2019.05.02
保育士にオススメ!2~5歳児向け絵本:『まどから おくりもの』
タイトル:『まどから おくりもの』
対象年齢:2~5歳児
作・絵:五味 太郎
出版社:偕成社
☆おはなし☆
あれは多分、サンタクロースさん・・・!
ヘリコプターに乗ったサンタクロースさんの登場です。
サンタさんが持っている白い袋はきっと、おくりもの!!
ここはねずみさんのお家。
おくりものは、しゃれた長靴!
ここは、ねこさんのお家!
おくりものは、可愛いリボン!
(おや?でもここはねこさんの服を着たくまさんのお家・・・。)
ここは、どうやらしまうまさんのお家。
おくりものは、しましま襟巻き。
(おやおや?でもここは白鳥さんのお家!?)
おや?ここは留守・・・誰もいない。
だから、何にもあ~げない!!
(でもよくみてみると、真っ黒な大きなくまさんがいますよ。)
ここはどうやらきつねさんのお家。
おくりものは、とんがり帽子!
(きつねの耳かと思ったら、背中のトゲトゲ・・・ワニさんのお家でした。)
ここはどうみても、ワニさんのお家。
窓から入れるのもちょっと怖いみたい・・・!
そっとセーターを置いていこう。
(でも、ワニの歯に見えたのは沢山のうさぎの兄弟の耳。うさぎの兄弟のお家!!)
ここはどうやら双子の兄弟。
だから、おくりものは二つ!!
(双子かと思ったら実はなんと一人は・・・男の子の顔をした風船!!)
次の日みんなはおくりものをもって嬉しそう!
「わーい!ふたつももらった!」男の子は大喜び。
でも大きな黒いくまさんは何も持っていません・・・。
プレゼントを二つもらった男の子は、くまさんに一つ分けてあげました。
さて、セーターをもらったうさぎの兄弟たちは、どうしたでしょうか・・!?
☆オススメポイント☆
サンタさんは窓からのぞいて中の様子を伺いながらそれぞれプレゼントを決めていますが、
実は部屋を見ると、窓から見えている動物・人とは実際全然違うというお話。
絵本の中で実際に窓の部分がくりぬいてあり、しかけ絵本として楽しむことができます♪
くり返しが楽しい、冬にピッタリのオススメの絵本です(^▽^)
☆読み方のポイント☆
年齢が低いと、窓から見えるものと実際のものが違うということがわかりにくいこともあるので、
次のページで種明かしした後に一度前のページに戻って
「え~!?ねこさんだと思ったね~。ねこさんのお洋服着てただけか~!」
と説明してあげることで、意味がわかるようになります。
年齢があがると、窓からみるものと部屋のものは絶対違うということがわかるようになるので、
一緒に何が登場するか考えながら読み進めていくといいですね(*'-')b
記事公開日:2019.05.02
記事更新日:2019.04.26