2018.12.28
一人暮らしの平均生活費とかんたん節約方法
現在一人暮らしをしている、もしくは実家から出たい、より職場に近いところに引っ越して一人暮らしを始めたい、という人にとって「生活費はどれくらいかかるのか」というのは非常に重要な疑問ですよね。
そして生活費が安く済むに越したことはありません。
今回は一人暮らしの生活費とはどれくらいかかるのか、生活費を抑える方法をご紹介してきます。
1ヶ月の生活費の内訳
一人暮らしには様々な費用がかかります。
職業やライフスタイルなど人によって変わってくるかと思いますが、まずはどういった種類の費用に分けられるかを見ていきましょう。
家賃
何と言ってもまずは家賃です。それに生活費の中で最も割合を占めるのもこの家賃です。
当然ですが、広さや設備、アクセスなどいろいろな条件で家賃は決められています。
人によって住まいに求める基準は変わりますが、安い物件に住むことで最も手っ取り早く、簡単に生活費を抑えることが出来ます。
食費
家賃の次にかかるのが食費です。1ヶ月にかかる食費は人によってかなり変動します。ですが間食を控えたり自炊をしたり、工夫次第ではかなり節約出来ます。
一人暮らしを始めてすぐだと難しいかもしれませんが、慣れてきたなら時短レシピや節約レシピを参考に、自分に合った食費の抑え方を実践してみると良いかもしれません。
水道光熱費
水道、ガス、電気。
これらは生活の中で絶対に欠かせないものですよね。いわゆるライフラインというやつです。
水道代に関しては使った分に関係なく定額制のところもあります。お風呂に長めに入る人や、よく浴槽にお湯を貯めて入る人は定額制にすると節約になります。また、プロパンガスは都市ガスに比べてガス代が平均で1.5倍位以上かかることもあるので、無駄遣いには注意しましょう。
通信費
水道光熱費に加え、もはやライフラインとも呼べる通信費。スマホやインターネットが使えないとなるとかなり困ります。自分でネット回線を契約する人であればプランによって料金は変わりますが、最近では初めからネット回線が引かれていて、その分の料金は家賃に含まれているところが増えています。
交際費
友人と遊びに行ったり、職場の人との付き合いで飲みに行ったりするのにどうしてもお金はかかるため、中々削ることが難しいのが悩みどころです。職場の人との付き合いだと急に予定が入ったりして管理しにくいところもあるので、生活費とは別で用意しておくのも一つの手かもしれません。
趣味・娯楽
趣味・娯楽にかかる費用は完全に個人によるものです。ゴルフやバイクはお金のかかる趣味として有名ですが、逆に物欲がない人だと費用はほとんど0になります。
その他の細かな出費
ティッシュやトイレットペーパー、洗剤などの消耗品が含まれます。美容院代や服代もありますが、人によっては趣味に入るかと思います。
一人暮らしにかかる生活費
一人暮らしをするのにどういった費用がかかるのかわかったところで、ざっくりとですが地域ごとの平均を見ていきましょう。
東京の場合
家賃 |
70,000円 |
食費 |
30,000円 |
水道光熱費 |
9,000円 |
通信費 |
8,000円 |
交際費 |
10,000円 |
娯楽・趣味 |
個人差が激しいため省略 |
その他 |
20,000円 |
合計 |
147,000円 |
大阪の場合
家賃 |
50,000円 |
食費 |
30,000円 |
水道光熱費 |
8,000円 |
通信費 |
8,000円 |
交際費 |
10,000円 |
娯楽・趣味 |
個人差が激しいため省略 |
その他 |
20,000円 |
合計 |
116,000円 |
地方の場合
家賃 |
40,000円 |
食費 |
20,000円 |
水道光熱費 |
10,000円 |
通信費 |
8,000円 |
交際費 |
10,000円 |
娯楽・趣味 |
個人差が激しいため省略 |
その他 |
15,000円 |
