2021.11.30
保育園でマジックを披露!子どもが喜ぶおすすめ簡単手品8選
魔法みたいで不思議と思ってもらえるマジックは、子どもも大人も楽しめるものです。
おすすめの簡単手品の紹介と、保育園でマジックを行う目的や成功させるポイントについて解説していきます。
保育園でマジックを行う目的とは?
マジックは見ていてとても楽しいものですが、保育園で行う際には目的を持って行う必要があります。
まずは保育園でマジックを行う目的やねらいを見ていきましょう。
考える力が育まれる
マジックを見た子どもは「すごい!」「おもしろい!」と思うだけでなく、その後に「どうしてだろう」「どんな仕掛けがあるんだろう」と頭をフル回転させます。
仕掛けが分からなかったとしても、子どもたちなりに考える過程が大事なのです。
たくさん考えることで記憶力や思考力が養われますので、マジックは子どもにとって良い影響を与えるものといえます。
好奇心が刺激される
目の前で起こる不思議な現象に子どもは興味津々で「どうやってるのか知りたい!」「ぼくもやってみたい!」と好奇心や探求心を刺激してくれます。
乳幼児期の子どもは好奇心旺盛なので、子どもを釘付けにしてくれるマジックは脳を活性化させてくれます。
また、披露後は保育士に「先生、どうやったのか教えて!」と聞いてくる子どももいると思いますので、子どもとのコミュニケーションツールにもなるでしょう。
子ども自身も行うことができる
特別な材料がなくてもできる簡単なマジックや手作りでできるものであれば、保育士のマジック披露後に「みんなも一緒にやってみようか」と誘導することができます。
簡単なマジックであっても最初からできるわけではありませんので、練習を重ねながら上達していくことで、成功したときの達成感を味わうことができます。
マジックではある物をないように見せるなど手先を器用に動かすものが多いため、子どもにとって手指を動かす練習にもなるでしょう。
保育園で披露するマジックの選び方
保育園で披露するマジックは、子どもが理解しやすいものを選ぶことが大切です。
例えばカードの数字を子どもに覚えてもらい、それを保育士が当てるというマジックをしたとしても、子どもが記憶できなかったら意味がありません。
数字を当てたことの何がすごいのか理解できない年齢であれば、マジックを見てもつまらなく感じてしまうかもしれません。
保育士は子どもの視点に立って、ねらいが達成されるようなマジックを選ぶ必要があるでしょう。
目の前のものが消えるマジックや、逆にないところからものが出現するようなマジックなどは、子どもの興味を掻き立てて集中して見てもらうことができます。
保育園で子どもが喜ぶ簡単マジック8選
子どもに喜んでもらえる簡単マジックを8つ紹介します。
どれも難易度は高くありませんので、保育士さんはマジックのレパートリーとしていくつか覚えておくと便利です。
保育園で子どもが喜ぶマジック(1):ペットボトル貫通マジック
ペットボトルの中に入るはずのないキャップを貫通させるマジックです。
ラベルで隠れる部分にキャップが入るサイズの穴をあけておきます。
穴を隠すようにラベルを貼り直したら完成です。
勢いよく入れるのがコツです。
保育園で子どもが喜ぶマジック(2):封筒マジック
何も入っていない封筒から折り紙で作ったお花が出てくるマジックです。
もう一度お花を入れると今度は消えてしまいます。
封筒の中にもう1枚封筒仕込んでおくだけの仕掛けですので、器用さが求められるマジックは苦手という保育士さんにおすすめです。
保育園で子どもが喜ぶマジック(3):コップをかぶせると消えるコイン
画用紙の上にのせたコインにクリアカップをかぶせると、コインが消えてしまうマジックです。
クリアカップの注ぎ口側を、マジックで使う画用紙と同じ色の画用紙でふさぎます。
カップをコインの上に置くと画用紙が同化して、コインが消えたように見えます。
コインは手作りにしても良いでしょう。
保育園で子どもが喜ぶマジック(4):紙袋マジック
空っぽのはずの紙袋から子どもが喜ぶおもちゃが出てくるマジックです。
紙袋の裏側に大きめの穴をあけ、エプロンのポケットに隠しておいたおもちゃを取り出します。
ポケットから取り出すときの動作を自然にすることがポイントです。
誕生日会で披露してあげると子どもも喜んでくれるでしょう。
保育園で子どもが喜ぶマジック(5):魔法のジュース
ペットボトルに入れた透明の水が、振ると鮮やかに色付くマジックです。
ふたの裏側に絵の具を塗っておくという非常にシンプルな仕掛けなので、簡単に行うことができます。
透明だったはずの水が、保育士がかけたおまじないによってジュースのような見た目に変わるため、子どもたちも驚いてくれます。
導入にミックスジュースの手遊びを行うとより楽しめるでしょう。
保育園で子どもが喜ぶマジック(6):絵に描いたキャンディーが本物に
画用紙に描かれたキャンディーが保育士のおまじないによって本物のキャンディーになるマジックです。
画用紙の折りたたみ方や開き方にコツがいりますが、簡単に行えるものなので「絵が本物になった!」と子どもを喜ばせることができます。
キャンディー以外にも応用できますので、状況に合わせてアレンジしてみてください。
保育園で子どもが喜ぶマジック(7):減らないストロー
手に持ったストローを何度引き抜いても数が減らない不思議なマジックです。
大人も「どうして?」と疑問に思えるようなマジックですが、仕掛けはとても簡単です。
切り込みを入れたストローの中にもう一本ストローを入れているのです。
数の概念が分かる年齢の子どもにおすすめです。
保育園で子どもが喜ぶマジック(8):指が消えるマジック
誰でも簡単にできる定番マジックです。
指が消えるマジックは、準備も必要ないですし、いつでもできるため普段の保育で子どもの注目を集めたいときなどにも活用できます。
子どももできるマジックですので、やり方を教えてあげて一緒に練習しましょう。
保育園でのマジック披露を成功させるポイント
保育園でマジックを披露することになったら「絶対に子どもたちを楽しませたい!」と保育士さんなら思うことでしょう。
マジックを成功させるポイントや子どもにより楽しんでもらえる方法を紹介します。
簡単なマジックから挑戦する
保育園で披露するマジックは、マジシャンが行うような難しいものである必要はありません。
大人が見たらすぐに仕掛けが分かってしまうようなマジックでも、保育園に通う年齢の子どもにとっては不思議で楽しい体験なのです。
仮に仕掛けがバレてしまっても、保育士のアドリブで楽しい雰囲気を作ることができます。
子どもが参加できるマジックを行う
保育士はマジックをしながら子どものリアクションを見て、問いかけを行いましょう。
「何個あるかな?」と聞いたり、クイズ形式にしてみても良いかもしれません。
子どもは参加する喜びや満足感を得ることで、さまざまな活動に意欲的になったり挑戦するようになります。
保育園でマジックを披露して子どもたちの興味を引き出そう
保育園で子どもが楽しめる簡単マジックを紹介しました。
今回紹介したマジックは、どれも身近なもので作ることができるため、保育園のイベントなどで活用してみてください。
一瞬で子どもたちの注目を集めるマジックは、普段の保育にも取り入れることができますので、保育士はいくつか覚えておくと便利でしょう。
記事公開日:2021.11.30
記事更新日:2021.12.01