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2019.05.27

子どもの送り迎えを有効活用!わずかな時間で保護者との距離を縮めよう

保育園の子どもの送り迎えの時間は、保育士にとって保護者との距離を縮める大切な時間。
とはいえ、限られたわずかな時間でどうやって保護者の信頼感を高めればいいのか悩んでいる保育士の方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は送り迎えの時間を有効活用して、保護者との距離を縮めるためのポイントをいくつかご紹介していきましょう!

朝のあいさつは信頼の第一歩

朝の登園時は、これから出勤する保護者にとって、まさに時間との戦い。
保育園に長く引き留めることはできませんが、要点を押さえることでよりよいコミュニケーションが生まれます。

中には、病み上がりや週明けでぐずって保護者と離れ難かったり、大泣きする子どももいるでしょう。
保護者の方も時間がないので、基本的には「お預かりいたします。」といって引き受けますが、この事がトラウマになり、保育園へ行きたがらなくなくなってしまう子どももいますので、お迎えの時間に、どういった受け入れ・対策をしていくか話し合い、保護者と保育士が共通なやり方・思いで対処することができるとよいでしょう。

あいさつに気の利いた一言を添えて

朝のあいさつは、できるだけ保育士の側から声を掛けるようにします。
その際に、「今日はお変わりないですか?」と一言だけでも保護者に気づかう態度を示せば、自ずと保護者は信頼感を寄せてくるはずです。

また、病気などで保育園を長く休んでいた子どもが久しぶりに登園した時は、子どもの体調を気にかけるのと同時に、保護者の体調にも気遣うことを忘れずに。
子どもの看病は、保護者にとって意外と負担となるもの。そんな中、保育士に自分の体調を気にかけてもらえたことが、保護者にとってなによりも嬉しいものとなるでしょう。
また、子どもの体調がすぐれず、お迎えにきてもらう際の緊急連絡先は、日によって違う場合もありますので、必ず確認しておきましょう。

夕方は一日の園の様子を伝えて

朝に比べて比較的時間の取りやすい夕方は、保護者との信頼関係を深めるには最適です。
ここで何を伝えるかによって、保護者から見た保育士の印象は大きく変わります。

子どもの様子をきちんと伝える

ささいなことでもいいので、子どもが今日、保育園でどのように過ごしたかを伝えましょう
できれば、微笑ましい出来事やかわいいと思った瞬間を伝えられるといいですね。
そうすれば、保護者は保育士のことを「子どものことをよく見ていてくれている」と思うでしょう。

逆に、けんかや怪我があった際には、必ずその日のうちに直接保護者に伝えるようにしましょう
お詫びも必ずしてください。時間がなくてお話できなかった場合にも、その日のうちに電話で連絡しましょう。
保育園での喧嘩によるトラブルの際、両者に話をしておかないと、怪我させられてしまった側の家庭が、「この傷は何?」「何で加害者は何も言ってこないの?」と不信感を抱いたり、怪我させてしまった側も、「保育士が教えてくれなかったからお詫びができず、気まずい関係になってしまった。」と怒ってしまい、後々面倒なことになります。

連絡帳を使っている保育園も多いかもしれませんが、意外と1日の様子は書ききれないものです。
連絡帳だけに頼るのではなく、日常的な会話でも保護者とのコミュニケーションを図りましょう

保育士

保護者の話に耳を傾けることも大切

時間に余裕があるときは保護者の話を聞いたり、相談に乗ったりするのもいいでしょう

保育園によっても方針は違うと思いますが、例えば乳児が初めて立った、初めて2語文を話した、といった場合、事実とは異なってしまいますが、「立ったんですよ!」とは言わず「もうすぐ立ちそうですよ!!」とお伝えした方がよいかもしれません。
わが子の“初めて”は、保護者の方が一番に見たいもんですよね。
そして、翌日「先生昨日立ったんです!」と報告を受けることで、共に子どもの成長を喜び合え、話すことも増え、送り迎えでのコミュニケーションが広がるきっかけにもなります。

保護者の仕事の話を引き出す

保護者がどんな仕事をしているのか、仕事の状況がどうなのかを把握しておくことは、子どもを預かる立場として役立ちます。
たとえば、「もうすぐ仕事の繁忙期なので他の家族の方がお迎えに来る日があるかもしれない」といったように、事前に情報を知れることもあるでしょう。

ただし、保護者によっては立ち入った話をされることを嫌がる可能性もあるため、距離感を上手くはかりながら保護者ごとに柔軟な対応が必要です。
保育園によっては、学期に1回ほどの面談の時間を設定する所もあるでしょう。
普段なかなかお話ができない分、多めに時間を設定してあげましょう。

もし保護者がいつもと違う様子だったら?

仕事や家事で疲れを溜めがちな保護者にとって、子どもがグズったりわがままをいったりする場面で思わず涙ぐんでしまうこともあるでしょう。
そんなときは、すかさずその様子に注目して、励ましたり慰めたりすると保護者に安心感を与えられます。

また、保護者が育児の悩みを打ち明けることがあったら、そのときは育児のプロとして優しくアドバイスをすると保護者の心は落ち着くはずです。
中には、まだ子育て経験がない保育士もいるでしょう。
全部自分の知識で頑張って答えようとするのではなく、子育て経験のある保育士に相談してみたり、その保育士を保護者に紹介してあげるのもよいでしょう。

ちょっとした気遣いが保護者の信頼につながる

ここ数年、保育士にとって保護者対応は難しいものと言われがちですが、保育士側のちょっとした配慮や気遣いで、保護者との心の距離はグッと縮めることができるものです。子どもだけでなく保護者にも信頼される保育士を目指して、日々できることから努力していきましょう。

記事公開日:2019.05.27

記事更新日:2019.05.19