2019.04.17
現役保育士に聞いた!<保育学生必見!実習日誌を書くコツは?>
保育士を目指す学生の皆さん、実習の準備はすすんでいますか?
実習が始まると目まぐるしい時間の流れがあり毎日四苦八苦することも多いでしょう。
中でも難関は実習日誌です。
毎日の実習の記録をつけていくものですが、きちんとつけておかないと後々後悔することになりますよ。
そこで現役保育士に実習日誌を書くコツを聞いてきました。
現役保育士だからこそ言えるポイントを押さえて実習に臨んで下さいね。
第1位「とにかくメモをとる!」
実習日誌を書くタイミングはいつですか?
実習が終わって家について書くという人がほとんどだと思います。
また、実習の施設によってはお昼休憩の時に少しだけ書かせてくれるというところもあります。
ですが、人間は忘れる生き物です。
これくらい覚えておける!と思っていても記憶があいまいになってしまうということもあるのです。
鉄は熱いうちに打て、といったもので、とにかく忘れる前に書いておかなくてはいけません。
でも実習日誌は家に着いてからじゃないと書けない、と思いますよね。
そこで登場するのがメモ帳と鉛筆です。
小さなメモ帳と鉛筆ならエプロンのポケットに入ります。
実習着にもポケットがついていない、というものは少ないでしょう。
そこでメモを取るべき内容は
・保育士の対応
・その日の保育中に起こった出来事(トラブルなど)
・子どもたちの様子
などです。
この時は事細かに書くのではなくエピソード形式で書いておくことをおすすめします。
あまり事細かにメモを取っているとそればかりになって他の実習が疎かになるからです。
時間を書いてその隣にエピソードを書く。
その下に保育士の働きかけや子どもの様子を箇条書きで書く、ということを繰り返しておくと実習日誌に反映しやすいですね。
注意すべきはメモ帳と鉛筆を入れるポケットです。
これはハンカチとは必ず別のポケットにしましょう。
保育園は手洗いを何度もする機会がある場所です。
同じところに入れているとメモ帳がビショビショになって折角のメモが使えなくなってしましますよ。
第2位「子どもと保育者の動きやエピソードを書く!」
実習の現場ではメモをとる程度に留めていたものを家に帰ってきたら今度は実習日誌に書き起こします。
必ず自分のメモが一番にあり、そこから具体的に書いていくことが必要になります。できるだけ丁寧に、人が読むということを意識して書きましょう。
この時、一番書いて欲しいのは
・子どもの活動内容
・それに関わる保育士の関わり方
です。
これは実習中にしか貰うことのできないプレゼントだと思って細かく書きましょう。
なぜならこの経験は就職した後必ず役に立つからです。
保育施設に就職するのならまた同じような経験をすることができます。
ここで現役保育士さんたちはどんな風にトラブルに向かって対処するのかを学んでおきましょう。
そっくりそのまま真似をするということは難しいですが、あなたの子どもへの対応の引き出しの1つになります。
実習中にこのまま同じように声かけをしても子どもたちは現役保育士さんがしたように反応しないことも多いでしょう。
それはあなたと子どもの間に信頼関係がまだ築けていないからです。
ですから、信頼関係が築けた後、就職してからの保育に役立てるためにも事細かに書いておくと良いんですよ。
第3位「自分の気づきや疑問を書く!」
エピソードなどを書いたらそれに対する自分の気付きや疑問を書きます。
字に起こして書くということはそれだけで視覚的に見えるようになります。
自分が一番疑問に思っていること、そしてこんな時にはこんな風に感じたことをまとめることができますのでとても大切な作業です。
そして一度書いた文章は読み返してみましょう。
するとそこになんだか変だな、と感じる部分もあると思います。
更に、実習日誌だから、と難しい漢字や表現をする人もいますが、その必要はありません。
あなたが実習中に思った事、感じたことを素直に表現するだけで大丈夫なのです。
その方が実習先の保育士にとってもあなたが何を感じて実習をしているのかが良く分かりますよ。
最低限、誤字脱字はないように気をつけておきましょう。
番外編「コツはない!とにかく書きまくる!」
アンケート結果の中には「コツはない!とにかく書きなさい!!」という答えもありました。
確かに、実習日誌の1日目と最終日では徐々に書き方のコツを掴み、上手に書けているような気もします。(自分の実習日誌を読み返してみました)
鍛錬をすれば上手になるということですね。
しかし、この何度も書くという行為は時間がかかるんですよね。
だからこそ、普段の実習中からメモをしっかり取り、実習日誌に還元できるようにしておきましょう。
腱鞘炎にならないように気をつけて、何度もトライしてみてくださいね。
実習日誌は本当に一生の宝物です。
保育士を目指すとなると実習はおそらく1回ということはありませんよね。
1回目の実習日誌は2回目の実習でも大きく役立ちます。
更には就職したあとも、現場で即戦力として頼ることのできる相棒になります。
しかし、そんな実習日誌も力を発揮するためには丁寧に書いておかなくてはいけません。
実習先の先生に読んでもらうということも大切ですが、それ以上に後で自分が見返しやすいようにしておきましょう。
毎日のことで大変だと思いますが、是非頑張って自分だけの実習日誌(保育虎の巻)を完成させて下さいね。
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記事公開日:2019.04.17
記事更新日:2021.08.02