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2019.07.31

【腰痛の女性はお腹が硬い?女性の腰痛の原因と対処法をご紹介】

【腰痛の女性はお腹が硬い?女性の腰痛の原因と対処法をご紹介】

日本の腰痛人口は2800万人とも言われていますが、驚くべきことにそのうちの85%が原因不明とされています。なぜこれほど医学が進歩しているのに、腰痛の原因が分からないのでしょうか。今回は女性に見られがちな腰痛の特徴やその原因、また腰痛への対処法を紹介したいと思います。

 

(目次)

1.病院が考える女性の腰痛の原因
  1-1.腰椎の異常
  1-2.内臓疾患
  1-3.ストレス
2.腰痛の本当の原因
  2-1.長時間の同一姿勢
  2-2.血行不良
  2-3.筋・筋膜の緊張
3.腰痛の女性はお腹が硬い?
4.病院や整形外科での腰痛治療法
  4-1.シップや痛み止め
  4-2.電気治療
  4-3.牽引治療
5.自分でできる腰痛への対処法
  5-1.大腰筋を緩める
  5-2.殿筋群を緩める
  5-3.ハムストリングスを緩める
6.まとめ


1.病院が考える女性の腰痛の原因

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病院や整形外科を受診しても、腰痛の原因はほとんど分からないということです。では、分かっている原因としては、どのようなことがあげられているのでしょう。

1-1.腰椎の異常

腰痛の原因としてまず挙げられているのが腰椎の異常です。腰椎の異常としては、腰部椎間板ヘルニアや腰椎分離症、腰椎すべり症や腰部脊柱管狭窄症などがあげられています。

1-2.内臓疾患

内臓疾患も腰痛の原因としてあげられています。肝臓や腎臓疾患によって腰痛が出ることもありますし、尿管結石で腰痛が出るケースもあるということです。女性の場合、婦人科系の疾患にともなって腰痛が出ることもあります。

1-3.ストレス

ストレスも腰痛の原因とされています。ストレスによって起こる腰痛のことを「心因性腰痛」などと呼んでおり、病院では向精神薬や抗不安薬といった精神安定剤が処方されることもあります。

 

2.腰痛の本当の原因

日本には腰痛に悩む人が2800万人いるとされています。そのうちの85%が原因不明となると、およそ2400万人の人の腰痛が原因不明ということですが、そんなバカな話があるのでしょうか。そこで腰痛の本当の原因について考察してみました。

2-1.長時間の同一姿勢

腰痛の本当の原因として考えられるのが、長時間の同一姿勢です。特にパソコン仕事など長時間にわたって同じ姿勢を強いられることにより、骨盤が後ろに傾き腰周辺の筋肉が硬くなってしまいます。

筋肉が硬くなるとそのうち痛み物質を放出するようになります。痛み物質によって筋肉痛のような痛みがもたらされ、さらに筋肉が硬くなり、痛みが慢性化することとなります。

2-2.血行不良

血行不良も腰痛の原因の1つです。腰痛に限ったことではありませんが、およそ何らかの症状が出ている場所には、必ずと言ってよいほど血行不良が見られます。

2-3.筋・筋膜の緊張

腰痛の本当の原因としては、筋肉や筋膜の緊張があげられます。なぜ病院や整形外科で腰痛の原因が分からないかというと、病院や整形外科では骨や神経しか見ていないからです。

実際には、腰痛は筋肉や筋膜、腱や靭帯といった軟部組織の損傷によってもたらされるケースがほとんどです。

 

3.腰痛の女性はお腹が硬い?

腰痛の女性にはお腹が硬い傾向が見られます。なぜかというと、お腹には大腰筋と呼ばれる筋肉があるからです。大腰筋は腰の骨と股関節を結んでいるのですが、長時間の同一姿勢によって大腰筋が硬くなるのです。

大腰筋が硬くなると、股関節が外旋するためO脚になるリスクも高くなります。また、大腰筋が硬い人には、生理痛が重い人も多く見られます。

 

4.病院や整形外科での腰痛治療法

腰痛が出た場合、病院や整形外科を受診するのが一般的だと思います。では、病院や整形外科では腰痛に対してどのような治療をおこなっているのでしょう。

4-1.シップや痛み止め

日本整形外科学会と日本腰痛学会が策定する腰痛診療ガイドラインによると、急性の腰痛に対しては薬物療法を推奨するとされています。シップや痛み止め、血液の循環をよくする薬などがそれにあたります。

また1ヶ月以上続く慢性的な腰痛に対しては、抗不安薬や向精神薬などの精神安定剤の処方を強く推奨するとされています。要するに慢性的な腰痛は気のせいだということなのでしょうか。

4-2.電気治療

病院や整形外科、整骨院などでは保険診療で電気治療がおこなわれます。低周波や緩衝波、マイクロはなどがそれにあたります。血行を促進して身体の回復力を高めるのが目的です。

4-3.牽引治療

整形外科や整骨院などでは牽引治療をおこなっているところもあります。牽引治療に関しては、理学療法士や整形外科医の中にも、その効果に対して疑問の声が聞かれます。

 

5.自分でできる腰痛への対処法

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腰痛が出てからでは治療に時間がかかりますし、なによりお金がかかってしまいます。そのため、普段からストレッチするなどして、腰痛を予防することが重要となります。では、どこの筋肉をどうやって緩めればよいのでしょう。

5-1.大腰筋を緩める

腰痛を持っている人のほぼすべてに大腰筋の緊張が見られます。大腰筋はいわゆる「インナーマッスル」と言われていますが、実際には足を上げたりする時にメインとなって動く筋肉なので、インナーマッスルではありません。単に身体の中側にあるというだけのことです。

大腰筋を緩める際、まずは足を前後に大きく開きます。その状態から膝を曲げ、ゆっくりと上半身をおろしていきます。前の太ももと床が平行になったら、その姿勢を30秒キープします。反対側も同様におこないましょう。

大腰筋のストレッチをおこなうことで腰痛の予防につながるほか、下半身のむくみを改善したり、不良姿勢を改善したり、ヒップアップ効果が得られたりといった、さまざまなメリットが期待できます。

5-2.殿筋群を緩める

腰痛持ちの方の多くに殿筋群の緊張が見られます。殿筋群が緊張することによって、筋膜を介して腰痛が現れてしまうのです。

殿筋群をストレッチする場合、床やヨガマットに寝た状態おこなうのが簡単です。足をまっすぐ伸ばして両手を横に大きく開きます。次に腰をひねるようにして片方の膝を曲げながら反対側に持っていきます。30秒キープしたら反対側も同様におこないましょう。

5-3.ハムストリングスを緩める

ハムストリングスは太ももの裏側にある大きな筋肉の総称です。ハムストリングスが硬くなると、骨盤が後ろへ引っ張られ、不良姿勢の元となってしまいます。特にデスクワークの方は緩めておきたい筋肉の1つです。

ハムストリングスのストレッチをおこなう場合、ベッドやイスと正対して立ちます。片方の踵をベッドや椅子の縁に乗せたら、反対側の膝を曲げてゆっくり状態をおろしていきます。

太ももの裏側が気持ちよく伸びたところで停止し、その姿勢を30秒キープします。反対側も同様におこないましょう。

 

6.まとめ

腰痛が慢性化すると、日常生活に著しい支障を来すこととなります。特に女性の場合、腰痛と婦人科系の疾患は密接な関係にあります。普段からストレッチをおこない、腰痛や婦人科系の疾患から身を守るようにしてくださいね。

記事公開日:2019.07.31

記事更新日:2019.07.16