2022.03.14
3月のおたよりで使える文例やイラストは?作成する際のポイントも解説
3月のおたよりの挨拶文やその他の内容に悩んでいる保育士さんに、本記事では3月のおたよりで活用できる書き出し文と行事やイベントに関する文例をそれぞれ紹介しています。
3月らしいイラストも活用して、年度最後の心に残るおたよりを作成してください。
3月おたよりを作成する際のポイント
3月は卒園式という大きな行事があるため、特に年長担当の保育士さんは慌ただしいでしょう。
そのような状況の中で少しでも効率良くおたよりを作成するためにも、3月のおたより作成ポイントをおさえておきましょう。
子どもの姿や様子を具体的に書く
保育園のおたよりでは子どもの様子が伝わる文を記載します。
3月の行事にちなんだ内容を子どもの姿と織り交ぜて書いたり、行事に向けた子どもの気持ちなどが書けると良いですね。
また、3月は年度末なので4月と比べて成長したことや、1年間を振り返って変化したことなどをピックアップして書きましょう。
3月の行事について触れる
おたよりは行事をお知らせする役割もあるので、3月に予定している卒園式などのイベントを告知しましょう。
行事のお知らせ欄では、時間や持ち物などを記載するだけでなく、例えば卒園式に向けた取り組み内容や練習している姿なども伝えると3月らしい雰囲気になります。
季節感を表現する
3月はまだ朝晩の冷え込みが強く感じられる日もありますが、日中はぽかぽか暖かい日も増えてくる時期なので、春の訪れが伝わるような文章を盛り込んでいきましょう。
特に書き出しの挨拶文では季節感を感じる文が必要です。
桜のつぼみがふくらみ始めてきたことや、風が暖かくなってきたことなど春らしい自然事象に触れるようにしましょう。
1年間の感謝の気持ちを伝える
年度末なので、保護者に向けた感謝の気持ちを伝えることも大切です。
保護者の協力や理解があり、この1年無事に過ごすことができたという感謝と締めくくりの挨拶も忘れないようにしてくださいね。
おたよりでは保護者へのメッセージ欄を別で設けても良いでしょう。
3月おたよりの書き出し文例
3月のおたよりの書き出し文は、卒園・進級する子どもの保護者が読み、新年度に対して期待感が持てる内容が良いでしょう。
寂しい気持ちがある中にも子ども達の成長を喜び、今後が楽しみと思えるような文章がおすすめです。
季節感が感じられる書き出し文と、子どもの姿を伝える書き出し文に分けて紹介します。
季節感のある書き出し文例
● 暖かい日差しが心地良く感じられる日が増えてきました。それでもまだ寒暖差は激しく季節の変わり目でもありますので、子ども達の体調管理に気を付けて元気に過ごしていきます。
● 園庭の木々や花たちが芽吹き、春の訪れが感じられるようになりました。春は旅立ちの季節ですね。嬉しさと寂しさが複雑に混ざり合っていますが、今月は笑顔で子ども達を送り出したいと思います。
● 厳しい寒さも和らぎ、春の陽気が感じられるようになりました。クラスのみんなで過ごせる日もあと1ヶ月ですが、元気いっぱいの子ども達と笑顔で過ごしていきたいと思います。
● 春の暖かさが感じられるようになり、年度末であることを実感しています。1年を振り返ると、子ども達1人ひとりが大きくたくましく成長していることに改めて気が付きました。
● 寒い冬を越え、ようやく春がやってきました。1日1日を大切にし、子ども達と元気に楽しく過ごしていきたいです。
子どもの様子が伝わる書き出し文例
● 3月に入り〇〇組で過ごせる時間も残りわずかとなりました。子ども達は卒園式のために「さよならぼくたちのほいくえん」を練習しています。お友達と声を合わせて歌う姿に1年間の成長を感じています。
● 4月は慣れない環境に不安そうにしていた子ども達も、今ではお友達もたくさんでき進級することを楽しみにしているようです。
● 少しずつ暖かい日も増え、今まで以上に元気に外を駆け回る〇〇組の子ども達。気持ちの良い陽気で鬼ごっこを楽しんでいると「暑い~!」と言って上着を脱ぐほど、外は春が訪れています。
● ぽかぽかの日差しに子ども達も春を感じているようです。お散歩をしていると道端に咲いている小さな花を見つけたり、公園ではてんとう虫やモンシロチョウを見つけて大喜びでした。
● 来月からまたひとつお兄さんお姉さんへの階段をのぼる子ども達。年長さんになったら何ができるようになりたいか、みんなで話して進級することへの期待感をふくらませていきたいと思います。
● 4月の頃と比べると、みんな大きく成長していて感慨深く思う日々です。子ども達の健やかな育ちを最後まで見守っていきたいと思います。
● 3月の祝日「春分の日」は、自然や生き物を大切にする日です。意味を子どもたちに伝えて、園庭で春探しを楽しみたいと思います。
