあるほど、ストレスをため込み、我慢してしまうため症状を悪化させてしまいがちです。

「なんだか気持ちが乗らない」「疲れが取れない」などの症状が出たら、早めにストレスを緩和・発散させましょう。思い切り友人と遊ぶ、エステやヨガに行く、お笑いライブを見に行く、スポーツする、好きな音楽を聴く、ショッピングする、旅行に行く、どんなことでも良いので、心と体をリラックスさせてあげましょう。

保育士の仕事を長く続けるには、これらの職業病とも上手く付き合っていくことが求められます。どんな症状であっても、早めに対処し、我慢せずに自分の心と体をいたわることを第一に考えるようにしましょう

記事公開日:2019.02.21

記事更新日:2019.02.21