2022.03.15
【2022年最新】卒園ソングで人気の曲は?成功させるための曲の選び方と子どもへの教え方
園生活最後の締めくくりでもある卒園式は子どもや保護者、保育士にとって大切なイベントです。
今回は、人気のある卒園ソングを選ぶときのポイント、子どもたちへの上手な教え方について解説していきます。
卒園ソングで人気の曲
子どもたちは園生活を通し、さまざまな歌をうたってきたと思いますが、卒園ソングは特別なものです。
卒園式の定番ソングとして昔から人気の曲や、最近注目されている曲などをあわせて7曲紹介します。
卒園ソングで人気の曲①:さよならぼくたちのようちえん
この曲は、1996年に発表された曲で今から25年以上も前から歌い継がれている卒園ソングです。
「さよならぼくたちのようちえん」という歌詞の部分は、園の種類に応じて「ほいくえん」「こどもえん」とアレンジすることができます。
友達との思い出や園で過ごした日々を振り返り、小学校への希望をうたった曲です。
2011年にはドラマで「さよならぼくたちのようちえん」が放映されたことをきっかけに、さらに全国区となり卒園ソングの大定番となりました。
卒園ソングで人気の曲②:たいせつなともだち
「きっとわすれない わすれたくない」というサビの部分が感動的な卒園ソングです。
2009年に発表された最近の曲で、メッセージ性が強いので卒園式の雰囲気にピッタリなのではないでしょうか。
園生活で経験した全てのことが大切な宝物であること、素敵な1年生になることが歌詞に書かれています。
卒園ソングで人気の曲③:ありがとうさようなら
「ありがとうさようなら」も卒園ソングとしてよく歌われています。
友達や先生に感謝とお別れを伝えるために、歌詞に「ありがとう」と「さようなら」が多く使われています。
この曲は広い世代に認知されているので、保護者でも知っている人が多く、なじみ深い一曲です。
卒園ソングで人気の曲④:こころのねっこ
入園してからいつの間にかできなかったことができるようになったり、たくさんの友達と出会って色々な経験をしたことが歌詞になっているため、子どもの成長が実感できる歌です。
「園生活での思い出がねっことなって今後の人生が素晴らしいものとなりますように」という想いもこめられているので、卒園式という新たな旅立ちをお祝いする曲に向いています。
卒園ソングで人気の曲⑤:思い出のアルバム
思い出のアルバムは昔から歌われている卒園ソングなので、幼少期に歌ったことがある人も多いかもしれません。
春、夏、秋、冬と季節ごとの思い出を歌った名曲です。
全部で6番まであるため長く思われるかもしれませんが、ワンフレーズが短いため年長さんでも無理なく歌うことができるでしょう。
この曲はアレンジできますので、思い出に残っている園の行事を歌詞にすると、よりいっそう気持ちを込めて歌えます。
卒園ソングで人気の曲⑥:ありがとうこころをこめて
この世に生まれて6年間、お父さんお母さんたちのおかげで大きくなれたこと、友達と泣いたり笑ったり一緒に成長したこと、たくさんの思い出を振り返って心を込めてありがとうと伝える卒園ソングです。
音域が広くないので子どもたちに歌いやすい曲となっています。
卒園ソングで人気の曲⑦:みんなともだち
これまで紹介してきた卒園ソングとは色合いが違い、明るい曲調が特徴の歌です。
リズミカルで覚えやすい歌詞なので、子どもたちも楽しい気持ちで歌うことができるでしょう。
元気なクラスでの卒園式や、明るい雰囲気でうたいたい場合などにおすすめですよ。
「みんなともだち」は絵本にもなっていますので、練習の前に一度子どもたちに読んであげましょう。
卒園ソングを選ぶときのポイント
子どもの晴れの日に歌う卒園ソングは思い出に残る大切な曲ですので、どの曲を選んだら良いのか悩む保育士さんも多いと思います。
選曲のポイントをおさえて、心に残る思い出の卒園式にしていきましょう。
卒園式にふさわしい歌詞や曲調、テンポの曲を選ぶ
卒園式はこれまで過ごしてきた園生活の集大成です。
感謝の気持ちが歌詞に込められた感動的な曲、小学校に向けて明るい未来をうたった曲などを、クラスの雰囲気に合わせて選曲します。
卒園式は「しっとりした泣ける曲」を選ぶことが多いと思いますが、元気な子どもが多いクラスの場合は、明るい曲でも良いでしょう。
5~6歳の子どもに適した歌いやすい曲を選ぶ
年長児になると、だいぶ音程も取れるようになってきますので、一度曲を音源で聴いて子どもたちが歌えるかどうかイメージしましょう。
しかし、子どもの声帯はまだ発達途中にありますので、音域が広すぎない曲を選ぶことがポイントです。
テンポが速くて歌詞が追いつかないことのないよう、曲のスピードにも注意してください。
曲は保育士さんがピアノで弾くと思いますので、子どもが歌いやすいようにゆっくりアレンジして弾いても良いかもしれません。
曲のテーマを決めてから選ぶ
これまで一緒に過ごしてきた友達に向けた曲や、大切に育ててきてくれた親に向けた曲など、「誰に向けたものなのか」で選ぶこともポイントのひとつです。
友達や親に向けた歌は卒園ソングにピッタリです。
小学校入学と同時にお別れしてしまう友達もいると思いますので「これからもずっと友達だよ」といったメッセージ性のある曲や、お父さんお母さんへ「ありがとう」を伝える曲を選ぶと良いでしょう。
卒園ソングの上手な教え方
子どもたちに卒園ソングを教える際のコツを紹介します。
歌詞の意味を教えて練習する
年長児は歌を歌う目的や歌詞の意味を理解できる年齢です。
卒園ソングは心に響く感動的な歌詞が多いので、練習の際は歌詞の意味や言葉の大切さを教えましょう。
意味を知ってから歌うことで、歌に感情が乗せやすく心をこめて歌えるようになります。
歌詞は覚えやすいように紙に書いて保育室に掲示するのも良いですが、子どもは聴いて覚えることが得意なので、保育士さんがお手本として歌うことが大切です。
歌詞の意味を知って、みんなで園生活を振り返りながら楽しんで歌えると思い出に残るでしょう。
曲調に合った歌い方を教える
保育士さんは「大きな声で歌いましょう」と子どもたちに伝えることが多いと思いますが、子どもは友達に負けないよう怒鳴るような声で力いっぱい歌うことがあります。
特にスローテンポの曲や感動的な歌詞の曲の場合は、どんな声で歌ったらいいのか教えるのがポイントです。
具体的な方法としては、選曲した歌詞の意味を教えた上で、曲のイメージを伝えます。
「ありがとうって優しいイメージだよね、歌うときも優しい声だといいな」と教えながら練習していきましょう。
音程が取れているに越したことはありませんが、大切なことは卒園式という大事なイベントで保護者や保育士たちに気持ちのこもった歌を届けることです。
みんなで気持ちをひとつにして歌うことが楽しめるよう、保育士は工夫した声かけを行っていきましょう。
クラスに合った卒園ソング選びをして心に残る卒園式にしよう
今回は卒園ソングで人気の曲を7曲紹介しました。
小学校入学を楽しみにする気持ちや、友達や先生とお別れする寂しい気持ちなど、子どもたちはさまざまな想いを抱えながら卒園ソングを精一杯披露します。
子どもたちの成長を振り返り、これからの明るい未来を願う大切な1日となるよう、卒園ソング選びのポイントをおさえて思い出に残る卒園式を行いましょう。
記事公開日:2022.03.15
記事更新日:2022.03.15