2019.01.18
保育士にオススメ!3~5歳児向け絵本:『かぜひいた』
タイトル:かぜひいた
対象年齢:3~5歳児
作者・絵:小池 アミイゴ
出版社:教育画劇
☆おはなし☆
なんだろう?鼻がむずむず・・・
「はーっはーっはーくしょん!!!!」大きなくしゃみがでました。
「ずるずる ずるずる~」鼻水垂れて、なんだか寒くなってきた。
「ごほごほごほ」咳も出て、喉も痛くなってきたよ。
「体がフラフラこれなんだろう・・・・?」
「それ、風邪!!」
熱を測ってみると、何と38度!お母さんは驚いて、「今日は早く寝てしまいなさい」といいました。
布団に入ってみたけれど、みんなのヒソヒソ話しが気になって、眠れません。
お母さんは「明日、お医者さんに連れて行かなきゃだわ」と、お父さんは「注射を打ってもらえば治るかな」と、ヒソヒソ話しています。
ぼくは病院にいくと、お医者さんは「さあ注射を打とう!」といって、大きな大きな注射器を出しました。
するとどこからか、「ちょっと待てー!」という大きな声が聞こえました。
そのとき風邪菌が出てきて、「勝手に風邪を治すなよー!」といってぼくを捕まえようと追いかけてきました。
すると今度はお医者さんが「うるさーい!おれの注射の邪魔をするなー!」と怒り出しました。
『ああ・・・怖い夢たくさん見たよ・・・」
お医者さんと風邪菌のケンカはぼくの夢でした。
次の日、お医者さんに行くと、優しいお医者さんが検査をしてくれました。
ぼくは『注射を打つのかな?』と心配していたけど、お医者さんは「熱もあまり高くないし、注射は打たないよ。昨日早く寝たのが良かったね」といって、薬を出してくれました。
帰ってからは大好きなコロッケと温かい鍋を食べて、早く寝ました。
でももう怖い夢は見なかったよ♪
☆オススメのコツ☆
冬が近づき、気温の差が日々激しくなる中で、保育園やご家庭で体調を崩してしまう子どももいるのではないでしょうか?
そこで絵本を通して、風邪をひいた時の大変さを子どもたちに伝えていくと良いでしょう。
この絵本を導入として、手洗いやうがいを促すのもオススメです!!
☆読み方のコツ☆
この絵本にはお母さんやお父さん、風邪菌やお医者さんなど、たくさんの登場人物が出てきます。
そのため、声色を変えて役に合わせたメリハリをつけると、子どもたちが見ていて、絵本の物語を想像しやすいことでしょう。
またこの絵本では”ヒソヒソ話”をしたり、ケンカをしたりと、場面ごとに声の大きさを変える必要があります。
声の大きさを変えることで、より子どもたちの興味を惹くことができるので、絵本を下読みして場面に合わせた声の大きさで読み聞かせが出来るようにしましょう。
▼おすすめの絵本はこちら
・14ひきのかぼちゃ(幼児向け絵本)
・14ひきのあきまつり(幼児向け絵本)
・キャベツくん(幼児向け絵本)
記事公開日:2019.01.18
記事更新日:2019.08.16