2019.04.30
保育士にオススメ!2~5歳児向け絵本:『おトイレさん』
タイトル:『おトイレさん』
対象年齢:2~5歳児
作・絵:きたがわ めぐみ
出版社:教育画劇
☆おはなし☆
おトイレさんが、とっとこ とっとこ歩いています。
すると・・・「う~ん、う~ん。」
「おトイレさん、おしっこさせて。」と急いでいる、りすさん。
「まかせてちょんまげ!」とおトイレさん。
"おしっこシャー!" りすさんはいい気持ちになりました。
「おトイレさんさようなら~。」
「おべんきで~!」とおトイレさん。
おトイレさんが、とっとこ とっとこ歩いています。
すると・・・にょろ~、にょろ~。次にやってきたのはヘビさんです。
「おトイレさん、うんちさせて。」
「うん、どうじょう!」とおトイレさん。
"うんちがにょろん!" へびさんもいい気持ち!
「おトイレさん、行ってきます!」
「いっトイレ~!」とおトイレさん。
「おや、ぼうやもおトイレかい?」
「ぼく、まだおトイレできないの・・・。」とキリンの赤ちゃん。
「おおきくなったらまたおいで。」とおトイレさん。
おトイレさんが歩いています。
遠くのお山で、カラスがガァ~!
おトイレさんも夜になると、眠ります。
朝です!
「おや?昨日のぼうや・・・!」
「おトイレさん、あの・・・その・・・。」キリンの赤ちゃんはモジモジしています。
「あのね、ぼくにもおトイレさせて!」勇気をふりしぼって言いました。
「まかせてちょんまげ!!」とおトイレさん。
「う~ん、あれ?まだ・・・おトイレできないみたい・・・う~ん、う~ん!」
「頑張れ、頑張れ!ふんばれふんばれ!!」とおトイレさんは応援します。
周りにいたカメさんたちも応援します。
"・・・ぽっちゃ~~~ん!!"
元気なうんちがこんにちは!!!
キリンの赤ちゃんは大喜び。みんなも大喜び。
「きりんがトイレで、すっきりん♪」
☆オススメポイント☆
絵本の主役はヒゲを生やしたすました顔の、ちょっぴり怪しげな顔のおトイレさん。
表紙を見るだけで、なんだか大人まで読みたくなる興味深い1冊。
トイレトレーニングを控えている子どもはもちろん、
トイレを嫌がりがちな子どもにはもってこいの絵本!
絵本を読んだ後には、子どもたちがトイレで排泄をすることの気持ちよさを味わうことができるでしょう!
絵本の中に描かれているおトイレさんの”優しさ”や”親父ギャグ(ダジャレ)”が
大人も読んでいてクスっと笑える、オススメ絵本です(*^∇^*)ノ
☆読み方のコツ☆
絵本の中から感じ取れる、
おトイレさんの何とも陽気な様子に合わせた声色で読んでみるとよいでしょう。
また、絵本に出てくる動物たちがおしっこ・うんちをしてすっきりした場面では、
動物たちの気持ちになりきって清々しく読んでみるのがオススメです☆
キリンの赤ちゃんがトイレに挑戦しようとする場面は、
保育士が「キリンさんできるかな?」「頑張ってって応援しようか。」など、
絵本を見ている子どもたちに声をかけながら読んでみることで、
子どもたちは絵本の世界に引き込まれ、参加している気分になれます☆
“トイレ=めんどくさい”ものではなく、
気持ちいい・楽しいものだということを絵本を通して伝えられるとよいですね♪
▼おすすめの絵本はこちら
・かぜひいた(3~5歳児向け絵本)
・もったいないばあさん(幼児向け絵本)
・もうぬげない(幼児向け絵本)
記事公開日:2019.04.30
記事更新日:2019.04.26