2019.03.22
保育士でも一人暮らしできる?その実態を徹底解剖!
「一人暮らしはしたいけど、保育士のお給料で本当に生活できるの?」と不安に感じている保育士は多いのではないでしょうか?
今回は保育士の平均的な給与額を参考に、理想的な生活費の内訳や一人暮らしをするうえでのアドバイスをご紹介していきます。
気になる!理想の生活費内訳は?
総務省統計局のデータ(※)によると、保育士の平均月給は21.3万円。手取り金額は18万円ほどになります。
この平均月給をもとに、生活費内訳のモデルケースをご紹介。
次のような内訳なら、わずかながら貯蓄もでき、自分のライフスタイルも楽しむことができますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【手取り給与額が18万円の場合のモデルケース】
家賃:6.5万円
光熱費:1万円
食費:3万円
交際費など:3万円
貯金:1.5万円
※総務省統計局「日本の統計2015」
(参考) 日本の統計2015 19-19 主要職種別平均年齢,勤続年数,実労働時間数 (エクセル資料)|総務省統計局
家賃
一人暮らしを始めるにあたって、もっとも気をつけたいのが家賃。
家賃は節約しようにも毎月定額で請求されるものなので、この見極めが余裕のある一人暮らし生活を送れるかどうかの分かれ道になります。
一般的に、家賃は給与の3分の1以下を目安にするとよいといわれています。
つまり保育士の平均給与額から考えると、家賃は6万円台に抑えておくのが望ましいでしょう。
女性の一人暮らしの場合は防犯対策なども考慮しなければならないため、それらを総合して給与に見合った物件を探す必要があります。
また、保育園によっては家賃補助制度や住宅手当があったり、なかには寮や社宅があるところも。
家賃をとにかく抑えたいという保育士は、こういった制度のある保育園を探してみましょう。さらに交通費が実費支給される保育園もあります。
水道・光熱費
季節によって変化はありますが、一人暮らしの家の水道・光熱費の目安は1ヶ月あたり1~1.2万円。
このボーダーラインをあまりにも越えるようなら、普段の生活を見直す必要があります。
利用明細にはきちんと目を通して、毎月の請求額の変動をチェックしましょう。
食費
食費は1日1,000円が目安です。外食を制限して自炊を心がければ十分おさめることができます。
保育士の場合、昼食は子供たちと同じ給食を食べる保育園も多く、毎月給食費として給与から天引きされることも。
これにより昼食代は抑えることができます。
体が資本の保育士だからこそ、お金がなくて満足に食事ができないという事態だけは避けたいですよね。
平日は疲れて自炊する気力がないという人は、休日におかずをつくり置きしておくなど、ちょっとした工夫をするのもおすすめ。
また、毎日コンビニに立ち寄ったついでにお菓子などを買い込んでしまう人は、注意が必要です。
深夜でも営業しているコンビニは便利ですが、スーパーなどに比べると価格はやや高め。買い過ぎには気をつけましょう。
交際費など
交際費は友人同士や職場の付き合いにもつながるので、なかなか節約できないという人も多いはず。
忙しい保育士にとっては気分のリフレッシュにもなるので我慢しすぎずに、その他の生活費をうまく節約して費用を捻出したいですよね。
また、女性の場合は化粧品などの日用品にかけるお金も無視できません。
継続的に使用するものに関しては安売りの時期にまとめ買いしておくなど、長期的な目線で考えましょう。
保育士の一人暮らしアドバイス
保育士としての就職、転職などを機に実家を出て一人暮らしをしようか迷っている人は多いのではないでしょうか?もちろん自立したいという心構えは素晴らしいですが、一人暮らしはメリットばかりではありません。
初めての就職や職場環境の変わる転職では、最初のうちは身体的にも精神的にも負担が大きいもの。
もし職場が実家から通える範囲であるなら、初めは自宅から通い、半年後や1年後に一人暮らしを検討してもよいかもしれません。
職場や仕事に慣れてきたら、自分の生活リズムもつくりやすくなりますし、正社員であれば昇給によって手取りが増える可能性もあります。
焦って決めてしまわずに、働きながら一人暮らしをするべきか考えてみるのもいいでしょう。
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記事公開日:2019.03.22
記事更新日:2021.07.14