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2022.03.10

保育士に人気の研修内容は?開催時期や身だしなみも徹底解説

保育士に人気の研修内容は?開催時期や身だしなみも徹底解説

保育士の研修と聞くと外部で行っている研修や園独自で行っている内部研修など、人によってイメージするものが違うかもしれません。

今回は保育士に人気の研修や行政や民間企業が開催する園外研修について解説していきます。

研修を受ける目的をしっかり理解し、正しい身だしなみで参加しましょう。

保育士が研修を受ける目的とは?

保育士が研修を受ける一番の目的には「保育の質の向上」が挙げられます。

時代とともに保育士に求められる知識やスキルは大きく変化してきました。

より保育の専門的な知識を習得し、普段の保育だけでなく障がい児支援保護者支援などにも活かせるよう、さまざまな種類の研修が開催されています。

研修の中には新人研修もありますが、保育士の研修は新人保育士のためだけにあるわけではありません。

保育のニーズは多様化していますので、経験のあるベテラン保育士の場合でも定期的に保育研修を受けることはとても意味があります

研修を受けて、新しい知識や考え方が増えると保育の幅が広がり自分の保育を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。

スキルアップをすると保育の専門知識が高まるだけでなく、給料が上がる可能性もありますので、モチベーションアップにもつながります。

保育士に人気の研修内容

保育士の研修にはたくさんの種類がありますが、今回は保育士に人気の研修を6つ紹介します。

保育士に人気の研修①:キャリアアップ研修

キャリアアップ研修とは、保育士の処遇改善を行うために新設された研修です。

これまでは園長と主任保育士の2つが保育士の主な役職でしたが、キャリアアップ研修を受けることによって、以下の3つの役職に付くことが可能となりました。

● 副主任保育士

● 専門リーダー

● 職務分野別リーダー

キャリアアップ研修を受けるためには、保育士として3〜7年の勤務年数が必要ですが、役職につくことで月額5,000~40,000円が処遇改善手当として支給されます。

研修内容は全部で8分野あって目指す役職によって必須受講数は異なり、1分野15時間以上の学習時間が必要です。

通常は1分野受講のために土日を使って2日間研修会場に通います。

研修を受けた後はレポートを提出して理解度の評価が行われ、最後に終了証が交付されます。

保育士に人気の研修②: 障がい児研修

保育士資格を取得する際に障がい児保育の勉強をしてきていると思いますが、実際の対応や支援方法に難しさを感じている保育士さんは多いでしょう。

障がい児研修では、障がいの基本的な知識や子どもへの関わり方保護者へのアドバイス方法などを学ぶことができます。

クラスの中に発達の気になる子どもがいる場合の対応などについても知ることができるおすすめの研修です。

保育士に人気の研修③:乳児保育研修

近年、共働き家庭の増加に伴い、乳児の保育園利用人数が増えています

乳児保育研修では乳児期に起こりうる事故の対策方法や発達の特徴、乳児への適切な関わり方などが学べます。

講義形式の研修以外にも、ロールプレイングやワークなどを通して実践的に知識を習得していくことができるので、初めて乳児クラスを担当して不安に感じている保育士さんはぜひ受けてみてください。

保育士に人気の研修④:絵本読み聞かせ研修

保育士は普段の保育で子ども達に読み聞かせをする機会がたくさんあります。

絵本は子どもの想像力や豊かな感性を育ててくれるものなので、読み聞かせのスキルをアップさせたいと思っている保育士さんも多いでしょう。

研修では子どもの年齢や発達に合わせた絵本の選び方、子どもが夢中になって聞いてくれる読み聞かせのコツなどを教えてもらえます。

抑揚のある話し方や表情の作り方など読み聞かせのポイントを学んで、子どもたちに絵本の楽しさを伝えていきましょう。

保育士に人気の研修⑤:保護者対応研修

保育士の仕事は多岐にわたりますが、保護者対応もそのうちのひとつです。

核家族化が進む現代では人とのつながりが希薄化しているため、保護者の子育てに対するストレスや悩みが増加しています。

保育士は保護者の相談に乗ったり、必要があれば関係機関と連携を取ったりと適切な対応が求められるでしょう。

保護者対応研修では、保護者との信頼関係の築き方クレーム対応の仕方を知ることができます。

保育士に人気の研修⑥:食育研修

保育園で子ども達に食事の大切さを教えていくことは保育士の重要な役割です。

食育研修の内容は、偏食や食が細い子どもに対する対応、生活習慣病の予防、食物アレルギーに対する知識など保育士として知っておくべきことが盛り込まれています。

乳幼児期に行う食育は生涯にわたって健康的な生活を送るための取り組みですので、家庭と保育園が連携して子どもの成長を支えていく食育活動の方法を学びましょう。

保育士の研修が開催される時期・日時

保育士は業務量や残業が多く忙しい職業であるため「研修を受けたいけど時間が取れない」と思う保育士さんも多いのではないでしょうか。

保育士の研修が開催される時期や日時をおさえて、スケジュールを調整しましょう。

研修は1年中開催されている

保育士の研修は種類にもよりますが、年間を通して定期的に開催されています。

一般的に保育園で行事が多く行われる秋から年末にかけての時期は繁忙期になりますので、開催数も少ないです。

日数は1日だけのものもあれば、研修内容によっては数日間行われるものもあります。

研修は平日も休日も関係なく行われている

研修は土日だけでなく平日も開催されています。

休日の場合は日中に実施されることが多いですが、平日は業務後の参加になりますので19時頃に行われるパターンが一般的でしょう。

土曜保育を行っている園の場合は、保育士同士で調整し合って時間を確保する必要があります。

ただし、近頃はオンライン研修も多いため、時期や時間はあまり関係なく開催されることが増えました。

オンラインであれば移動の手間が省けますし、研修を受けるハードルも下がるのではないでしょうか。

しかしオンラインであってもライブ配信であることがほとんどですので、決められた時間に参加しなくてはなりません。

保育士の研修を受ける際の服装

研修に初めて参加する保育士さんは「どんな服装で参加したらいいのだろう?」と悩んでしまうかもしれません。

多くの保育士が集まる研修の場には、TPOをわきまえたふさわしい服装で参加すべきです。

しかし、研修内容によってふさわしい服装は異なりますので注意が必要です。

例えば講義を受けるタイプの研修の場合はスーツが望ましく、運動などを行う実技タイプの研修であれば、動きやすい服装が良いでしょう。

ラフな格好で問題ない場合でも、派手すぎたり露出の多い服は避けてください。

オンライン研修の場合、自宅から受講することも多いと思いますが部屋着での参加はNGです。

きっちりとスーツを着る必要はありませんが外出用の服に着替え、身だしなみを整えて参加しましょう。

保育士は積極的に研修に参加してスキルアップを図ろう

今回は保育士に人気の研修内容と、開催時期や服装の注意点について紹介しました。

研修は保育の質を高めることが目的なので、スキルアップをして子どもの理解を深めたり保護者支援に活かしていきましょう。

保育士の研修にはさまざまな種類がありますので、自分に必要な研修を受けて知識を習得し、日々の保育に取り入れてみてください。

記事公開日:2022.03.10

記事更新日:2022.03.10