● 春らしい気候となり、子ども達も「暖かいね!お外でたくさん遊べるね!」と嬉しそうにしています。柔らかな日差しを浴びながら、たくさん体を動かしていきたいと思います。
● 先月無事に生活発表会を終え、残す行事はお別れ遠足と卒園式になりました。子ども達自身も”もうすぐ卒園なんだ”と感じているようで、園生活の締めくくりとなる卒園式に向けて歌の練習に励んでいます。
● あっという間に1年が経ったように思いますが、子ども達は大きく成長し、1人でできることが格段に増えてきました。「次は〇〇組さんが良いな~!」と進級することを心待ちにしています。
● 穏やかな春の陽気に子ども達の外遊びにも変化が出てきました。春の草花を見つけたり虫探しをしたりと、季節の移り変わりを楽しんでいます。
3月おたよりで行事やイベントに関する文例
3月は卒園式だけでなく、ひな祭り、お別れ遠足など行事が盛りだくさんです。
それぞれの行事に関する文例も紹介しますので、3月のおたより作成に役立ててください。
卒園式
◇卒園児の保護者宛
3月〇日はいよいよ卒園式です。
寂しい気持ちもありますが、これまで過ごしてきた日々を振り返りながら、当日は新しい旅立ちをお祝いして送り出したいと思います。
小学校入学に向けてワクワクした期待感が持てるよう、残りの園生活を楽しく過ごしていけるようにします。
当日の時間や持ち物に関しては、近々プログラムをお配りいたしますのでご確認ください。
◇在園児の保護者宛
年長さんたちは今月卒園式を迎えます。〇〇組のみんなは優しい年長さんたちの姿を見て、たくさん成長してきました。
当日はありがとうの気持ちを込めて、〇〇組から年長さんへプレゼントを渡します。「喜んでもらえるといいな」と今から楽しみにしていますよ。
なお、式は卒園児の保護者のみの参加とさせていただいていますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
ひな祭り
ひな祭りの日は子ども達と一緒に折り紙でお雛様の製作を行いました。
製作活動の後はみんなで「あかりをつけましょぼんぼりに~♪」と歌って、ひな祭り気分を味わいました。
桃の節句とも呼ばれるひな祭りは、女の子の健康と成長を祈る日です。
子ども達にひな祭りの意味を伝えると、「そうなんだ~!」「男の子は?」と色々な声が聞こえてきました。
今後も日本の伝統行事に親しみが持てるよう、子ども達に行事の意味を伝えていきたいと思います。
お別れ遠足
先日、子ども達が楽しみにしていたお別れ遠足に行ってきました。
当日は天気にも恵まれ、子ども達は公園までの距離を頑張って歩きました。
途中で疲れてしまうかなと心配していましたが、帰り道も元気いっぱいだった子ども達の姿に成長を感じました。
お家から持ってきたお弁当をおいしそうに食べたり、広い公園を思い切り走ったりと、思う存分遊べたと思います。
楽しかった思い出を大切にして、これからたくさん新しいことに挑戦してほしいと願っています。
3月おたよりにおすすめのイラスト
おたより用のイラストは、インターネットで検索すると無料で使えるものが出てきます。
他にも保育士用のイラスト集などを活用して、自分で描いてみるのも良いでしょう。
おたよりの文章にイラストをバランス良く入れることで、読みやすい仕上がりになりますよ。
3月の季節感が感じられるイラスト
3月に使える季節感のあるイラストには、イチゴやつくし、ちょうちょやお花など春が感じられるものがあります。
行事の欄以外でも全体的に使用できるため、華やかな見た目にしたいときにおすすめです。春らしさが感じられる色には、ピンクや黄色など暖色系が挙げられますので、カラー印刷のおたよりを作成している保育士さんは、春を意識した色彩を取り入れてみましょう。
ひな祭りや遠足など行事に関するイラスト
ひな祭りには、おひな様やお内裏様のイラストの他にも、桃の花、三色団子、ぼんぼりなど数多くのイラストがあります。
また、3月にお別れ遠足を行う園ではお弁当、バス、行き先にちなんだイラストなどを活用してみても良いでしょう。
卒園式やお別れ会のイラスト
3月のおたよりでは必ずと言っていいほど卒園式について触れますので、卒園式のお知らせ欄では卒園証書、花束などのイラストを活用して卒園式らしさを表現しましょう。
3月のおたよりには1年を締めくくる内容を入れよう
今回は保育園で使える3月のおたより文例を紹介しました。
3月のおたよりを作成する際は、1年を振り返って保護者へ感謝の気持ちを伝えたり、行事について触れるようにしましょう。
春らしい季節感を出しつつ、子どもの姿を伝えていくことも大切です。
また、3月は卒園や進級を控えているため、子どもの成長が感じられるエピソードや、来年度への期待感が持てるような文章が書けると良いでしょう。
記事公開日:2022.03.14
記事更新日:2022.03.14