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2019.04.09

将来は園長?気になる保育士のキャリアパスと将来性

東京都福祉保健局が2014年にまとめた「東京都保育士実態調査報告書」によると、現役保育士の78.7%が今後も保育士として働き続けたいと回答するなど、「一生モノの仕事」と決めている人も多い職業である保育士。

一生続ける仕事であれば、ゆくゆくは保育士を束ね、指導していくような将来性のあるポジションに就くことを考えている人も多いかもしれません。
今回は、保育士という職業の将来性にスポットを当ててみました。

(参考)東京都福祉保健局 東京都保育士実態調査報告書

保育士のキャリアパスって?

「キャリアパス」とは、企業や施設で働き続けることで、どのようなスキルアップや昇格などが望めるのかという将来性を示した「道のり」のことをいいます。

「保育士として一生現場で働きたい」「将来的には園長を目指したい」など、保育士それぞれに異なる考えがあるでしょう。
ステップアップすればその分給与も上がり、自分の裁量で保育園の運営に携われるなど、責任が大きくなる一方で得られるプラス要素もたくさんあります。

キャリアアップして将来性を確保しよう

保育園の組織体系は、一般的な企業に比べるととてもシンプル。
公立や受け入れ人数の多い私立保育園などでは園長の下に「主任保育士」、幼児クラスや乳児クラスをまとめる「リーダー」、各年齢別クラスの「担任」と続くケースが多いようです。

小規模な保育園では、リーダー職を置かずに、主任保育士が保育士全体を取りまとめていることもあります。

まずはリーダー職を目指すことから

初めに目指すべき将来性の高いポジションは「リーダー」。数人の保育士を管理・指導するなかで、マネジメントの基礎を習得していきます。
勤務する施設にもよりますが、昇格するまでの経験年数はおおよそ3~5年を要することが多いようです。

主任職は、施設内保育士のトップ

リーダー職を数年経験したら、次に目指すのは「主任保育士」。主任保育士は、園長のサポートを行う、いわば保育園のナンバー2
保育園に在籍する保育士全員を管理・指導する立場になります。また、保育士のシフト管理も重要な役割の一つです。
保育園全体を見通して、保育士一人ひとりがどう動くべきかを判断する能力が求められます。

そのほか、保護者からの相談を受けたり、地域の活動に携わったりと、主任保育士の仕事は多岐にわたる分、キャリアを築きやすく将来性もあります。
大阪市が行った「保育士民間給与実態調査」(2015年)によると、主任保育士の平均勤続年数は13.1年、平均月給は約33万円というデータがあり、役職を持たない保育士の平均月給22万円を10万円以上も上回る結果が出ています。

(参考)大阪市 保育士民間給与実態調査 2015年

園長は保育施設の経営責任者

園長は保育園の運営に関する総責任者です。
保育園の経営はもちろん、自治体などとの協議や地域との連携など、運営にかかわるすべてのことを取り仕切る役割を担っています。

つまり、園長は保育士としてのキャリアパスの最終地点、もっとも将来性の高いポジションといえます。
前出の大阪市の調査によると、園長の平均勤続年数は15.2年、平均月給は約43万円。金額だけを見ればとても魅力的ですが、保育園で起こりうるすべてのことに責任を負うことになりますので、そのプレッシャーも含めて仕事をまっとうできる人でないと務まらないでしょう。

将来性のあるポジション、今の職場で可能?

公立保育園は、勤続年数に応じて昇進試験を受けることで主任保育士や園長に就任できます。
定年まで勤務する保育士も多いため、園長職に空きがでるタイミング次第ではありますが、長く勤め続けることでチャンスが巡ってくる可能性は高くなります。

一方、私立の保育園は同族経営であることも多く、家族以外が園長に就任することはレアケースのようです。
そのため将来的に園長を目指したい保育士の方には、複数の保育園を運営する民間企業に入職するか、長期的な視野で考えて公立保育園を選ぶか、いずれかをおすすめします。

自分のキャリアパスをイメージしよう

園長を目指したい方は、まず自分の勤めている保育園でキャリアアップが可能なのかどうかを知っておく必要があります。
機会があれば、現在の園長が実際にどのように昇進したのか聞いてみると参考になるかもしれません。

将来性のあるポジションを目指して働くことは、仕事のモチベーションにもつながります。
保育士としてどのように活躍していきたいか、この機会に自分のキャリアパスを考えてみてはいかがでしょうか。

 

記事公開日:2019.04.09

記事更新日:2019.04.09