2019.02.19
保育士にオススメ!1・2歳児向け絵本:『いやだ いやだ』
タイトル:『いやだ いやだ』
対象年齢:1・2歳児
作者・絵:せな けいこ
出版社:福音館書店
☆おはなし☆
主人公のルルちゃん。ルルちゃんは何でもすぐに「いやだ」って言うんです。
でも「いやだ いやだ」ばかり言っているとどんなことが起きると思いますか?
お母さんに「いやだ」って言ったら?大事なくまさんのお人形に「いやだ」って言ったら?
さあ、「いやだ いやだ」とずっと言っているルルちゃん。どうなってしまったでしょうかね。
☆オススメポイント☆
「魔の2歳児」と呼ばれる2歳児に特にオススメのこの絵本!
保育園にもこの絵本の主人公、ルルちゃんのような子どもがいるのではないでしょうか?
しかし「魔の2歳児」の子どもたちは自我が芽生える大切な年齢の時期でもあります。
保育士であるあなたが、その「いやだ」という気持ちを叱って、子どもの個性となる自我の芽を摘んでしまわないように、この絵本を読んでみてください。
子ども自身が「いやだ」という言葉の意味を考えられるように援助していくことがオススメです!
☆読み方のコツ☆
この絵本の中では、「いやだ いやだ」という言葉が何度も出てきます。この台詞は保育士が実際に怒ったように読むと、子どもたちいは驚いたように、絵本に注目するでしょう。
しかし、「この絵本が嫌い」という子どもが出ないようにするためにも、絵本を読んだ後のフォローがとても大切になってきます。絵本を読み終わったら、にっこり微笑んで、子どもたちと関わるようにしましょう。
さらにこの絵本の中のイラストに、注目させられるように読むのがコツです☆
「いやだって言っているとき、お母さんのお顔はどんなお顔かな?」などの言葉掛けで、子どもたちもイラストに注目できるようにしましょう。
▼6月のおすすめ絵本はこちら
・ともだちや(幼児向け絵本)
・せんろはつづく(1・2歳児向け絵本)
記事公開日:2019.02.19
記事更新日:2019.02.19