2022.03.15
道具を使わない遊び10選を紹介!子どもと楽しめる室内スペースとは?
室内遊びの日やちょっとした隙間時間に取り入れられる道具を使わない遊びを知って、子どもと一緒に楽しみましょう。
今回は室内遊びができるおすすめの場所についても解説しています。
道具を使わず少人数で遊べる室内遊び5選!
まずは少人数向けの道具を使わない室内遊びを紹介します。
道具を使わない少人数でできる室内遊び①:ひざタッチゲーム
ひざタッチゲームはペアになって左手をつなぎ、その状態のまま右手で相手のひざをタッチする遊びです。
先にタッチした子の勝ちですが、慣れてきたら「〇回タッチできたら勝ち」などルールを変えてみても楽しいでしょう。
体を柔軟に動かせる5歳頃の子どもにおすすめのゲームです。
道具を使わない少人数でできる室内遊び②:マジカルバナナ
連想ゲームとして有名なマジカルバナナは、隙間時間でも楽しめる道具のいらない遊びです。
バナナからスタートし、「バナナと言ったら黄色」「黄色と言ったらレモン」「レモンと言ったら酸っぱい」と言葉をつなげていきます。
子どもの発想力や想像力が鍛えられるでしょう。
道具を使わない少人数でできる室内遊び③:身体を使ったあっちむいてホイ
通常のあっちむいてホイができる年齢の子どもであれば、身体を動かすバージョンも楽しめます。
じゃんけんをして勝った人が「あっちむいてホイ」と言いながら上下左右のどれかを指さすところまでは同じです。
負けた子どもは、上(ジャンプ)・下(しゃがむ)・右(右にジャンプ)・左(左にジャンプ)と、全身を使って上下左右を表現します。
道具を使わない少人数でできる室内遊び④:指キャッチゲーム
◇遊び方
1. 数人で輪になったら左手を輪っかにし、右隣の人の輪っかに自分の右手人差し指を入れます。
2. 保育士が「キャー、キャー、キャー…」と焦らし、「キャッチ!」と言ったら、右手人差し指は引き、左手は輪っかに入っている友達の指を握ります。
3. 指を引き抜けなかった人の負けです。
指キャッチゲームは少人数から楽しめるゲームですが、とても盛り上がります。
「キャッチ」と言うところを「キャット」と言ってフェイントをかけると面白いです。
道具を使わない少人数でできる室内遊び⑤:牛タンゲーム
◇遊び方
1. ギュウは口で言い、タンは手をたたくというルールで行います。
2. 「ギュウ・タン・ギュウ・タン・ギュウ・タン・タン」と1単語に区切って時計回りに1人ずつ進めていきます。
3. 間違えずにできたら、次は「ギュウ・タン・ギュウ・タン・ギュウ・タン・タン・タン」と「タン」を増やし、これを繰り返します。
4. ギュウのときに手をたたいたり、タンの数を間違えた人の負けです。
4人くらいから楽しめる牛タンゲームは、道具を使わない遊びの定番です。
慣れるまではタンを増やさず、スピードを落として遊んでみてください。
道具を使わず大人数で遊べる室内遊び5選!
