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2022.01.12

子どもが楽しめる手洗いの歌7つや手洗いのタイミング、重要性について

子どもが楽しめる手洗いの歌7つや手洗いのタイミング、重要性について

保育園で手洗いの歌を上手に活用することで、子どもに正しい手洗い方法を楽しく覚えてもらうことができます。

紹介する手洗い歌を取り入れて、手洗いを習慣化していきましょう。

子どもが楽しみながら手洗いを覚える歌7つを紹介!

手洗い歌は子どもが楽しんで手を洗えるきっかけを作ってくれるものです。

子どもたちが楽しく手洗いできるような歌を選んであげましょう。

ここでは、おすすめの手洗いソングを7つ紹介します。

手洗いの歌(1) あわあわてあらい

「あわあわてあらい」は、花王株式会社が公開している手洗い歌です。

なかでも「しまじろうバージョン」では、子ども達が大好きなしまじろうが手洗いを実践しています。

子どもはしまじろうに惹かれて、進んで手洗いをしてくれるでしょう。

手洗い歌を通してしまじろうの親子と一緒に正しい手洗い方法が学べます。

歌のメロディーに乗せて「おねがいのポーズ」「おやまのポーズ」など、子どもに分かりやすい説明で手洗いができるようになっています。

手洗いの歌(2) シャボンちゃんの手あらいうた

石鹸メーカーで有名なシャボン玉石けん株式会社が公開している「シャボンちゃんの手あらいうた」は、テンポの良いリズミカルなメロディーが印象的な手洗い歌です。

公式キャラクターであるシャボンちゃんが可愛く踊りながら手洗いを教えてくれます。

「シュシュッシュー」や「キュキュッキュー」の繰り返しが聞いていて楽しく、歌を覚えることで自然と正しい手洗いの順番も覚えることができます。

手洗いの歌(3) 手洗いシャブンシャシャ

「手洗いシャブンシャシャ」は学校保健会が提供している手洗いの歌です。

「シャブン シャ シャ」と独特な響きの言葉が耳に残るので、子どもにも覚えやすいのではないでしょうか。

遊んだ後食事の前など、手洗いをするタイミングも歌詞に含まれています。

手洗いの歌(4) てあらいうがいのうた(手をたたきましょうの替え歌)

有名な童謡として知られる「手をたたきましょう」をアレンジした手洗いソングです。

「手を洗いましょう ジャブジャブジャブ」と、おなじみのメロディーに合わせて手洗いを楽しむことができます。

歌の途中で「うがいしましょう がらがらがら」とうがいも勧めているため、手洗いうがいがセットで覚えられます。

手洗いの歌(5) てあらいのうた(きらきら星の替え歌)

続いても替え歌の手洗いソングです。

きらきら星のメロディーに手洗い歌を乗せて、手のひら、手の甲、指の間、爪、手首まで洗うことを一連の流れを通して覚えることができます。

普段から慣れ親しんでいる音楽だと、子どもにも関心を持ってもらいやすくなるでしょう。

手洗いの歌(6) おててをあらいましょう

「おててをあらいましょう」は手洗いソングでもあり、手遊び歌でもあります。

曲が短く手遊びの内容も簡単なので、乳児クラスの子どもにぴったりです。

「キュッキュッキュッキュ」と手をこする動作が含まれているので、初めての手洗い指導の導入に活用してみてはどうでしょうか。

手洗いの歌(7) PPAP-2020-(ピコ太郎)

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、芸人のピコ太郎さんが「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」をアレンジした手洗い歌を公開しました。

子どもが楽しめるメロディーとリズムなので、歌いながら楽しく手洗いをすることができます。

手洗いのタイミング

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保育園生活を送るなかで、1日のうちに何度も手を洗うタイミングがあるはずです。

