2021.11.17
子どもに人気の定番クリスマスソング8選!教え方のコツは?
クリスマスソングを聴くと「もうすぐクリスマスだ!」というワクワクした気持ちが湧いてくるものです。
本記事では子どもも歌える人気のクリスマスソングを紹介していますので、保育園で曲決めをする際などは参考にしてみてください。
子どもが歌える定番クリスマスソング8選
クリスマスソングは数多くありますが、今回は誰もが一度は聴いたことがある定番クリスマスソングを紹介します。
子どもに人気のクリスマスソング(1):赤鼻のトナカイ
「まっかなお鼻の~」から始まる赤鼻のトナカイは、子どもも大好きなクリスマスソングの定番です。
赤い鼻をしているために他のトナカイから笑われて泣いているトナカイに、サンタさんが夜道では光る鼻が役立つんだよ言ってくれる、ストーリー性のある曲です。
曲が短くて覚えやすいため、どの年齢の子どもにも親しんでもらえることでしょう。この曲は「ルドルフ 赤鼻のトナカイ」という絵本にもなっています。
子どもに人気のクリスマスソング(2):ジングルベル
リズミカルな曲調で耳に残りやすく、クリスマスソングと言えばジングルベルが真っ先に思いつくくらい王道の曲です。
サビの「ジングルベルジングルベル♪」のところ以外の歌詞を知らないという人も多いかもしれません。子どもたちと音楽に合わせて鈴を鳴らして楽しむこともできます。
子どもに人気のクリスマスソング(3):あわてんぼうのサンタクロース
この曲は全部で5番まであり、ストーリーが楽しめるクリスマスソングです。
曲が長いので、低年齢の子どもは覚えるのが難しいのではと思うかもしれませんが、歌詞中にたくさんの擬音が出てきます。
「リンリン」「シャララン」など、擬音は1番から5番まで全て異なり、聴いても歌っても楽しい雰囲気を感じることができるため、全ての子どもにおすすめです。
子どもに人気のクリスマスソング(4):きよしこの夜
愉快で軽やかなクリスマスソングとは違い、きよしこの夜はスローテンポが特徴の曲です。静かな雪の降る夜が浮かんでくるようなメロディーで穏やかな気持ちになれるでしょう。
きよしこの夜は、クリスマスをお祝いするキャロルのひとつとして、古くから世界中で歌われてきました。しっとりした曲調なので、ハンドベルの演奏用としてもよく使われます。
子どもに人気のクリスマスソング(5):サンタが街にやってくる
意外と曲名は知られていない有名なクリスマスソングです。街中で流れているクリスマスBGMとしても使われることが多く、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
イントロを聴いただけでクリスマス気分になれる楽しい曲です。
歌詞中では「Santa Claus is Coming to Town」と英語になっている部分があるので、子どもに意味を教えてあげながら一緒に歌いましょう。
子どもに人気のクリスマスソング(6):もろびとこぞりて
曲を聴いたことがある人は多いと思いますが、歌える人はあまりいないかもしれません。
もろびとこぞりては賛美歌なので、教会などで歌われることが多い曲です。歌詞が少し難しいですが、美しいメロディーに乗せてゆっくり歌ってみましょう。
子どもに人気のクリスマスソング(7):ひいらぎかざろう
ひいらぎかざろうも、キャロルのひとつですが歌詞に「ファララララ~」と繰り返しの言葉が出てくるので、小さい子どもでも口ずさみやすい曲です。
リズムも取りやすく楽しい気持ちになれるので、歌いながらクリスマスの飾りつけをするのもおすすめです。
子どもに人気のクリスマスソング(8):ウィンター・ワンダーランド
ウィンター・ワンダーランドは、明るくテンポの良い有名なクリスマスソングです。
曲そのものはクリスマスは関係なく冬の曲ですが、聴いていると雪景色が浮かんでくるような楽しい曲なので、クリスマス前のワクワクした気持ちにぴったりです。
保育園でクリスマスソングを歌う目的
クリスマスが近くなると、保育園で歌の練習を行う園が多いのはなぜなのでしょうか。
クリスマスソングを歌うと楽しい気持ちになれるのはもちろんですが、それ以外にも意味があるため行われています。
1. 歌に親しむことで表現力が培われる
歌は聴くだけでも気分が盛り上がってくるものなので、子どもは歌に合わせて体を動かしたりダンスを踊ったりします。
歌を通して友達と心を通わせることもできますし、表現する楽しさを味わうことで感性豊かな子どもに育ちます。
歌詞の意味が分かる年齢になると、その曲をイメージしながら歌えるようになるため想像力が養われるでしょう。
クリスマスソングから思い浮かべた風景を制作活動などにつなげると、より一層子どもの表現が深まるのではないでしょうか。
2. 友達と一緒に歌うことで一体感や達成感を感じることができる
まだみんなで何かひとつのことをやり遂げるという経験が浅い子どもには、歌を通して集団での一体感を感じてもらうことができます。
みんなで歌う楽しさを経験し、そこから社会性や協調性が身についていくのです。
3. 記憶力や音感を養うことができる
歌詞を覚えて歌をうたうことは脳に良い刺激を与え、記憶力を高める効果があります。
歌うことで、意識せずとも自然とリズム感や音感が身につくことでしょう。
これからたくさん言葉を覚えていく1歳頃の子どもにも歌は有効で、言葉を覚えるきっかけにもなりますし、コミュニケーション能力を高めることにもつながります。
また、お腹から大きな声を出すことでエネルギーを発散させ、良い運動にもなります。
保育園でクリスマスソングを教えるときのポイント
保育園で子どもにクリスマスソングを教える際にはいくつかポイントがあります。ポイントを踏まえて子どもにクリスマスソングに親しんでもらいましょう。
1. 子どもの年齢に見合った選曲をする
まず大切なことは、選んだクリスマスソングが子どもの年齢に合っているかどうかという点です。
乳児クラスの子どもたちはまだ歌をうたうことが難しいので、音やリズムが楽しい曲を選ぶと良いでしょう。
歌詞に擬音語を多く使っているクリスマスソングは、聴いていて心地良いので0~2歳児でも音に合わせて楽しむことができます。
3~5歳児の場合は歌詞の意味も理解できてくるので、歌の意味を教えて曲に親しみを感じてもらいましょう。
2. 手遊びを取り入れて興味を引き出す
リズミカルなクリスマスソングは聴いていると自然と体が動いてしまうものです。曲に合わせて簡単な手遊びを取り入れると、さらに歌に興味を持ってもらえるかもしれません。
保育士がオリジナルの手遊びを考えて子どもに覚えてもらえば、大人も子どもと一緒に楽しめます。
3. 保育士が子どもと一緒に楽しく歌う
歌に限らず、子どもと何かをするときには楽しい雰囲気作りが重要です。
大人が楽しそうにしている姿を見ると、子どもは自分も一緒になってやってみたいという気持ちが湧き上がってきます。
たとえ音を外したり、みんなとうまく合わせられない子がいたとしても、「上手に大きな声で歌えているね」と自信を持たせてあげる声掛けが大切です。
クリスマスソングを楽しく歌って子どもの健やかな成長を促そう
子どもが楽しく歌える人気の定番クリスマスソングを8つ紹介しました。どれもクリスマスによく聴く曲なので、子どもに覚えてもらいやすいのではないでしょうか。
歌には子供の成長を促す力があります。保育士は子どもに歌を教えるときのポイントも押さえて、クリスマスの日はぜひクラスのみんなで楽しく歌って過ごしましょう。
記事公開日:2021.11.17
記事更新日:2021.11.19