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2019.05.21

保育園や幼稚園の日案づくりは大変!?コツをつかんで効率的に取り組もう

保育園や幼稚園で子どもたちにどのような教育を行うかを定める「指導計画」。
指導計画については「どんなことを書けばいい?保育の指導計画の上手な立て方」のコラムでもご紹介しました。

その中でも「日案」と呼ばれる計画表は毎日作成する必要があるため、「考えるのも一苦労……」「日案づくりがストレスになっている……」という保育士や幼稚園教諭も多いのではないでしょうか。
今回は、効率よく日案をつくるためのポイントとコツについて、お伝えしていきます。

日案づくりのポイントとは?

幼稚園や幼稚園で働く人の多くが苦労している日案づくり。
具体的に、どのような点を意識して作成する必要があるのでしょうか。

「ねらい」と「内容」を混同しないようにする

保育園や幼稚園によってフォーマットや書き方に違いはあるものの、基本的に指導計画は「ねらい」と「内容」で構成されています。
通常は「ねらい」を決めてから「内容」を考えていきます。これらの定義をしっかりと理解して、混同することがないように気をつけましょう。

ねらい
子どもにどんなことを感じたり考えたりしてほしいか、どんな部分を育ててあげたいかなどを書き記す
例)「子ども同士で協力してさまざまな表現を楽しむ」

内容
ねらいで定めたことを実際にどのように達成するのかを考えて、その具体的な行動を書き記す
例)「みんなで曲を決め、その曲に合わせて自由に踊る」
「ケーキ屋さんごっこで、買い物のやり取りの楽しさを感じる」

時間配分にはゆとりを持たせる

どんなに緻密に日案を立てても、思った通りには進まないのが保育士や幼稚園教諭の「あるある」ではないでしょうか。
小さい子どもたちを相手にしている以上、「子どもが急に関係のないことをし始めた」「けんかが始まった」といったことは日常茶飯事。
日案での計画をきちんとこなそうとするあまり、子どもたちの気持ちを置き去りにすることがないよう、あらかじめゆとりを持った時間配分が重要です。
そのほうが自分自身も、ストレスなく進めることができるでしょう。

ただし、ゆとりを持ちすぎて内容がスカスカになるのはNG。担当クラスの現状をきちんと把握していれば、現実的な時間配分を考えられるようになります。

効率よく日案を作成するコツは?

毎日作成する日案だからこそ、余分な時間をかけずスムーズに作成したいものです。
効率よく日案づくりを行うには、どうしたらいいのでしょうか。

子どもたちの様子をよく観察すること

日案で計画した内容は、子どもたちにとって簡単すぎても難しすぎても上手くいきません。
常に「ちょうどいい+α」のレベルを意識して、「頑張ったらできた!」という達成感を得られるような内容にしておくことが大切です。
そのためには、保育士や幼稚園教諭は日頃から子どもたちをよく観察し、それぞれの発達状況がどうであるかをしっかり見極めておきましょう。

同じ「ねらい」でも「内容」のバリエーションを用意する

1つのねらいに対して、考えられる内容は1つだけではないはずです。

たとえば、「集団の中で、さまざまな表現をしながら遊ぶことを楽しむ」というねらいに対する内容を考えてみましょう。
「消防士さんごっこで、どうしたいかを相手に伝えたり、相手の話を聞いたりする」でもいいですし、「みんなで保育園や幼稚園の建物を模造紙いっぱいに描き、友だちとの想い出を共有する」といった内容も考えられます。
バリエーション豊かな具体例を用意しておくことで、一辺倒にならない日案づくりができます。

まとめ

年間計画と異なり、日案は1日が終わってみても目に見えてわかる大きな変化はないかもしれません。
しかし、その1つ1つが積み重なることで、1年後には子どもたちの大きな成長につながっていきます。

毎日たくさんの子どもに触れ合っている保育士や幼稚園教諭だからこそ、こんなことをさせたら結果的にこういう成長につながる、というイメージは感覚的にわかるはずです。あまり堅苦しく考えすぎず、ありのままの子どもたちを見守るなかで、充実した日案づくりに取り組めるといいですね。

記事公開日:2019.05.21

記事更新日:2019.05.19