2019.05.21
保育士にオススメ!2~5歳児向け絵本:『おもちのきもち』
タイトル:『おもちのきもち』
対象年齢:2~5歳児
作者:かがくい ひろし
出版社:講談社
☆おはなし☆
「おもちだって、色々悩みがあるのです・・・。」
たごさくさんちのおもちつき。ペッタン、ペッタン・・・
気が付くと私、何度も頭をたたかれておりました。
兄弟たちはのしぼうで伸ばされたり、プッチンとちぎられたり・・・
ちぎられると、あんこやきなこをつけられたり、大根おろしや納豆と混ぜられたり・・・
その上、人間にペロリと食べられてしまうんです。もう、大変!
かくゆう私は、“かがみもち”と呼ばれ、今のところ大事にされていますが、いつなんどき食べられることやら・・・。
そこで私、このたび逃げ出すことに・・・いたしました~!!
ペッタン、ペッタン、ペッタン、ペッタン・・・
それ~ビロン、ビロン、ビローン!!!
はぁはぁ、ここまでくれば一安心。一生懸命走ったらお腹がすいてしまいました。
そういえば、人間は美味しそうにおもちを食べていましたっけ。
私もちょっと味見してみましょう・・・!
カポッ、おや、おいしい!う~ん幸せ!今度はこっち。
グルリン、カポッ!!あ~これまたうまい!!
体が何だかかた~くなってきました。
そして数日後・・・
おもちはどんな形になってしまったでしょうか!?!?
☆オススメポイント☆
『おもちのきもち』と、タイトルにある通り、おもちの“気持ち”に焦点をあてた斬新な絵本です。
だるまさんシリーズでおなじみの、かがくいひろしさんの絵と、おもちの語り口が何ともマッチしています!!
まさか、おもちが脱走するとは・・・奇想天外なお話の展開に子どもたちも大喜び間違いなしです!
お正月前後に特に読みたい、オススメの絵本です(*⌒∇⌒)八(⌒∇⌒*)
☆読み方のコツ☆
おもちの口調は渋いおじいさんのような口調がピッタリです。
淡々と語り口調で読みつつも抑揚や声の大きさを調整し、おもしろおかしくよんでみると、さらに子どもたちは喜ぶはず(▽`*ゝ)
おもちが自分を食べてみてしまうというところも奇想天外!!最後にはおもちらしいオチが待っていて、それもまた面白い!
大人も子どもも楽しみながら読めるといいですね☆
▼冬にオススメの絵本
・ノンタンはっくしょん(乳児向け絵本)
・ねずみくんとゆきだるま(2~5歳児向け絵本)
・14ひきのさむいふゆ(幼児向け絵本)
・おふとんかけたら(乳児向け絵本)
・てぶくろ(幼児向け絵本)
記事公開日:2019.05.21
記事更新日:2019.05.17