合計 |
103,000円 |
特に家賃が高くなりますね。当然ですが、地方より都市の方が高くなります。携帯やネットにかかる料金は物価が関係ありませんので、地方でも都市部でも特に差は出ません。
また、都市ガスとプロパンガスを比べると、プロパンガスの方がガス代が少し高くなる傾向にあり、光熱費は都市部の方が少しだけ安くなるようです。
上記の金額は趣味・娯楽にかかる金額を省いているため、思ったよりも安いと感じるかもしれません。
ぜひ一度、ご自身の1ヶ月の生活費を項目ごとに計算して比べてみましょう。
簡単に生活費を節約する4つの方法
節約の方法は数えだすとキリがありません。
やろうと思えば様々なところから出費を抑えられます。
ですが、実践する方法を多くするとそれだけ考えることも増えますし、意識しないと続きませんよね。
ここではなるべく簡単にできる節約方法を厳選して紹介していきます。
自炊
節約となれば真っ先に出てくるのが自炊ですよね。自炊すれば当然コンビニなどでお弁当を買うよりも安く上がります。
その自炊をするための食材の買い方にポイントがあります。それは、1週間分の食材をまとめて買うのです。
最初に5日分の献立を考えて、必要な食材だけを買います。タイムセールや特売などに出くわすと、お目当てのモノでなくてもついつい買ってしまいませんか?
頻繁に買い物に行くと、そうした出費も増えてしまいます。まとめ買いをして必要最低限の出費に抑えるという方法なのです。
また「5日分の献立」というところにもポイントがあります。
毎回、綺麗に全部食べきるということは少ないかと思います。残り物を次の日のお弁当や夕食に回すことで、5日分の献立で1週間分を補えるということです。
水道の元栓
水道代の節約。突き詰めて言うと、使う水の量を少なくすると言うことですよね。手を洗うときや毎日入るお風呂、食器を洗うときなど、なるべく水を少量で済ませようと意識しないと続きません。
ですがこの方法は特に意識しなくても水道代を節約できます。賃貸であれば、入居したときに水道の元栓の場所を教えられるかと思います。その元栓をあらかじめ少しだけ絞っておきます。こうすることで意識しなくても、使う水の量を少なめにでき水道代の節約ができるのです。
残り湯で洗濯
これもよく知られている方法かもしれません。冬場であれば湯船にお湯を張る人は多いかと思います。追い焚き機能がないからといって、そのまま捨てていませんか?
使った後のお湯は捨てずに、洗濯するときに使えば水道代の節約ができます。「使った後のお湯なんて汚くない?」と抵抗のある人もいるかもしれませんが、洗濯洗剤を入れるのですから問題ありません。夏場でもシャワーで最初に出てくる冷たい水を浴槽に貯めておけば1週間に1回程度は使えます。
格安SIM
こちらは最近増えてきている節約方法です。契約プランにこだわりのない人、外で頻繁にネットやメールのやりとりをしない人にオススメの方法です。
料金プランや契約内容の詳細はここでは省きますが、通話機能ありで安ければ月々2,000円以下に抑えることもできます。自分でやることではなく、契約の手続きもありすぐにできることではありませんが、一度契約を済ませてしまえば、その後ずっと安く済ませられます。自宅のWi-Fiと併用すれば、通信費をかなり節約できるので気になった方はぜひ調べてみてください。
みなさんいかがでしたか?
趣味にお金がかかる人や周りの人よりも多く食べる人であれば、必要な生活費はもう少し高くなります。
自分の1ヶ月の生活費を項目ごとにまとめることで、どの費用を節約すれば効果的なのかがわかります。そういった面では家計簿をつけておくとわかりやすいですし、節約へのモチベーションも上がるかもしれませんね。
どの費用を節約すれば良いのかしっかりと把握し、みなさんの生活スタイルに合った節約方法を実勢していきましょう。
記事公開日:2018.12.28
記事更新日:2018.12.28