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2022.03.14

5月のおたよりで使える文例やイラストは?作成する際のポイントも解説

5月のおたよりで使える文例やイラストは?作成する際のポイントも解説

毎日慌ただしく保育に務める保育士の方にとって、おたより作成はつい後回しにしてしまいがちな業務の1つです。

特に5月は環境が変わって間もないため、おたよりを作成する時間を確保することさえ難しい状況ではないでしょうか。

そのような場合は、おたよりの基本構成や文例などを参考にし、必要なところだけを自分なりにアレンジするなどして負担を軽くすることが大切です。

本記事では、おたより作成の基本構成をはじめ、5月に適した文例やイラストなどを紹介します。

園に適した、自分らしい5月のおたよりをスムーズに作成するため、ぜひ確認してください。

5月おたよりを作成する際のポイント

5月おたより2

おたよりは基本構成に沿って作成すると迷わず進められます。

これから紹介する3つのポイントは、1年を通じておたよりには欠かせない内容です。

● 季節の変化を伝える文章を入れる

● 最近の子どもたちの様子を具体的に伝える

● 行事やイベントを紹介し、楽しいエピソードを紹介する

5月のおたよりは、上記のポイントに加えて以下の2つを必要に応じて追加しましょう。

● 子どもの体調の変化を気遣う文章を入れる

● 円滑な保育のために、保護者に協力してもらいたいことを改めて確認・お願いする

これらのポイントを押さえた上で5月のおたよりを作成すれば、それほど手間をかけなくても魅力的なおたよりになります。

以下、それぞれのポイントについて、詳しく説明します。

季節の変化を伝える文章を入れる

おたよりの書き出しは、季節の変化を伝える文章を入れるのが一般的です。

5月の季節感を伝えるためには、5月に咲く花や植物の様子、温かな日差しや爽やかな風など、4月とは違うより爽快感のある暖かさをイメージさせるあいさつを含めましょう。

おたよりの書き出しは全体を印象付ける大事な役割を果たすので、その時の状況にマッチする文章を選びましょう。

最近の子どもたちの様子を具体的に伝える

入園・進級して1か月が経過し、子どもの様子も変化しています。

おたよりを読む保護者は、保育園での子どもの様子を知りたいと思っているので、子どもの様子を具体的に伝えることが大切です。

例えば以下のような表現です。

● クラスのお友達のお名前を覚えました

● お友達を鬼ごっこに誘えるようになりました

● 新しい環境に慣れてきて、徐々に笑顔が増えてきました

● 園庭のお花や虫に興味が出てきたようです

保育園で元気に遊ぶ子どもの様子を伝えると、保護者の安心につながります。

日頃の子どもの些細な変化を記録する習慣をつけておくと、おたよりを作成する際に役に立つのでおすすめです。

5月の行事やイベントを紹介したり、4月の楽しいエピソードを紹介する

5月はこどもの日や母の日、ゴールデンウィークなど、登園日が少ない割に行事が多いのが特徴です。

保育園によっては遠足やレクリエーションのイベントを計画しているかもしれません。

それぞれの行事やイベントについて触れ、保育園ではどのように過ごすのか、どんなことを計画しているのかを簡単に説明しましょう。

「保育園で柏餅を食べるの?」「こどもの日のお祝いをするんだって?」など、子どもと保護者の会話のきっかけになるようなおたよりを目指してください。

おたよりは連絡事項を伝えるだけでなく、楽しいことが待っているというワクワク感を伝えるために活用しましょう。

また、4月の行事・イベントでの楽しいエピソードも載せると、ご家庭で思い出話ができるかもしれません。

子どもの体調の変化を気遣う文章を入れる

5月は入園・進級から1か月が経過し、子どもたちにも疲れが見え始める時期です。

保育園で流行っている病気などがあればお知らせし、家庭でも子どもの様子を観察してもらうようにお願いしましょう。

また、体調がすぐれない場合は無理をせず、完治してから登園することを再度確認するような文章を加えてもいいかもしれません。

円滑な保育のために、保護者に協力してもらいたいことを改めて確認・お願いする

4月はどのご家庭も慣れない生活で慌ただしく過ごしています。

そのため、持ち物に名前を書き忘れていたり、連絡帳の提出がなかったりと、保育園運営に支障が出るケースもあります。

そこで、5月のおたよりにもう一度保育園のルールや保護者に協力してもらいたいことを確認しましょう。

この際気をつけたいのが、威圧的な文面にならないことです。

あくまでも、円滑な保育のために協力して欲しいという気持ちを伝え、悪い印象を与えないように気を付けましょう。

おたより作成でミスをしやすい4つのこと

おたよりの作成でやってしまいがちなミスを紹介します。

● 誤字脱字がある

● 難しい言葉を使ったり、漢字を多く使う

● 文章は長く、見出しがない

● 子どもの様子を伝えずに連絡事項ばかりになる

