2021.12.06
保育園で人気のうた17選!季節別のおすすめや教え方のコツ
音楽が流れれば、多くの子どもが自然と歌ったりリズムを取ったりします。日々の保育にうたを取り入れている保育園も多いでしょう。
ただ、たくさんのうたの中からうたを選ぶのは大変…という保育士さんもいるかもしれません。
本記事では季節に適した曲を厳選していますので、普段の保育や行事などで活用してみてください。
【季節別】保育園でおすすめのうた17選
保育園のうたの時間で使えるおすすめの定番の曲や、子どもに人気の曲を季節別で紹介していきます。
春におすすめのうた(3月・4月・5月)
さよならぼくたちの保育園
3月には、ほとんどの保育園で卒園式が行われます。「さよならぼくたちの保育園」は、卒園式で使える定番ソングです。
春がきた
春の訪れを感じさせてくれる一曲です。有名な日本の童謡ですので、知っている園児たちも多いかもしれません。
あなたのおなまえは
4月は入園式や進級があり、新しいお友達と出会う季節です。
「あなたのおなまえは」は、歌いながら自己紹介をすることができます。
お友達の名前を覚えるきっかけにもなるため、とくに4月におすすめです。
こいのぼり
5月5日はこどもの日です。こいのぼりの意味や由来を教え、うたに親しみを持ってもらいましょう。
うたを通してこいのぼりの制作活動につなげても良いかもしれません。
ぽかぽかてくてく
ぽかぽかした陽気の日にぴったりの曲です。ノリの良いリズムに合わせて、体を動かしたくなる園児たちも多いでしょう。
夏におすすめのうた(6月・7月・8月)
とけいのうた
世間一般ではあまり知られていないかもしれませんが、6月10日は「時の記念日」です。園児たちが時計や時間に興味を持つきっかけとして、うたの時間に取り入れてもいいでしょう。
たなばたさま
7月になると聴きたくなる七夕の曲です。保育園で七夕イベントを行う際には、導入としても使えます。
「おほしさまキラキラ~」のところは手キラキラさせる振り付けを加えるなど、園独自の楽しみ方をするのもおすすめです。
おばけなんてないさ
「怖い」と言いながらも、おばけが登場するお話を楽しむ子どもは多いです。夏祭りなどで、おばけ屋敷を作って楽しむ園もあります。
「おばけなんてないさ!」と明るくを歌ったおばけの曲をみんなで楽しみましょう。
アイスクリームのうた
暑い時期になると食べたくなるアイスクリームは子どもが大好きな食べ物のひとつです。
「ピチャチャチャ」「トロントロ」など歌詞の響きもおもしろく、園児たちは楽しんで歌ってくれるでしょう。
秋におすすめのうた(9月・10月・11月)
虫のこえ
夏が終わり、外から虫の声が聞こえてくる時期にぴったりのうたです。
うたを通して、さまざまな虫の種類や鳴き声の違いを知ることもできます。
大きなくりの木の下で
曲が短くて覚えやすく、歌詞の内容も理解しやすい曲です。誰もが一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
幅広い年齢の子どもに親しまれている一曲で、保育園で歌ううたとしてもおすすめです。
とんぼのめがね
とんぼが飛んでいる風景は、秋を感じさせてくれます。
うたをイメージして青色、赤色さまざまな色のメガネを子どもたちと作っても楽しいでしょう。
まっかな秋
園庭や公園の木々たちが色付き始める頃に歌いたい曲です。
「まっかだな」から始まるこの曲はメロディーも簡単で歌いやすく、優しい雰囲気を感じさせてくれます。
冬におすすめのうた(12月・1月・2月)
あわてんぼうのサンタクロース
クリスマスを楽しみに待ち望む子どもたちにぴったりな曲です。
「リンリンリン♪」「シャラランラン♪」とリズムに乗って楽しく歌えるクリスマスの定番ソングです。
お正月
今年もあと少し、冬休み前にみんなで歌いたいうたです。うたを通して、お正月に美味しいものを食べたり、かるたで遊んだりするイメージを膨らませて、園児たちのワクワク感を引き出してあげましょう。
雪
古くから親しまれている日本の童謡で、冬の定番ソングです。地域によっては、雪を見たことがない園児もいるかもしれません。歌いながら、冬の寒さや雪をイメージできる一曲です。
鬼のパンツ
2月は節分にちなんだ、楽しいうたがおすすめです。「鬼のパンツ」は軽快なメロディーで覚えやすい振り付けもありますので、子どもはノリノリで歌ってくれるでしょう。
冬のうたについてもっと詳しく知りたい方はコチラをチェックしてください。
保育園でうたの時間が大切な理由とは?
