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2019.10.24

【保育士さんの仕事内容】1日のスケジュールは?書類作成は?

保育士は仕事や家庭の事情で保育に欠ける0歳から満6歳の子どもを預かり、保護者の代わりとなって保育をする職業です。
食事の援助や排泄などの生活面から遊びや環境の提供などに加え、子どもの育ちや成長の記録、保護者への対応など、仕事が多岐にわたるので、子どもが好き!という気持ちだけでは務まらないのが本音です。
子どもたちが安全に1日を保育園で過ごせるように配慮しながら、保護者と一緒に成長を見守り、共に喜び合う存在が保育士のやりがいともいえるのです。
保育士になりたいという方に、保育士の定義や仕事の流れなど詳しく解説していきます。

保育士って何をする職業なの?

児童福祉法第18条の4によると「保育士とは、第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。」とあります。
保育士は誰でも出来る仕事ではなく、学校などで子どもの発達や保育に関する専門的な知識を持っていないと出来ない職業なのです。
「保育所保育指針」では、保育所を「 (1)保育所は、児童福祉法(昭和22年法律第164号)第39条の規定 に基づき、保育に欠ける子どもの保育を行い、その健全な心身の発達を 図ることを目的とする児童福祉施設であり、入所する子どもの最善の利 益を考慮し、その福祉を積極的に増進することに最もふさわしい生活の 場でなければならない。」と定めています。
保育園は第2の家庭、いわば保育士は子どもたちにとって第2の母といえるのです。
保護者と共に、子どもの情緒や体、生活の成長を見守る存在が保育士なのです。

一日はどんなスケジュールで進んでいく?

保育士の1日の流れは、
7時;園の清掃と早朝保育児の受け入れ、保護者対応、子どもの健康状態をチェック 8時;通常保育 各クラスの保育室に移動し、クラスの子どもたちを受け入れる。
9時半;午前中の保育活動や園庭での遊びの援助
11時15分;片付け、排泄、手洗いと給食の準備
11時45分〜;給食、食事の援助
12時半;食事片付け、歯磨き、お昼寝準備
13時;お昼寝の援助、連絡ノート記入、順番に休憩に入る (保育園によってはこのタイミングで職員会議を開くことも)
15時;おやつ準備、パジャマから着替え(補助)、排泄、手洗いを促す 15時〜おやつを食べる
15時半 降園準備
16時 降園、延長保育(当番制)、園内の清掃、環境整備、明日の保育準備、早朝保育当番の保育士は帰宅
18時;居残り保育の子どもは全員帰宅、これ以降は延長保育に。延長保育の子どもの保育、おやつ準備と食事補助、保護者対応
19時:片付け、清掃、施錠 となっています。
3歳未満児の場合には、午前中におやつの時間が入ったり、おむつ交換、乳児の場合には、ミルクの時間も入ってくるようになります。

実は●●が負担になっている?

保育士の仕事の中で保育以外に負担になってくるのは、書類の作成です。
一日の中では、その日の行動や成長以外に検温、排せつ、食事、睡眠などの状況をチェックし、保護者と連携を取り合う「連絡ノート」の記載もあります。
毎日保護者に子どもの様子を知らせるため、お昼寝の時間を使って書くことが多いので、子どもがお昼寝している時間であっても、休む時間はありません。

ほかにも一年間の年間案、月案、週案、日案の作成や、行事ごとの日案作成に加え、3歳未満児の場合には成長の記録として、また3歳以上児の場合には毎月、児童票を書くことになっています。
正社員でクラス担任をしている場合には、クラス全員の児童票を毎月書くことになっています。
担当している人数が多いほど作成する書類が増えるので、時間も労力も大きくなります。
児童票は原則として保育園で書く場合が多いです。
個人情報の観点から紛失があってはいけないので、持ち帰ることは厳禁とされている園も少なくありません。

そのため、保育が終わったら児童票を書く時間を作らなくてはならず、仏全的に残業をしてしまう保育士も多いのです。
そのほかには、保育日誌、給食日誌、行事立案、ヒヤリハット記録、職員会議の議事録、園だより、給食だより、研修レポートなども書くことがあります。
年長児を担当した場合には、さらに小学校への申し送り事項である保育所(園)自動保育要録を書くことになっているので、年度末はさらに忙しくなっていきます。
乳幼児を担当している担任の場合には、これらのほかにSIDSチェック表を記載する必要があります。SIDSとは乳幼児突然死症候群を予防するための書類になります。園児が午睡の際に、毎日5~15分おきに、うつぶせ寝になっていないか、呼吸や顔色を確認し、書類のチェック項目を確認することになっています。

園児とかかわる時間よりも、これらの書類作成に時間がかかることから、「書類を書く時間がない」「書類を書くのが苦手」という保育士にとっては、かなりの負担になっています。
「書類の書き方がわからない」という方には、参考になる書籍が多数出版されているので、書き方の見本として携帯しておくと、書類作成もスムーズになります。
就職先の保育園によって、書類の種類や書き方などが異なる場合もあるので、初めて書類を書く場合には、先輩や主任保育士、園長先生に確認をしながら、作成するようにするのがポイントです。

また、児童票の記載など、育ちの記録を書く場合には、日ごろから子どもたちの成長を感じたときなどにメモを残しておくことで、スムーズに作成しやすくなります。
ほかにも行事ごとの準備や環境設定、保育に使うものの準備なども時間がかかることから、持ち帰り仕事になることも負担になっている場合があります。

まとめ

保育士は「子どもたちと楽しく過ごしているだけ」の仕事ではありません。
子どもの成長のみならず、安全や衛星への配慮、環境整備など、その仕事内容は多岐にわたります。
その分、子どもたちの成長や信頼関係、保護者との連携が必要不可欠で、やりがいも大きい仕事といえるのです。

 

記事公開日:2019.10.24

記事更新日:2019.10.02