タイトル：『ねずみくんとゆきだるま』

対象年齢：2～5歳児
作：なかえ よしを
絵：上野 紀子
出版社：ポプラ社

☆おはなし☆

「わぁ、雪だ！すごい！！」ねずみくんは大喜び。

「雪合戦をしよう！」すると向こうから・・・

びゅ～ん！！！

「わっ！！」
「み、みんな・・・すご～い・・・！」
ぞうやうさぎ・・・みんなの投げた雪だまはねずみくんよりすごいものでした。

「雪合戦をやめて、雪だるまを作ろう。」

「すごいのが出来たぞ！！」ねずみくんは大喜び！

・・・でもあっちを見ると・・・

「わっ！もっとすご～い！」

みんなの作る雪だるまは、ねずみくんよりはるかに大きいのでした。

「雪だるまはやめて、ねみちゃんとそりに乗ろうっと！」

「みんなはスキーだ！すごいなぁ・・・！」

すると、「貸してあげるからすべってごらん！」とうさぎくん。
「だって滑ったことないからダメだよ・・・。」と弱気のねずみくん。

ほら、大丈夫だよ！と背中を押され・・・
「わっ、わっ、わっ、ダメだよ～～～！」
「あっ、あ～っ！」
「助けて～～～！」

ゴロ ゴロ ゴロ ゴロ・・・ドスン！！！！！

「すご～い！大きな雪だるまだ！！！」皆はびっくり！！

ねずみくんが大きな雪だるまになっちゃったみたいですね・・・！

☆オススメポイント☆

カラフルな絵ではないものの、動物たちの表情がとても豊かで、白い雪・淡い青紫の背景が冬を感じさせ、不思議とすぐに絵本の世界に引き込まれていきます。
最後にはスキーでゴロゴロ滑ってねずみくん自体が雪だるまになってしまいます。
みんなにびっくりされ、でも最後には誰よりも大きな雪だるまを作ることが出来たねずみくんは何だか少し得意気な様子も描かれているので、じっくり絵を見て楽しむこともできます☆
ねずみくんが転がっていくシーンは子どもたちもゲラゲラ笑い、大喜びo(>▽<o)
雪遊びが待ち遠しくなる、オススメの絵本です♪

☆読み方のコツ☆

雪がとっても嬉しいねずみくんの様子と、何をやってもかなわないねずみくんの様子を声のトーンを変化させ、明暗を極端にあらわしてみるとよいですね(^-^)ゝ
すぐに気持ちを入れ替えようとする負けず嫌いなねずみくんの様子も、何とも可愛らしいです☆
ねずみくんが転がっていくシーンはスリル感たっぷりで読みましょう！！

“雪の日って楽しいね”という気持ちをこめて読み、雪の降った日にはこの絵本を思い出してみんなで楽しく遊ぶのもいいですね♪

▼おすすめ絵本はこちら

・ちょっとだけ（幼児向け絵本）
・ぶたのたね（幼児向け絵本）
・バムとケロのにちようび（幼児向け絵本）

▼冬におすすめの絵本

・てぶくろ（幼児向け絵本）
・14ひきのさむいふゆ（幼児向け絵本）
・ノンタン はっくしょん（乳児向け絵本）
・おふとんかけたら（乳児向け絵本）