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2021.10.29

保育園で使える11月のおたよりアイデア12例&書き出し文を紹介

保育園で使える11月のおたよりアイデア12例&書き出し文を紹介

11月は秋から冬へ季節が移り変わる時期ですので、冬に向けての子どもたちの様子の変化や、行事などの連絡事項をおたよりで分かりやすく伝えられると良いでしょう。

おたより作成に役立つポイントについても解説していますので参考にしてください。

保育園の11月おたよりに使えるアイデア12例

11月のおたよりでは秋だからこそ楽しむことができる遊びの内容や活動について書くと、子どもの様子に加えて季節感も感じることができます。

保育園での子どもの様子を伝える文例

入園したての頃はまだお座りしかできなかった子どもたちも、伝い歩きができるようになりました。

先生と手をつないで秋の風を感じながら少しずつお散歩も楽しめるようになってきています。

園庭の落ち葉を踏んで「サクサク」「カサカサ」という音を楽しんでいます。

葉っぱの色が変わることを不思議に思う子どもや、色々な形の落ち葉を見つけては嬉しそうに見せてくてくれます。

クラスの本棚に新しい秋の絵本が仲間入りしました。

おいもをどうぞ」という絵本を手に取って、じっとさつまいもの絵を見つめたり声に出して読んでみたりと、読書の秋を楽しんでいます。

運動会という大きな行事が終わり、クラスの団結力が増してきました。

子ども同士で助け合う場面も最近ではよく見られます。

次の一大イベント、発表会に向けてまたみんなで協力して練習を始めていきます。

初秋には虫のにぎやかな声がたくさん聞こえていましたが、虫たちもだんだんと冬眠の準備をしはじめているようです。

虫が大好きな子どもたちは少し寂しそうですが、季節の変化を感じてくれているようです。

〇〇クラスでは、園庭で拾ってきた落ち葉を紙に貼り付けて、みんなで製作をしました。

赤・黄色・茶色とカラフルな葉っぱたち思い思いに貼って素敵な作品が出来上がりました。

子どもたちにとって艶のあるキラキラ輝くどんぐりは宝物のようです。
集めるのに夢中になってポケットからはたくさんのどんぐりが溢れていました。

落ち葉や松ぼっくりを集めて、おままごとの食材として使うのが子どもたちの中で流行っています。

お友達に「はい、どうぞ」と松ぼっくりのケーキでおもてなしをするなど、子どもたちなりに工夫して遊ぶ姿が見られます。

行事や予定をお知らせする文例

11月おたより2

11月3日は文化の日です。芸術の秋という言葉もありますので、子どもたちにもお絵描きや工作などさまざまな体験をしてもらい、表現することの楽しさを味わってもらいたいと思います。

