2019.05.01
保育士にオススメ!2~5歳児向け絵本:『おたすけこびと』
タイトル:『おたすけこびと』
対象年齢:2~5歳児
文:なかがわ ちひろ
絵:コヨセ・ジュンジ
出版社:徳間書店
☆おはなし☆
「ではよろしくね。」と電話口からお母さんの声。
「さぁ、仕事だ!」一斉におたすけこびとが、働く車に向かいます。
「たまごにバター、小麦粉にふくらし粉・・・!」
こびとがせっせと運びます。
働く車は大活躍!どんな仕事もおまかせさ!!
「しっかりかきまぜよう!」「型に流すよ!」「オーブン準備完了!!」
「スタートボタンを押したら一休み・・・あっ!ふくらんできた~!」
「う~ん、いいにおいだ!」
クリームを塗って、平らに伸ばして、飾りをつけて・・・
そして仕上げに・・・ヘリコプターがいいものを持ってきた。
「出来上がり!!」
「おまちどうさま!!」とお母さんがいいました。
今日は何の日だったのでしょうか??
☆オススメポイント☆
まずは表紙!乗り物(特に働く車)が大好きな男の子たちは特に目をキラキラ輝かせます。
内容は、ただの働く車の話ではないので、女の子もバッチリ楽しめるストーリーになっています♪
はじめは、“こびと”が登場しているとは気が付きにくいのですが、
途中から小人の存在に気が付くと一気にワクワク・ドキドキしてきます。
働く車の様子もリアルで躍動感があり、
絵本の最後に何が出来上がるのかというところも見ものです(@^▽^@)ノ
はじめのお母さんがおたすけこびとに電話をかけるところ、
おわりの本当におたすけこびとがつくったものがでてくるところ・・・
“本当におたすけこびと”は実在するのかもしれない、と思える楽しい絵本です♪
☆読み方のポイント☆
お母さんの役としては、”おたすけこびとにいつも頼んでいる”
という雰囲気を出して読むようにするといいでしょう。
そしておたすけこびとたちの、張り切っている様子は
ハツラツと読むことでワクワク・ドキドキ感が増し、
働く車の音は大きな声で読むと臨場感がでます☆
読み終わると「本当におたすけこびとっているのかなぁ!」という子どもや、
中には「おたすけこびとごっこだね!」といって保育士の手伝いをはじめ、
どんどんお手伝いが大好きになり、自信をつけてお家でもお手伝いを頑張る子まで出てきます。
大人も子どもも嬉しい気持ちになり、一石二鳥ですねO(≧▽≦)O
▼おすすめ絵本はこちら
・おトイレさん(2~5歳児向け絵本)
・バムとケロの日曜日(幼児向け絵本)
・きょうはなんのひ?(幼児向け絵本)
記事公開日:2019.05.01
記事更新日:2019.04.26