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2019.02.28

保育士にオススメ!幼児向け絵本:『りんごかもしれない』

保育士にオススメ!幼児向け絵本:『りんごかもしれない』

タイトル:『りんごかもしれない』

対象年齢:4~5歳児
作:ヨシタケ シンスケ
出版社:ブロンズ新社

 

☆おはなし☆

ある日、学校から帰ってくると・・・
テーブルの上にりんごが置いてあった。

・・・でも・・・もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。

もしかしたら、大きなサクランボの一部かもしれない。
ぼくからは見えない反対側は、ミカンかもしれない。
ひょっとして、赤い魚が丸まっているのかもしれない。
育てると、大きな家になるのかもしれない。
りんごの表面をよく見てみると・・・小さな宇宙人がいっぱいいるのかもしれない。
心があるのかもしれない。

そもそも何でここにあるんだろう??

酔っ払ったお父さんがどっかから持ってきちゃったのかもしれない。
ぼくを捕まえるためのワナかもしれない。

このあとりんごはどうなるんだろう??

仲間を呼んでみんなでふるさとにかえるのかもしれない。
よく見たら、ぼく以外はみんなりんごなのかもしれない。

でも・・・もしかしたら・・・やっぱり普通のりんごなのかもしれない・・・。

「お母さん、これ食べていい?」

ガブっ・・・モシャモシャ・・・ごっくん。

 

☆オススメポイント☆

ヨシタケ シンスケさんのデビュー作であり、大ヒット作!!
りんごひとつで、こんなに楽しいお話が展開されるなんて・・・O(≧▽≦)O
少年の一つの疑問がどんどん広がり、壮大なスケールとなり、絵本を見ている側の私たちもどんどん想像がふくらみ、話に引き込まれていきます。
決してカラフルな絵本ではないのですが、独特の色使いと特徴的な絵なので、不思議な世界が見事に表現されています☆
何度読んでも楽しめる、オススメの絵本です♪

 

☆読み方のコツ☆

はじめは淡々と読んでいくとよいでしょう。
「かもしれない。」のフレーズが続くので、だんだん盛り上げ、声を大きくしたり、奇想天外な発想の箇所で大きな声で読んでみたりと工夫して読んでみるといいかもしれません☆
子どもたちは1ページ1ページに笑ったり、「うぎゃ~!」、「それはさすがにないでしょ!」とツッコミを入れたりします。
読み手も読み進めながらも、子どもたちと一緒に「え~?」と反応・コミュニケーションをとりながら読んでいくとさらに盛り上がりますね d(⌒o⌒)b
みんなで読んだ後は一人で読んでも、じっくり細部まで楽しめるのでそれもオススメです!!

 

▼オススメ絵本はこちら

・もうぬげない(幼児向け絵本)
・パンダ銭湯(幼児向け絵本)
・でこちゃん(幼児向け絵本)

 

記事公開日:2019.02.28

記事更新日:2019.01.21