朝の会や帰りの会、給食の時間など保育園では1日の中でうたを歌う場面がたくさんあります。しかし、なぜ保育の現場ではうたを取り入れているのでしょうか。
子どもがうたを歌うことにはさまざまな意味や目的があります。うたが大切な理由をしっかり理解して、園児たちの成長を促していきましょう。
うたを覚えながら音感やリズム感が身につけられる
うたはメロディーに歌詞が乗っているため覚えやすく、繰り返し歌うことで記憶力を高めてくれます。うたを覚えようとすることで脳が活性化され、言葉の発達も促すのです。
また、手をたたいたり体を動かしながら歌うことで、音感やリズム感が自然と身くという効果も期待できます。
うたのイメージを膨らませることで想像力や表現力が養われる
季節感のあるうたを歌うことでその季節に興味や親しみを持つきっかけとなり、うたからイメージしたものを遊びや他の活動に取り入れることができます。
オリジナルの手遊びを作ってみたり、鈴やタンバリンなど簡単な楽器を使うなどして表現の幅を広げてあげると、子どもの表現力や感性が豊かに育ちます。
みんなで歌うことで協調性が身につく
うたは集団での一体感を感じやすく、みんなで歌う楽しさは友達との関係性も深めてくれます。
みんなで一斉にタイミングやメロディーを合わせながら歌うことで、協調性や社会性が身につき、歌い終わった後には充実感を味わうことができます。
保育園で子どもにうたを教えるときのコツ
子どもにうたを教えるときのコツやポイントを解説します。
歌詞を視覚的に分かるようにする
4~5歳クラスであれば、歌詞を書いた紙を貼って、見ながら歌うと覚えやすいかもしれません。
文字が読めない年齢の子や、より分かりやすく歌詞の内容を伝えたいときは、イラストの入ったペープサートなどを活用するのもおすすめです。
歌詞にちなんだ絵を見ることで曲のイメージが膨らみ、歌詞が覚えやすくなります。
オリジナルのお話で簡単な絵本を作ってみるのも良いかもしれません。
振りをつけて踊りながら覚えてもらう
うたは声だけでなく体も一緒に動かした方が覚えやすいので、歌詞の意味につながるような振りや手遊びを考えてみるのも良いでしょう。
保育士は振りのお手本を見せながら子どもと一緒に歌いましょう。
日常的に聴けるような環境を作る
子どもにとって初めて聴く曲の場合、まずはその曲を身近なものとして感じてもらう必要があります。
毎日繰り返し練習する方法でも良いですが、お昼ごはんのときなどにBGMで流せば、よく聴く曲として親しんでもらいやすくなります。
保育士がリードして歌う
最初に保育士はお手本として子どもたちの前で歌ってみせます。
歌詞の意味を伝えながら、アカペラでゆっくり歌ってみる方法もおすすめですよ。
何度か歌って聞かせたら、伴奏を加えて徐々に曲に慣れていけるようにします。
曲を1~2小節で区切って保育士のうたに子どもが続くような形で練習していけば、より覚えやすいでしょう。
子どもの良いところを褒める
子どもは大好きな先生から褒めてもらえると、自己肯定感が高まりやる気や自信が湧いてきます。
「上手だね」だけでなく、「大きな声が出ていて元気良く歌えているね!」「歌詞をよく覚えていて素晴らしいね!」など具体的に褒めてあげましょう。
保育園では子どもに人気のうたをみんなで楽しく歌おう
保育園で子どもが歌えるうたを季節別に紹介しました。
歌うことは子どもの発達に良い影響を与えますので、保育士は季節に合ったうたを取り入れて、歌うことや表現することの楽しさを味わえるような環境を作っていきましょう。
記事公開日:2021.12.06
記事更新日:2021.12.07