2019.04.28
保育士にオススメ!幼児向け絵本:『さかさことばで うんどうかい』
タイトル:『さかさことばで うんどうかい』
対象年齢:4,5歳児
作・絵:西村敏雄
出版社:福音館書店
☆おはなし☆
今日は動物たちの、運動会!!
パンくい競争
ぞうくん くうぞ、よう くうよ!
ぞうくん ぱん くうぞ。
ぞうくんは長い鼻で、得意気にパンくい競争のパンをいっぱい食べています。
さるさんは棒に登って悪さをしようとイタズラ顔☆
騎馬戦
たっくる くった!いたいよ いたい。
うさぎとカメでタックル競争です。
かめは逆さま・・・うさぎの勝利!
とび箱
にわとりと ことりと わに!ぴっぴっぴ♪
「だん なんだん なんだ?」
「よんだんよ」
「さんだんさ」
「かんたんか」
かっこよくとび箱を飛びました。
重量あげにフォークダンス、昼休みの後はてつぼう、新体操、リレー!!
色々な競技が繰り広げられます。
お・わ・り♪ わぉ!!!最後は誰が金メダル・・・?!
☆オススメポイント☆
『どうぶつサーカスはじまるよ』や、『バルバルさん』なども大人気!西村敏雄さんの言葉あそび絵本です。
運動会は運動会でも、ただの運動会ではありません!“さかさことばで”運動会。
上から読んでも、下から読んでも同じ・・・さかさことばになっているのです。
とてもリズムカルで、運動会をする動物たちの動きや表情も個性豊かで、ちょっぴりおとぼけな場面も。
大人も子どももついプッと笑ってしまう楽しい絵本です。
運動会の時期に読んであげるのがおすすめですよ♪
☆読み方のコツ☆
1回目は、何の説明もなく読んでみます。普通の絵本のような文章ではないので、
はじめは子どもたちはキョトン・・・とした顔をし、なんとなく絵を見て楽しむ姿がみられます。
しかし、読み進めていくうちに、「ん??下から読んでも・・・?」
とさかさことばに気がつき始める子が出てきます。
そして絵本の終わりに、「うえからもしたからもよんでみましょう!」と注釈が入ります。
保育士が人差し指で、文字を上から、下から、なぞってゆくり読んでみてください♪
「やっぱり!!」といった声が子どもたちから聞こえてきくるでしょう☆
この仕組みを発見・理解した子どもたちは、大興奮!!
この仕組みがわかった上で読むと、また違った楽しみ方ができますね。
子どもと一緒に声に出して読んでみたり、さかさことばを考えて遊ぶのも面白いですよ☆
▼おすすめ絵本はこちら
・よーいどん!(幼児向け絵本)
・おやおや、おやさい(幼児向け絵本)
・もりのおふろ(1~3歳児向け絵本)
記事公開日:2019.04.28
記事更新日:2019.04.26