続いて、大人数で楽しめる道具を使わない室内遊びを紹介します。
集団遊びの際の参考にしてください。
道具を使わない大人数でできる室内遊び①:かみなりゲーム
◇遊び方
1. 子どもはあおむけの状態で床に寝転がります。
2. 保育士が「ゴロゴロ…」と雷の音を発している間はおへそを手で隠します。
3. 保育士が「ドカン!」と言ったら子どもはくるっと体の向きを変えてうつ伏せになり、おへそを床につけます。
かみなりゲームは2歳頃から遊べますので、年齢に応じて言葉のスピードやボリュームを変えたりして難易度を調整してみてください。
道具を使わない大人数でできる室内遊び②:じゃんけん列車
◇遊び方
1. みんなで歌をうたいながら室内を歩き、歌が終わったタイミングで近くの人とじゃんけんをします。
2. 負けた人は勝った人の後ろについて肩を持ち、列車のような形を作ります。
3. 最後の一列になるまで1~2を繰り返し行い、先頭になった人が勝ちです。
じゃんけん列車は保育室でも行えますが、ホールなど広い場所であれば大人数で楽しむことができるでしょう。
必要なものは何もないので気軽に保育に取り入れることができます。
道具を使わない大人数でできる室内遊び③:ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは子どもが楽しめる集団遊びの定番です。
保育士さんがパッとお題を考えて子どもたちに出題すれば、道具を使わず簡単に行うことができます。
子どもの年齢に合わせて動物やキャラクター、スポーツや乗り物などを表現し、子どもたちの思考力を育てていきましょう。
より詳しくジェスチャーゲームについて知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
道具を使わない大人数でできる室内遊び④:色探しゲーム
保育室の中にはさまざまな色がありますので「〇色のものはどこだ~?」と保育士が声をかけて、色探しゲームを行ってみましょう。
指定した色の物を見つけたらタッチし、一番早く保育士のところに戻ってきた人の勝ちというゲームにしても楽しいかもしれません。
道具を使わない大人数でできる室内遊び⑤:人間知恵の輪
◇遊び方
1. クラスをいくつかのチームに分けて輪を作ります。
2. 隣以外の人と右手をつなぎます。
3. 左手も隣以外の人と手をつなぐと、知恵の輪のような絡まった状態になります。
4. 手を離さずにくぐったり身体を回転させたりしながらほどいていきます。
5. 最後に大きな輪になったチームの勝ちです。
友達と相談しながらほどいていく人間知恵の輪は、チーム戦が楽しい大人数で遊べる室内遊びです。
引っ張る力が強いと怪我をする恐れがありますので、保育士さんは安全面に配慮して行いましょう。
道具を使わない遊びができるおすすめの室内スペース
通常は保育室やホールが主な室内活動スペースになると思いますが、最近は小規模保育園や認可外保育園など小さな規模で運営している保育園が増えています。
そのため、園の大きさそのものが小さく、遊べる室内スペースが狭くて子どもを十分に遊ばせてあげられないと悩んでいる保育士さんもいるでしょう。
部屋が狭くて活動しづらいと、室内遊びの楽しさも半減してしまうかもしれません。
また、子どもたちが走り回ったときに怪我や事故が起こるリスクも高まります。
室内遊びが楽しめるスペースの確保方法や、おすすめの室内スペースを紹介します。
園の共有スペースを活用する
雨が降った日は全てのクラスの子どもたちが室内遊びをすることになりますが、ホールは人気のため使えないこともあるかもしれません。
そのようなときに活用できるのが廊下です。
廊下は直線に長く、広い運動遊びのスペースになりますので、特に乳児クラスの子どもたちはハイハイや歩く練習になるでしょう。
また、エントランスなどを室内遊びが楽しめる場所として活用している園もあります。
レンタルスペースを活用する
レンタルスペースの活用に関しては、保護者向けになります。
主に利用できる場所は都内になりますが、最近ではお子様連れでゆっくり過ごせるレンタルスペースが人気です。
自宅が集合住宅のため思い切り遊べない、急な雨で遊ぶ場所が見つからない、子連れでママ友たちと集まりたいといったさまざまな用途に応じて利用することができます。
子連れOKのレンタルスペースの多くは子どもたちが楽しめる環境が整っているため、子どもは飽きることなく室内遊びができ、保護者も気兼ねなく楽しめるでしょう。
子育て環境が多様化している現代において、保育士はこのような室内スペースの活用方法があることを知っておくと役に立つかもしれません。
道具を使わない室内遊びを知って子どもたちの遊びの幅を広げよう
今回は道具を使わずに楽しめる室内遊びを全部で10個紹介しました。
保育士と子どもが集まればその場で気軽に始めることができる遊びはたくさんありますので、保育活動の隙間時間や雨の日にはぜひ取り入れてみてください。
できる限り室内スペースを確保し、子どもたちが楽しめる活動を行っていきましょう。
記事公開日:2022.03.15
記事更新日:2023.03.24