2019.05.01
保育士にオススメ!幼児向け絵本:『ばばばあちゃんの やきいもたいかい』
タイトル:『ばばばあちゃんの やきいもたいかい』
対象年齢:3~5歳
作・絵:さとう わきこ
出版社:福音館書店
☆おはなし☆
「秋ももう終わりだねぇ・・・。」
落ち葉掃きをする、ばばばあちゃんが言いました。
掃いても掃いても落ち葉が風に吹かれて散ってきます。
ばばばあちゃんは、子どもたちにも落ち葉掃きを手伝ってもらうことにしました。
「落ち葉を集めて山にして、焚き火にしてあったまろうじゃないか!」とばばばあちゃん。
「葉っぱに穴が開いている!」、「葉っぱのシャワーだ!」・・・子どもたちも嬉しそう!!
さぁ落ち葉を集めたら、焚き火の始まり!!
「焚き火はあったかいだけじゃないんだよ。もう一つのお楽しみをしようじゃないか!」と
ばばばぁちゃん。
子どもたちも、“もう一つの焚き火のお楽しみ”を考えます。
もうひとつのお楽しみ・・・それは焼き芋を作ること!!
ばばばあちゃんに教えてもらって皆で焼き芋大会のはじまりです。
いろんなお芋や、果物・・・焼いたらおいしそうなものを何でももってきて、大実験。
火の中に色々なものを入れてみます。
里芋に、柿に、カステラに、おもち、マシュマロ、チーズ、バナナ・・・!!
ばばばあちゃんは上手な焼き方を知っています。
こりゃおもしろい!!いい匂い!!ちょっと味見!!
さぁ、食べよう!焼き芋大会。色々焼いてみたけど、どれが一番美味しいかな?
「これじゃ、なんでもやきいもたいかいだね!!」
みんなであれこれ感想をいいながら楽しく食べます。
みんなお腹がいっぱいになりました。
食べ切れなかったものは・・・?名案があるよ!とばばばあちゃん。
ばばばあちゃんは何を作ったのでしょうか?
余ったじゃがいも、さつまいも、残ったお菓子が大変身!
楽しい楽しい焼き芋大会でした☆
☆オススメポイント☆
なかなか家庭で“焼き芋”をすることがなくなった昨今だからこそ、
こんなにダイナミックに焼き芋大会を楽しめるこの絵本は魅力的☆
ばばばあちゃんの「何でもやってみよう!」というこの爽快さ、
ばばばあちゃんの愉快な人柄がにじみ出ていて読んでいてドキドキ・ワクワクしてきます。
1ページごとに子どもたちの吹き出しが沢山かいてあり、
まるでその場にいるような臨場感もうまくえがかれています!
なんだか本当に絵本の中から良い匂いはしてきそう・・・
秋~冬にピッタリの季節感を感じられる絵本です(‐^▽^‐)
☆読み方のコツ☆
元気でダイナミックなばばばあちゃんの声は、
読み手それぞれで設定して、楽しく読んでみましょう!
子どもたちの吹き出しも1ページに沢山ありますが、
普段子どもたちが言いそうなフレーズが見事に描かれていて、
皆がいっぱいしゃべってワイワイしながら焼き芋大会をしている様子がとてもよく伝わるので、
省かずに全部読んであげるといいですね☆
まるで自分たちも焼き芋大会に参加しているような気分になれる絵本。
「おいしそう!」、「何だか本当に良い匂いがしてきたような・・・。」、
「いいねぇ!」などと子どもたちとコミュニケーションを取りながら読み進めていけるといいですね(*´ェ`*)
▼おすすめ絵本はこちら
・バムとケロのにちようび(幼児向け絵本)
・パンダ銭湯(幼児向け絵本)
・おいもをどうぞ(幼児向け絵本)
記事公開日:2019.05.01
記事更新日:2019.04.26