11月15日は七五三です。七五三は子どもの成長を祝い、これからの健康を願う日本の伝統行事です。

子どもにとって楽しみな「千歳飴」には、細く長く粘り強く長生きしてほしいという意味が込められています。

食育に関する文例

秋は旬の食べ物がたくさん、甘くてホクホクのさつまいもが美味しい季節ですね。

さつまいもには食物繊維がたっぷり!ビタミンCやビタミンEを豊富に含むさつまいもは、子どもにとって栄養価の高い食材です。

効率よく栄養を摂取するためには皮つきのまま、さつまいもご飯やふかし芋にするのがおすすめです。

11月8日は「いい歯の日」です。ご飯を食べるときは、どちらかに偏らず左右バランスよくたくさん噛むことが大切です。

よく噛むことは、あごの発育や虫歯予防にも効果的です。

歯ごたえのある食材は自然と噛む回数も増えますので、ぜひご家庭での食事に根菜類などを多く取り入れてみてください。

保育園の11月おたよりに使える書き出し文例

11月おたより3

書き出し部分は、おたよりの印象を左右する重要な箇所です。

特におたよりを初めて作成する新人保育士の場合は「どう書けばいいか分からない」と悩んでしまうかもしれません。

しかし、書き出し文に関しては基本的に季節の挨拶が主なので、今回ご紹介する文例を少しアレンジするだけでも大丈夫ですよ。

挨拶といっても難しく考えすぎる必要はありません。子どもの様子を交えながら季節感のある文章にしましょう。

秋晴れの空の下、子どもたちは園庭の落ち葉やドングリを拾い、遊びの中に取り入れて楽しんでいます。

暦上ではもうすぐ冬、「立冬」が訪れます。風も一段と冷たくなってきましたが、子どもたちはへっちゃらで元気良く外を走って遊んでいます。

秋から冬へ移り変わる季節となりました。子どもも大人も風邪を引かないよう予防をしながら冬を乗り越えていきましょう。

寒暖差が激しく朝晩は冷え込むようになりましたが、日中のポカポカお日様の下で子どもたちは砂遊びや、だるまさんがころんだなどを元気いっぱい寒さに負けず遊んでいます。

園の近くの公園では紅葉やイチョウが赤や黄色に染まり、お散歩をしていても秋を感じられます。

秋も深まり、肌寒い日も多くなってきました。

これからますます寒くなり、感染症が流行る時季にもなりますので体調管理に気を付けて丈夫な身体づくりに取り組んでいきます。

足元を彩るフカフカの落ち葉やどんぐりが秋を感じさせてくれます。

子どもたちは落ち葉のベッドにゴロンと寝転んだり、足で踏んで感触を楽しんでいます。

「秋は夕暮れ」と枕草子で書かれているように、秋は夕暮れ時が1番美しい時間帯です。

ひんやりとした澄んだ空気で園庭から見える夕日がより一層きれいに感じられます。

すっかり涼しくなり、ようやく紅葉も赤く色づき始めてきました。

園庭の木々たちもひらひらと葉を落とし、自然の絨毯が出来上がりました。

保育園の11月おたより作成で押さえるべきこと

子どもを1日保育園に預けている親は、子どもが園でどのように過ごしているのか、なかなか知ることができません。

なので、日々行っている保育をできる限り詳しく紹介し、子どもの成長を感じ取ってもらえるようなおたよりを作る必要があります。

おたよりの作成は慣れるまで大変かもしれませんが、押さえるべきポイントをしっかり把握しておくことで、スムーズに作成できるようになります。

子どもの園生活の様子を伝える

おたよりに載せる子どもたちの様子は、「いざ書こう!」と思ったときに、なかなか思い出せなかったりするものです。

日頃から子どもを見て感じたことや面白いエピソードなどは都度メモにして残しておくと、おたより作成の際に役立ちます。

書き出し文以外にも、季節ならではの出来事や遊びの内容を書くと良いでしょう。

ただし、子どもの個人的なエピソードを載せるのは個人情報の観点から注意が必要です。

また子どもの写真を載せる際は、事前に保護者に確認を取っておかなければなりません。

11月のおたよりには風邪予防も記載しよう

11月になると気温もグッと下がり、本格的な冬の訪れを感じ始める時期です。

この時期になると風邪を引く子どもが増えてくるので、おたよりでは「風邪予防」についても触れると良いでしょう。

例えば、「手洗いうがいが習慣づくように、保育園では手洗い歌などを取り入れて楽しく行っています」など、書き加えるのも良いかもしれません。

手洗いうがいは毎日行う基本的な生活習慣のひとつですので、ご家庭でも習慣づけてもらえるよう、おたよりでお願いしてみてはどうでしょうか。

正しい手の洗い方などをイラスト付きで紹介するのもおすすめです。

おたよりにはイラストを使用しよう

保育園によっておたよりの作成ルールは異なりますので、「全て手書きで書く」という園もあるかもしれません。

しかし手書きでもデジタルでも、イラストはぜひ入れてください。

作成していると気付きにくいのですが、文章ばかりのおたよりはかなり見づらいので、イラストや写真を活用しましょう。

インターネットで検索すると無料のイラスト素材サイトが出てきます。

季節感のあるイラストや子どもなど人物のイラストを使うと見た目にも楽しいおたよりを作ることができます。

大事なことは「保護者にとって見やすく分かりやすく」なので、内容はもちろんですが、ぱっと見で思わず読みたくなってしまうような見た目にすることも大切です。

誤字脱字に気を付ける

おたよりが完成したら、誤字脱字がないか必ずチェックしましょう。最近は手書きよりパソコンで作成する園が増えているため、打ち間違いも起こり得ます。

自分でチェックすることも大事ですが、できることなら他の保育士にも確認してもらうと良いでしょう。

その月が誕生日の子どもを紹介する

必ず記載するべき項目ではありませんが、多くの園でおたよりにその月に誕生日を迎える子どもの名前を紹介しています。

「〇月生まれのおともだち」という見出しで、おたよりの中で紹介してあげると保護者に喜ばれるでしょう。

子どもの誕生日の日付は間違えないように注意してください。

ただし、現在はプライバシーの問題もあって本名は記載せずイニシャルだけにしている園も多いようです。

保護者にお願いをする際に気を付けること

おたよりの中に、家庭でお願いしてもらいたいことを記載する際には丁寧かつ簡潔に書くことを心掛けましょう。

大切なお願い事は文字を太字にするなど、少し強調して書くとより目立ちます。

11月になると薄着では肌寒いため、暖かい格好で登園させる家庭が増えます。

しかし子どもたちは日中外を思いっきり駆け回って汗をかきますので、脱ぎ着しやすい服装が好ましいです。

ご家庭には体温調節がしやすい服装で登園してもらうようお願いしましょう。

保育園での子どもの様子が伝わるような11月のおたよりを作成しよう

おたよりは毎月作成するものですが、今回は保育園で使える11月のおたよりについてご紹介しました。

季節感のある書き出し文や、普段の子どもの様子どちらも織り交ぜながら書けると良いでしょう。

最初は作るのに時間がかかってしまうかもしれませんが、アイディアや文例を参考に工夫して作成してみてください。

記事公開日:2021.10.29

記事更新日:2021.10.29