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2022.03.15

フリーランス保育士の働き方は?基礎知識や仕事の探し方まで紹介

フリーランス保育士の働き方は?基礎知識や仕事の探し方まで紹介

フリーランス保育士に興味がある保育士さんの中には仕事の種類見つけ方が分からないという人もいるでしょう。

今回はフリーランス保育士についての基礎知識についてまとめていますので、フリーランス保育士を目指している方はぜひ参考にしてください。

フリーランス保育士とは

フリーランス保育士とは、保育士のスキルを活かして自分の好きな日・時間・場所で働く保育士のことを言います。

自治体が運営する公立保育園や民間企業が経営する私立保育園などで働く保育士とは違い、フリーランス保育士の多くは個人事業主となって独立しています。

一般的にフリーランスとして働く人が多い業種には、エンジニア系や芸術系が挙げられますが、最近は保育士がフリーランスとして働くケースも増えています。

フリーランス保育士は保育の経験があれば、誰でもなれますので、組織に属さずに自由に働きたいと考えている保育士さんが目指すことが多いようです。

時間と場所に縛られない点が魅力

フリーランスの一番の魅力は時間や場所にとらわれず、自分のペースで働くことができる点です。

自由度が高く自分に合った働き方が可能で、頑張った分だけ収入につながるところもフリーランス保育士の特徴でしょう。

保育士が転職する主な理由のひとつに「人間関係」が挙げられますが、フリーランス保育士になれば関わる人を自分で選択することができます。

人間関係での悩みが減ることで、ストレスも軽減されますので精神的に余裕が出てくるかもしれません。

収入が安定せず責任も重い

フリーランス保育士は魅力的な仕事だと感じた方も多いかもしれませんが、収入が安定しないという悩みを抱えている人も多いのが実情です。

完全歩合制であることが多いフリーランス保育士は、固定での収入がありませんので自ら営業して仕事を確保しなければなりません。

収入が安定しないということは、家のローンが組めなかったりクレジットカードの審査が通らなかったりということも十分にあり得ます。

社会的信用度が低いこともフリーランス保育士の特徴として挙げられるでしょう。

また、組織に属していないためトラブルが発生した場合自分で対応しなければならず、責任も重くなります。

フリーランス保育士の働き方

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特定の保育園や幼稚園に所属していないフリーランス保育士は、どのような働き方をするのでしょうか。

これから独立を考えている保育士さんは自分に合った働き方を見つけてください。

フリー保育士として複数の保育所で働く

フリー保育士として保育所で働く方法は、今まで保育園などの組織に属して働いてきた保育士にとって、最も馴染みのある働き方かもしれません。

フリー保育士は担任を持たずにクラスのサポートをしたり、人手が足りないときの補助業務がメインとなります。

人によって働き方は異なりますが、複数の園で働く保育士さんが多いでしょう。

さまざまな園で年齢の違う子ども達と関わるため、これまでの経験が重視されます。

ベビーシッターとして働く

親の急な用事や仕事など各家庭のニーズに沿った保育を提供するベビーシッターは、フリーランスに人気のお仕事です。

クラスの担任として園に勤務してる保育士さんの中には、業務量が多すぎて一人ひとりの子どもに向き合う余裕がなく、保育の質が保てないと悩んでいる人もいます。

ベビーシッターなら、親の希望に沿って子どもとじっくり関わることができるでしょう。

長時間しっかり働くこともできれば、数時間だけお願いされるケースもあるため、ベビーシッターは自分の生活スタイルに合った働き方が可能です。

保育士は1日に数件の家庭を回ることもあるので、スケジュール管理が大切になってきます。

家庭的保育事業(保育ママ)として独立開業する

家庭的保育事業、通称保育ママは自宅を保育所にして子どもを預かる保育形態のことを指します。

待機児童問題や保育サービス普及のために国が定めた制度で、一定の条件をクリアしてる保育士であれば開業することができます。

児童福祉法で定められている基準は以下の通りです。

● 保育士資格を所有している(看護師・教員・助産師・保健師いずれでも可)

● 年齢は25歳から65歳までで、育児経験があること

● 未就学児及びペットがいない

● 月~土曜日の8~18時まで保育ができる

● 6畳以上のスペースがある

保育ママは独立しているので、ある種フリーランス保育士と言えますが、経営者に近く条件もあるため自由度は低いかもしれません。

保育関連の業務に携わる

園やベビーシッター以外にも、保育や子どもに関連する仕事は数多くあります。

以下は保育士がフリーランスで働くことができる仕事の一例です。

Webライター

保育経験のある保育士さんはWebライターとして働くこともできます。

記事やコラムを保育の知識をもとに書く保育士Webライターは、パソコンさえあれば場所を問わず働ける点が魅力的です。

執筆することで今まで以上に保育の知識が深まるでしょう。

ハンドメイド作品の販売

近頃は自分専用の通販サイトがネット上で簡単に開設できるようになりました。

製作や手芸が得意な保育士さんは、子ども用の通園バッグや保育園で使えるパネルシアター、ペープサートなどを販売して収入を得ることができます。

ピアノやリトミック教室を開く

専門的なことが得意な保育士さんは、教室を開いてフリーランス講師になる方法もあります。

小規模であれば自宅を教室として運営することができますので、開業届を提出して必要な手続きをすればフリーランス保育士になれるでしょう。

フリーランス保育士の仕事の探し方

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「フリーランス保育士になりたいけど仕事の探し方が分からない」と悩んでいる保育士さんも多いのではないでしょうか。

実際、通常の保育士に比べるとフリーランス保育士になるまでのハードルは高く、仕事を見つけられない人もいるでしょう。

基本的にあまり求人として募集されることのないフリーランス保育士の仕事の探し方を紹介します。

人材派遣会社に登録する

フリー保育士の場合は、派遣会社に登録することで仕事を見つけることができます。

保育士専門の転職サイトを利用すれば効率良くフリーランス保育士の仕事を見つけられるかもしれません。

フリーで仕事を続けていく中で人脈を作り、仕事の幅を広げていくことも可能です。

Webを中心に探す

最近ではSNSを利用して自分の保育経験を発信し、仕事を獲得しているフリーランスも増えています。

他にもクラウドソーシングサイトを活用して在宅での仕事を見つける方法もあります。

ベビーシッターの場合は、家庭と保育士を結びつけるマッチングサイトを利用すれば自宅から近い場所で仕事を見つけることができるでしょう。

フリーランス保育士という新しい働き方に挑戦しよう

資格と実務経験がある保育士であればフリーランス保育士に転身することが可能です。

フリーランス保育士は縛られるものが少なく、頑張り次第では収入をアップさせることもできるため、働き方に魅力を感じる人も多いでしょう。

今回紹介したフリーランスとしての仕事をいくつも組み合わせている保育士さんもいますので、自分に合った仕事を選んでフリーランス保育士として活躍しましょう。

記事公開日:2022.03.15

記事更新日:2022.03.15