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2019.03.11

保育園で2歳児クラスの担任になったら?

「魔の2歳児」とは・・・

子どもは2歳児になると、運動能力が上がり自我も急速に発達します。
そして、2歳児は「魔の2歳児」と呼ばれる年齢でもあり、保護者や保育士は2歳児の子どもとの関わり方に悩まされることが多いでしょう。

「魔の2歳児」と呼ばれる子どもとうまく関わりたいという方は、2歳児ならではの子どもの特徴を理解しておく必要があります。
この"特徴"を事前に理解しておくことで、2歳児の子どもとの関わり方に戸惑うことなく、「2歳児の子どもだから・・・」と特別難しいと感じることなく、他の年齢の子どもと変わらず関わることができるようになります。

今回は保育園で2歳児クラスの担任になったら気をつけておきたいことや、関わり方、そして2歳児の子どもの特徴をご紹介します。
 

2歳児の子どもの特徴とは?

2歳児の特徴は、日頃の生活の中で衣服の着脱がスムーズになったり、自ら尿意を感じてトイレに行くことが出来るようになったりと、子ども自身で出来ることがどんどん増えてくるということです。
コミュニケーションも、相手が話していることがわかり、自分の気持ちも少しずつ言葉に出来るようになります。
そのため言葉によるコミュニケーションもおおよそ可能になってきます。

このことからもわかるように、2歳児の発達は身体的にも、知能的にも大きく変貌を遂げる時期なのです。
 

2歳児は好奇心のかたまり!

2歳児になると、子どもが自らできることが増えるということもあり、子ども自身が進んで色々なことに興味・関心を持ち始めます。
そして言葉によるコミュニケーションができるため、子どもが大人に「これなーに?」「なんで?」といった言葉を投げかけてくることが多くなるかと思います。

この溢れんばかりの好奇心は、2歳児になった子どもが世の中のことに興味を持ち始めた証拠です。
そのため保育園の2歳児クラスでは、子どもたち一人ひとりがこういった好奇心からくる疑問を持つため、保育士が子どもから質問の集中攻撃に遭うという光景は珍しくありません。

そんなときに注意したいことは、「今は忙しいからあとでね!」「この間も話したでしょ!」などといって、子どもの好奇心の芽を摘んでしまうことですね。
わからないことは一緒に調べるという働きかけをしたり、「○○ちゃんだったら、どう思う?」と逆に質問して子どもに考えさせてみたりと、保育園でも子どもの好奇心を満たすサポートをしてあげましょう。

 

イヤイヤ期真っ盛りの2歳児

子ども

 

「魔の2歳児」の大きな特徴ともいえるのが、"イヤイヤ期"。
これは第一次反抗期と定義されていて、子どもの心が順調に成長していることの証明でもあります。

この時期に保育士や保護者、子どもと関わる大人が大切にしなければならないことは、子どもの「イヤだ」という気持ちを一旦受け止めてあげることです。
そしてもう一つ大切なこととしては、子どもの気持ちを切り替えてあげるということです。

例えば、ご飯の前に遊んでいて「まだ遊んでいたい!」「片付けるのがイヤ!」という子どもがいたとします。
こういった場面は、保育園でもご家庭でも、2歳児の子どもにはよく見受けられるのはないでしょうか?

この場合はまず、「まだ遊びたいね」「お片付けイヤなのね」と子どもの気持ちを優しく受け止めます。
子どもの気持ちを受け止めた後は、子どもの気持ちを切り替えてあげます。
ここでは、「おいしそうなにおいがするね!今日のご飯は何かな?」と声を掛けてみると、子どもの興味が"片付け"や"遊び"から"ご飯"という新しい好奇心になり、気持ちが切り替わります。そして、そのまま他のことに興味を示している間は、イヤだった片付けや遊びを中断したことは忘れてしまうことでしょう。

子どもの気持ちを切り替えさせる時のポイントとしては、一度子どもがイヤだと感じていることから離れることです。
その際に全く違うキーワードで子どもに声を掛けることで、そのイヤという気持ちを他の好奇心に繋げていきましょう。
これらの関わりをする際には、子どもを膝に座らせたり、抱っこしたりしてスキンシップをとりながら行うと、子どもに安心感を与え、子ども自身も保育士であるあなたに「分かってくれている」と感じ、より効果的です。

2歳児は好奇心旺盛という大きな特徴を持つ年齢でもありますから、その特徴を上手に活かして子どもとの関わりをしてみてくださいね

 

2歳児の担任保育士が気をつけたいこと

「自分でやりたい!」を尊重する

上記にもお伝えした通り、2歳児は子ども自身が出来ることが増えます。そのため何でも「自分でやってみたい!」という気持ちが育ってくる時期でもあります。

靴を履いたり、着替えたりなど、「じぶんでやる!」といって保育士などの大人にやってもらうことを嫌がることも多くなります。
保育士が手伝えば断然早くできることでも、子どもがやれば数倍の時間かかかりますし、まだまだ手先が器用に動かせないために子どもがイライラし始めることもあるでしょう。

これは保育士にとっても頭が痛いところですが、子どもの「自分でやりたい!」という気持ちは、積極的に伸ばしてあげたい部分です。
できるだけ尊重しつつ、できなくてイライラし始めたら「ここだけお手伝いしてもいい?」と声かけして少しだけサポートしてあげましょう。
最終的に「できた!」という喜びや達成感を味わわせてあげることで、次もチャレンジしてみようという子どもの向上心が育まれます

保育園などの集団生活の中では保育士が忙しくなると、つい保育士がやってしまいそうなこともありますが、出来る限り子どもの気持ちを尊重するように意識してくださいね。
 

2歳児クラスのおさえておきたいポイントとは

子ども

 

体を使った遊びを取り入れる

2歳児は運動能力が飛躍的に発達するので、ついこの間までよちよち歩きだった子が急に走ったり、ジャンプできるようになったりします。
保育園の園庭や公園遊びなどで、かけっこや体を使った遊びなどを積極的に取り入れるようにしましょう。
もちろん、周囲に危ないものがないかを十分にチェックし、ケガにつながることがないように安全への配慮も欠かせません。

 

2歳児同士の自己主張がぶつかり合う!

たくさんの子どもが一緒に過ごす保育園で起こりがちなのが、「おもちゃの取り合い」。
特に2歳児は自己主張が強くなる時期でもありますので、ちょっとした取り合いが次第にエスカレートしてしまうことがあります。
保育士は双方の子どもの気持ちを受け止めつつ、譲り合いができるように促したり、ほかのおもちゃ遊びに誘ったりしてみましょう。

また、上手に譲り合いができたときには、おもちゃを譲った子をほめ、譲られた子には「ありがとう」の言葉を伝えられるようにサポートしましょう
おもちゃを譲ったら相手は喜び、譲られたら感謝の気持ちを伝えるという、自然なやり取りを学ぶきっかけになります。

 

まとめ

保育園で過ごす集団生活の中で、子どもたちは毎日たくさんのことを学んでいきます。
保育士はその学びをサポートする、重要な役割を担います。
予定通りにいかない場面も多いかもしれませんが、保育士が前向きに心の余裕を持つことで、おおらかに見守れるようにしたいですね。

 

 

記事公開日:2019.03.11

記事更新日:2019.01.24