おたよりを読むのは保護者ですが、あまり堅苦しい表現になってしまうと読みにくく堅い印象を与えてしまいます。

おたよりで一番重要なのは子どもの様子を伝えることなので、自分の言葉で日頃の子どもの様子をリアリティをもって伝えましょう。

また、おたよりは配布前に第三者にチェックしてもらうなどして、ミスや漏れがないように注意してください。

5月おたよりの書き出し文例

5月おたより3

先ほど紹介したポイントを踏まえ、5月のおたよりの参考となる書き出し文例を紹介します。

5月おたよりの書き出し文例1

温かい日差しと爽やかな風が吹く中、子どもたちは元気いっぱい園庭を走り回っています。

入園から1か月が過ぎ、少しずつ笑顔が増えてお友達にも興味を示す様子が見られるようになりました。

今月はこどもの日のお祝いや母の日の特別保育を予定しており、子どもたちと楽しい時間を過ごします。

5月は疲れがたまりやすく、ゴールデンウィークなどで生活のリズムが乱れがちです。

体調を崩す子どもが増えますので、ご家庭でもお子様の様子をしっかりと見守ってください。

 

5月おたよりの書き出し文例2

新年度がスタートして1か月が過ぎました。

お天気のいい日はみんなでお散歩に出かけます。

道端に咲く花やアリなどの虫との出会いがあり、子どもたちは目を輝かせながらしっかりと自分の足で歩いています。

今月は親子遠足がありますね!

お天気に恵まれるようにと、子どもたちはてるてる坊主を作ってお部屋や玄関入口に飾り付けていますよ。

子どもたちは徐々に園生活に慣れてきていますが、新しい環境に順応しようと頑張りすぎて疲れが出やすくなります。

長期連休ではお出かけなどを楽しみつつ、心や体をしっかりと休ませる時間を作ってあげましょう。

 

5月おたよりで行事・イベントに関する文例

5月おたより4

5月に行われる保育園の行事・イベントには以下のようなものがあります。

● こどもの日

● 母の日

保育園によっては春の遠足などのイベントを実施することもあるようです。

5月の行事・イベントに関する文章を作成する際は、行事の由来などを簡単に説明するとよいでしょう。

また、行事・イベントにちなんだ保育内容の説明や、その時の子どもたちの様子などを伝えると温もりのあるおたよりになります。

それぞれの行事・イベントに適した文例を紹介しますので、こちらをベースに保育園の個性を盛り込んだ文章を作成しましょう。

こどもの日の文例

5月5日はこどもの日です。

子どもが健やかに育ったことに感謝し、これからもたくましく大きく育つことを願う大切な日です。

保育園では園庭にこいのぼりを飾り、保育の時間にはこいのぼりを作成してお持ち帰りする予定です。

また、園庭に全クラスの子どもが集まり、「こいのぼり」の歌を歌ったり、柏餅を食べて過ごします。

ご家庭でもこどもの日をお祝いする時間を持てるといいですね。

 

母の日の文例

5月の第2日曜日は母の日です。

子どもたちには母の日の由来を伝え、「ママのどんなところが好き?」という質問を投げかけました。

すると、子どもたちは「やさしい」「いつも笑顔」など、ニコニコの笑顔でお返事してくれました。

みんなママのことが本当に大好きなんです!

子どもたちは日頃のママへの感謝を伝えるために、手作りのカーネーションで花束を用意しました。

子どもたちから「ありがとう」の言葉とともにママに感謝の気持ちを伝えます。

 

親子遠足の文例

5月○日は親子遠足を予定しております。

子どもたちもお父さん、お母さんと一緒に遠足に行く日を心待ちにしています。

親子遠足は保育園でのお子様の様子を知ることができる貴重な機会なので、ご都合がつくようであればぜひご参加ください。

子どもたちと外で体を動かし、交わす言葉は大切な思い出となります。

また、他のお子様や保護者同士の交流も深まりリフレッシュもできますよ。

○○(担任の保育士の名前)も子どもたちと、そして保護者の方と過ごす時間を楽しみにしております。

 

5月おたよりにおすすめのイラスト

5月のおたよりをより明るく見せるためにイラストを活用しましょう。

5月はこどもの日や母の日などの行事があるので、それに合うイラストを選ぶのがおすすめです。

たとえば、「こいのぼり」や「兜」などのこどもの日をイメージさせるイラスト、「カーネーション」や「お母さん」などの母の日をイメージさせるイラストもたくさんあります。

遠足を実施する予定があれば、「お弁当」「水筒」「ピクニック」などのイラストを入れてもよいでしょう。

5月のおたよりは行事・イベントの内容を盛り込んで楽しい印象を与えよう!

5月のおたより作成に参考となる情報をまとめて紹介しました。

5月のおたよりは、基本の構成に加えて行事・イベントの文章を盛り込むと楽しい印象になります。

また、子どもの体調を気遣う文章保護者へのお願いなども載せ、内容の濃いおたよりに仕上げましょう。

本記事で紹介した文例を参考に、5月の雰囲気に合ったおたよりを作成してください。

記事公開日:2022.03.14

記事更新日:2022.03.14