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2019.03.25

園児のハートを掴む!保育士が自己紹介で気をつけたいポイント!

園児のハートを掴む!保育士が自己紹介で気をつけたいポイント!

保育士が子どもたちに出会ってまず始めにする仕事が自己紹介です。
名前を伝えて、それから好きな食べ物でも言う?と色々考えますが、名前の伝え方やすきなことを伝えるにしてもただ言うだけでは子どもたちの心には響きません。
では、一体どのように紹介していけば良いのでしょうか。その方法を紹介したと思います!

 

 

保育士が自己紹介をする目的と注意点

では、なぜ保育の場において自己紹介が必要なのでしょうか?
自己紹介とは、互いを知ることが目的となっていると考えます。
大人でもそうですが、相手のことを知らないと心を開くのは難しい人もいると思います。
子どもたちは尚更知らない大人に急に声を掛けられると不安になるはずです。
まずは自分の存在を知ってもらい、慣れてもらうことで子どもたちとの距離を少しでも縮めていけると良いですね。

相手は子どもです。大きすぎず小さすぎない声で子どもたちの耳に届く心地よい声で伝えるようにしましょう。
子どもはダラダラと長い説明だと集中力がもたなくなってしまいます。
年齢にもよりますが、ポイントを抑えて2~3分で終わる自己紹介が調度良い長さだと思います。

現役保育士が教える!自己紹介はこうやって作る!

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実際にどのような方法が子どもたちの心に届く自己紹介になるのかをポイントを抑えてみていきたいと思います。

導入を取り入れて

子どもたちに話を聞いて欲しい時、注目してほしい時には「聞いてね」や「こっちだよ」などという言葉掛けではなかなか耳を傾けるのは難しいと思います。
自己紹介でもそうですが、そこで大事なのが導入です。手遊びやペープサート、エプロンシアターなど簡単なもので構いません。
それだけで子どもたちの注目はあっと言う間です。
子どもたちが全員静かに自分を見てくれている時でも一緒です!
楽しいことがあるとワクワクした気持ちで自己紹介を聞くことができるはずです。

名前を言う時はゆっくりはっきりと言う

保育の現場において大事なことは子どもたちの理解できる速さや声の大きさ、しっかりとした活舌が大事になってきます。
もちろん名前を教える時も同じです。笑顔を忘れずに ゆっくりとした口調で、大きな口を開けて言うようにしましょう。
その時に一人一人の目 を見ながら語りかけるように言うようにすると良いです。
子どもたちは、私に、僕に教え てくれているんだ!という気持ちになるでしょう。

子どもたちの想像しやすいもので自己紹介する

大人同士の自己紹介のように自己アピールをしたところで子どもには理解が難しくなります。
好きなものなどを話す時には、食べ物だったり動物や乗り物など子どもたちのイメージしやすいものにしましょう。
この時に紙に事前に描いておいた絵を貼って「これが〇〇先生の好きな食べ物です。」と子どもたちからの声も聞けるようにすると子どもたちも楽しむことができるはずです。
こちらも一人一人の反応からそれぞれの子どもたちのなんとなくの性格も見えてくると思います。
また、嫌いな食べ物を言うことで「僕も」「私も」の声や「僕は〇〇が嫌い」と言った反応もあるかもしれません。
その時に先生の頑張って食べられるようになるから一緒に頑張ろうといった気持ちを伝えるとその子たちの心にも響くと思います。

音楽や歌、手遊びなどを導入して自己紹介

ただ名前を言うだけ、好きなものを話すだけより、子どもたちの大好きなリズム遊びを取り入れることでより楽しい自己紹介になると思います。
簡単に子どもたちが覚えられるもので、数回で一緒に歌いながら自分の名前も一緒に覚えてもらうと良いでしょう。
代表的なものに♪あなたのお名前は♪という曲があります。参考にしてみて下さい。
この曲を使えば子どもたちの名前も聞くことができ、お互いの自己紹介にも繋がります。

クイズ形式にして自己紹介

自己紹介が一通り終わったら、今までで紹介したことを問題にしてみるのも楽しいと思います。
例えば好きな食べ物がりんごであれば、事前にりんごを描いた絵を用意しておいて、黒板に貼っていくのも良いと思います。
好きな動物がねこであれば、絵を見ながら泣き声をみんなで真似てみたりと答えとなるものを視覚や聴覚などで楽しむことでより一層子どもの心を掴むことができるはずです。

【番外編】同僚や保護者に向けての自己紹介で抑えたいポイントは!?

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子どもたち以外に同僚や保護者へも自己紹介を兼ねて挨拶をする場面は必ずあります。

そういった場合はどのようにしたらよいのでしょうか。

同僚編

まず同僚ですが、名前はもちろん今後の保育への意気込みや子どもたちとどう過ごしたいのか、どのような保育士になりたいのかを完結に紹介すると良いと思います。
また、なぜ保育士になろうと思ったのか、子どもが好きなことは前提として、それ以外のことを伝えると良いと思います。
緊張するかもしれませんが、緊張しながらでも元気にハキハキと話すことが大切です。

保護者編

保護者に対しては、自信をもってどんなことにも動じずに自己紹介すると良いです。
少しでも不安な態度がでてしまうと保護者自身も不安になってしまい、この保育士に自分の子どもを任せても良いのかと心配になってしまします。
いくら不安に思うことがあっても任せて下さい、何でもおっしゃって下さいと、堂々とした態度で保護者が安心できるようにしましょう。

子どもたちにも、同僚にも保護者の方にも印象に残る素敵な自己紹介にチャレンジしてみてくださいね♪

 

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記事公開日:2019.03.25

記事更新日:2021.08.04