達観? 客観? てぃ先生仙人になる
小浜:あとはもう質問大丈夫ですか??けっこうすっきりしてきました?
別に保育園・幼稚園だけじゃなくて人間関係の切り抜け方について学びがありましたね。納得感がありました。
てぃ先生は、さっきの保育観のなかの怒らないっていうのもでしたけど、ゲームとして砂場の中でもりあがって違う場所にいる子を惹きつけるだとか、全体を俯瞰して人の配置を変えればいいのかとか、そういうところから物事を見てますよね?
てぃ先生:そうですね
小浜:いつからそういう、良い意味で諦めようになったんですか?
てぃ先生:2年目かな
小浜:結構早い!今日来てくださっている方々が3年目の方ばかりだから、やっぱり、その頃は苦しみの時期なんですね
じゃあ1年目現実に苦しんで~?
てぃ先生:苦しみましたね~
すごく辞めたいと思いました
一同:えーーー
てぃ先生:何でこんなに働いて18万円なのっていう
小浜:はいー、皆さんうなづいてますね(笑)
2年目から何で諦めの境地にいったんですか?
諦めても保育士を辞めずに継続って方向に。
てぃ先生:何だろう。
いい意味でも悪い意味でも全部ばかばかしくなって
諦めてみようと思って全部諦めたんですよ、3日間くらい
小浜:へぇ~~
てぃ先生:たしか、水木金で
一同:(笑)
てぃ先生:水木金あきらめたら、その水木金がやたら楽しくて土日も最高だったから、
全部(諦めて)受けいれようと思って1週間2週間やったんですよ。
そしたらもう逆に前を向いて楽しくなって
小浜:これをどう変えてやろうっていう気持ちになったということですか?
楽しい方に目線をむけるみたいな。
てぃ先生:原因に対していつまでも悩んでいても無意味ですよね。
いらいらした人がいたとしても、全部しょうがないんで。
まずは自分が変えられることから変えていこうかなというかんじですね。
小浜:えーすごい!
それが今の保育観の“怒らない”に繋がっているんですか?良い意味での諦めというか。
深いですね、勉強になりました。
たぶん私は2年目~3年目でこの時期に辞めちゃっていて、逆に諦めの境地にいけずいらっときてイライラのまんまだったでした。
てぃ先生:諦めたとはいっても言わなきゃ損で、
子ども達が興奮して、場が収まらないことや落ち着かないことも当然あって。
簡単に言うと、最初の方は子どもが騒いでいるときにわーっとなっていたのを
「こらっ!」て言って子ども達がシーンとなっていたのが
「あれは何だ!?」って遠くを指差して言ったらシーンてなるような変化のことです。
そっから、じゃあ話するとか、遊びを新しい魅力的なものにするとか、子ども達の集中の向け方を変えるんです。
叱って集中を向けるのではなく、遊びのほうに集中させる。楽しい方に目線をむけるみたいな。
結果としてはよかったのかな・・・と。
小浜:なるほどー
とはいえ、毎日何十人って子供を見ているじゃないですか
なかなかここの境地にいくってすごいですよね。
私そんな余裕なかったです
てぃ先生:幼稚園とはちょっと違いますよね副担当とか
うちのクラス、副担当3人いますよ
一同:えーーー
小浜:まみちゃん、クラスって何人ですか?
とりあえず最近は一回後ろを向いて落ち着くようにしています(笑)
まみ:30人です
小浜:てぃ先生は保育園で25人を3人でみているんですね。
まみちゃんは幼稚園で30人を1人でみているんですね。
確かに「キーッ」てなりますよねー
まみ:はい・・・
とりあえず最近は一回後ろを向いて落ち着くようにしています(笑)
一同:すごーい!えらいー
小浜:それで一旦冷静になりますか?
まみ:はい、冷静になるんですけど違う箇所でたびたび起きるので
保育終わった後すっごい疲労感たっぷりになるんです。
だいぶ自分も3年目で余裕がでてきて、子どもに対しての向き合い方が変わったと思います。
小浜:ある意味、1、2年目っていうところが山なんですね
てぃ先生:そうですねー。
あとはこの職業って、いかに自分の理想の職場にたどりつけるかだと思うんですね。
自分がどうこう考えるかというより、自分が考えたことを達成できる場所じゃないと結局自分が信用できない。
自分に合う職場を見つけるって言うのが僕は一番手っ取り早いと思うかな。
30人を一人で見ていていいやって思える人がそこに就けばそこが最高だと思うし、無理だよって思う人がいるから無理だよって言う。
自分が一番合う職場をみつけるのがいいんじゃないかって思います、保育ひろばで。
小浜:ありがとうございます!(笑)
てぃ先生:自分の活かせる職場を!保育ひろばで!
一同:(笑)(拍手)
- 目次
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- 第1回 てぃ先生の保育観とtwitterの始まり
- 第2回 怒らない、向き合う保育
- 第3回 皆の最大の悩み、人間関係
- 第4回 人を動かすって難しい
- 第5回 達観? 客観? てぃ先生仙人になる
- 第6回 子供の人気の取り方
- 第7回 みなし残業って?
- 第8回 インターン時と入社してからのギャップ