「保育士って腕時計OKなの？」と疑問に思う人も多いでしょう。保育士が腕時計をする必要性やメリットに加え、腕時計を選ぶ際のポイントを紹介します。

保育士に適した腕時計をお探しの人はぜひ参考にしてください。

保育士が腕時計をする必要性

保育士は忙しい1日を細かいスケジュールに沿って動いているため、時間を確認することが多いのではないでしょうか。

どこにいてもすぐに時間が確認できる腕時計は、身につけていると便利であることは間違いありません。

しかし、保育園や幼稚園の中には腕時計をつけることを禁止としているところもあります。その理由は「腕時計もアクセサリーの一種のため」「子どもに当たると怪我をさせる恐れがあるため」などが挙げられます。

園のルールとして禁止されている場合は、当然守らなければなりません。

「腕時計はピアスやネックレスと違ってアクセサリーじゃない。必要なものだ。」と思う保育士もいるかもしれませんが、決まりがある以上はそれに従いましょう。

ではスマートフォンで時間を確認することは問題ないのでしょうか。

基本的に、保育士が勤務中にスマートフォンを持ち歩くことを許可している園は少ないようです。

スマートフォンを持ち歩くということは、エプロンのポケットに常備することになりますので、子どもと遊んでいるときに落としたり壊れるリスクもあります。

保育士がスマートフォンを見ている姿は、保護者や同僚から見ても良い印象ではありません。腕時計が許可されている園であれば時計で確認した方が良いでしょう。

保育園が腕時計をするメリット

「保育室に置時計や壁掛け時計があるから、腕時計は必要ない」と思っている保育士もいるかもしれませんが、腕時計にもメリットはありますので詳しく見ていきましょう。

スケジュール管理がしやすい

園では子ども達の登園から降園までの間、あらゆる活動がスケジュール管理されています。なかには他のクラスと合同で行う活動もありますし、給食や帰りの会など毎日決まった時間で行う活動もあります。

また、保育園ではお昼寝の時間を設けていますが、乳児クラスの子どもは注意が必要です。特に0歳児クラスは乳幼児突然死症候群のリスクがあるため、一般的に5分に一度呼吸を確認しています。とても重要な業務であるため、時間の管理は欠かせません。

午睡チェックのときだけ例外的にスマートフォンを使ったり、システムを利用する保育園もありますが、保育士が目視で時計を確認してチェック表に記録している園もあります。

デジタル腕時計の中には秒数が表示されるタイプもありますので、細かい時間をチェックしたい時に役立つでしょう。

いつでも時間が確認できる

保育士はいつも時計のある場所にいるわけではありません。子ども達と一緒に外遊びをしたり、公園にお散歩に行くことも多いでしょう。

外にいても時間の確認は重要です。なぜなら「夏は1時間に1回水分補給をする」などルールがある園では、子どもの安全を守るためにも時間を把握している必要があるからです。

また、保育活動はスケジュールで決まっていることが多いため、外出先では園に戻る時間を気にしておく必要があります。

保育士が腕時計を選ぶ際のポイント

腕時計の着用が許可されている園に勤めている保育士に向けて、選び方のポイントとおすすめの腕時計をあわせて紹介します。

防水性に優れたタイプ

室内では子ども達と一緒に絵の具で工作、外に出れば砂遊びなど、保育士は手が汚れやすい仕事です。乳児クラスの保育士であれば子どものおむつ替えも行うため、頻繁に手を洗います。

そのため、水に濡れても壊れない防水性の高い腕時計がおすすめです。

水洗いが可能な腕時計であれば、清潔を保つことができますので衛生的です。

柔らかい素材のもの

腕時計は金属製のものがありますが、保育士は子どもと接する仕事なので万が一子どもに当たっても怪我をしないようシリコンタイプを選ぶことをおすすめします。

子どもの動きは予測ができないため「大丈夫だろう」と思っていると思わぬ事故が起こる可能性があります。

子どもを抱っこすることの多い保育士の場合はなおさら、子どもの肌に時計が当たる危険性を考えて、柔らかい素材のものを選ぶようにしましょう。

デザイン性で選ぶ

腕時計は可愛らしいデザインや派手な色合いのものなど、数多くの種類があります。

ですが、保育士が選ぶ腕時計はパステルカラーやシックなものなど、シンプルなものが好ましいでしょう。

保育士は保護者にも見られる存在であるため、あまりに個性的なデザインやビビットな色の腕時計は印象を悪くしてしまう恐れがあります。

軽量タイプ

保育士が選ぶ腕時計は軽さも重要です。

長時間着用するため、重い腕時計は手首が痛くなったり疲れる原因になってしまいます。

シリコン以外にもベルトが布でできた腕時計もありますので、実際につけてみて軽さを実感してから購入しましょう。

衝撃に強いタイプ

保育士は子どもと活動したり動くことが多いため、どこかに腕時計をぶつけてしまうことも考えられます。

そのため耐久性が高く衝撃に強いタイプを選ぶことをおすすめしますが、買い替えの必要性も考えてお手頃価格の腕時計を選ぶと良いかもしれません。

保育士におすすめの腕時計

選ぶ際のポイントを解説しましたので、続いて腕時計の種類を紹介します。

スポーツウォッチ

スポーツウォッチはデザインがシンプルなので保育士の腕時計としておすすめです。スポーツ用に作られた時計なので、軽くて腕に負担がかかりにくく保育のじゃまになりません。

なかでもシリコン素材のスポーツウォッチは、防水タイプのものが多いので保育士の腕時計にぴったりですね。

スマートウォッチ

スマートフォンと連動できるスマートウォッチは、多機能さが特徴の腕時型電子機器です。時計以外にもタイマーや歩数計などを兼ね備えていますので、使い方によっては業務に役立てることができます。

スマートウォッチはブランドや機能によって価格がさまざまなため、仕事用としてリーズナブルなものから試してみても良いかもしれません。

ただし、スマートウォッチを禁止とする園もなかにはあるようなので、購入の前に確認しておきましょう。

ナースウォッチ

ナースウォッチとは主に看護師さんが使う懐中時計のことです。腕時計が着用できない医療現場で使うことを目的とした時計なので、保育士にも適しています。

クリップやカラビナなどでポケットに固定して使えるため便利なナースウォッチですが、時間を確認するとき以外はポケットの内側にしまっておきましょう。

保育士の腕時計は選び方が重要！自分に合った腕時計を選ぼう

今回は保育士が腕時計をする必要性やメリットを紹介するとともに、腕時計を選ぶ際のポイントを詳しく解説しました。

腕時計が許可されていない園もありますが、保育士は時間の確認やスケジュール管理が大切な仕事なので、腕時計をしていると便利な場面は少なくありません。

保育士は腕時計を選ぶ際、子どもの安全を第一にその上で防水性や耐久性を重視しましょう。自分に合った使いやすい腕時計を見つけて、日々の保育に役立ててください。