保育園で子どもが手を洗うタイミングは一般的に下記のような場面が挙げられます。

 ● 給食やおやつの前

 ● トイレに行った後

 ● 外遊びをした後

 ● 工作後や粘土で遊んだ後

 ● 動物を触った後

子どもの年齢に応じて環境を整え、手洗いを行うタイミングが身につくよう促していきましょう。

上手に手が洗えたらたくさん褒めてあげて、子どもが自主的に手洗いできるようサポートしていくことが大切です。

また、園生活だけでなく自宅に帰ったらまず手洗いができるよう、保護者の方にも協力してもらいましょう

手洗いの重要性

毎年、寒い時期になり空気が乾燥してくるとインフルエンザやノロウイルスが流行します。

近年では新型コロナウイルスの感染も懸念されているため、特に保育園などの集団生活の場においては、感染対策の基本である手洗いうがいが重要になってきます。

新型コロナウイルスのように季節に関係なくかかりやすい感染症は他にもたくさんあるので「冬だから手洗いをしっかりしよう」ではなく、1年を通しての感染対策が必要です。

手洗いうがいなどは幼児期に習慣づけたい基本的な衛生行動ですので、保育園生活を送るなかで身に付けられるよう、保育士は工夫して手洗い指導を行うことが求められます。

知っておきたい!手洗いのポイントとは

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意外と大人でもしっかり手を洗えている人は少ないかもしれません。

子どもに指導する前にまずは保育士が正しい手洗い方法を知り、習慣づける必要があります。

知っておくと役立つ手洗いのポイントについて紹介します。

手洗い指導の際の参考にしてください。

石鹸をしっかり泡立てて洗う

石鹸はしっかりと泡立てることが大切です。

固形石鹸だと泡立てるのが難しいかもしれませんし、固形石鹸は石鹸置きやネットに雑菌が繁殖しているため、ハンドソープが推奨されます

特に子どもの場合は泡で出てくるタイプのものを活用すると良いでしょう。

時間をかけて洗う

手を濡らしてサッとハンドソープをつけて、なんとなく洗ったつもりでいる手洗い方法では、ウイルスや雑菌が落ちていない可能性があります。

また手のひらだけではなく、手の甲や爪の間もしっかり洗い、指は一本ずつねじり洗いしましょう。

手首も忘れないよう注意してください。

少なくとも20秒程かけて手の隅々まで丁寧に洗うよう子どもにも伝えていきましょう。

手拭きタオルを清潔に

手拭きタオルを複数の人で使いまわしていると、菌が繁殖しやすく不衛生です。

多くの保育園では子どもの手拭き用のタオルを自宅から持ってきてもらうようにしていると思いますが、毎日持ち帰ってもらい常に清潔な状態を保つようにしてください。

手洗い指導のポイントも押さえておこう

保育士は子どもに手洗いを教えていかなければなりませんが、分かりやすく手洗いの方法を伝えるためにポイントを把握しておく必要があります。

子どもに手洗いを身につけてもらうために最も重要なのは「手洗いがしたい」と思える環境作りです。

楽しい手洗いの歌を取り入れることも取り組みのうちのひとつですが、他にも例えば手洗い場にポスターを貼ることも効果的でしょう。

保育士が言葉で伝えるよりも、目で見て分かりやすい可愛いイラスト付きのポスターの方が子どもに興味を持ってもらえる可能性があります。

また言葉で伝えるにしても、ただ単に「手を洗いましょう」ではなく、なぜ手洗いが必要なのか、手を洗わないとどうなるのかを子どもが理解しやすいよう工夫して説明するよう心がけてください。

ペープサートや絵本を活用してみても良いかもしれません。

手洗いの歌を活用して正しい手洗いの仕方を楽しく覚えよう

子どもが楽しめる手洗いの歌を紹介するとともに、手洗いのタイミングや重要性について解説しました。

基本的な感染対策として習慣づけたい手洗いを園生活のなかで子どもに身に付けてもらうためにも、子どもが主体的に取り組むことができる環境を整えることが大切です。

今回紹介した手洗いの歌を指導に取り入れて、楽しみながら手洗いを覚えてもらいましょう。

記事公開日:2022.01.12

記事更新日:2022.01.12