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2019.04.30

保育士にオススメ!幼児向け絵本:『バムとケロのにちようび』

保育士にオススメ!幼児向け絵本:『バムとケロのにちようび』

タイトル:『バムとケロのにちようび』

対象年齢:3~5歳児
作者:島田 ゆか
出版社:文渓堂

 

☆おはなし☆

主人公は、犬の“バム”と、かえるの“ケロ”。
今日は日曜日だけれど、雨がザーザー。
こんな雨の日は、サッカーも、砂遊びもできない。


「仕方ないから、今日は家で本を読もう!」
とバム。
「でも、その前にケロちゃんが汚した部屋を片付けなくちゃ。」
「やっぱり・・・本を読むのは・・・
きれいに、きれいに、きれいに・・・
きれいに片付いた部屋じゃなくちゃね。よし、これでよし!!」

「次はおやつを作って・・・」
・・・と思っていたら?!


どろんこ、びちゃびちゃのケロちゃんが帰ってきた。
「せっかく・・・すっかり・・・きれいに・・・したのに・・・。」


とにかく、ケロちゃんとお風呂に入ってきれいに洗って、
何もかもスッキリ、サッパリ、ツルっときれいになったら、今度こそ・・・
「おいしいおやつを作ろう!」

こね こね こねて、ぽこん ぽこん型を抜いて、
ぽいっ ぽいっと揚げれば・・・
「こんがりドーナツのできあがり!!」

「次は読む本を選ぼう!」
「今日は、古い本がいっぱい置いてある、屋根裏部屋から、本を選ぼう。」
「確かおじいちゃんが大切にしていた飛行機の本があったはず・・・!!」
「やっと見つけた!だけど表紙がほこりで全然見えない。」

その時、ちょうど鼻がムズムズして・・・「ハクション!」
・・・と同時に沢山の蛾(ガ)が出てきた!

よく見ると、虫やねずみが・・・うじゃうじゃいる。

「きゃ~~~~~~~!!!!!」

「びっくりした!びっくりしすぎてせっかく見つけた本を置いてきちゃった。」


・・・あれ?ドーナツねずみ!?

バムのしっぽにくっついていたドーナツにはねずみがくっついてきていた。

「そうだ、いい考えがある!」
「もう一度本を取りに行こう。」

まず、できるだけ本から離れたところにドーナツを置いて・・・
そこに虫やねずみがいっぱい食べにくる。
その間に本を取って・・・急いで逃げる!!はやく!はやく!!

やれやれ、やっと本を取ってこられた!
手を洗って、お茶の準備をしたら、今度こそやっと・・・・
ゆっくり・・・じっくり・・・


ありゃりゃ、バムもケロも、疲れて寝ちゃったみたい・・・!

 

☆オススメポイント☆

大人気の『バムとケロ』シリーズ。
細かいところまで見どころ満載の絵と、優しくてしっかり者のバムと、
天真爛漫でやりたい放題のケロのナイスコンビの掛け合いが何とも愛らしく、
すぐにこのシリーズのファンになること間違いなしです♪
雨の日曜日でも、こんなにスリリングで楽しい日曜日なら、
いいなと思ってしまうような大人も子どもも楽しめるオススメ絵本です((*゚▽゚人゚▽゚*))

 

☆読み方のコツ☆

バムとケロのキャラクターを自分なりに設定し、
声をあらかじめ考えておくとよいでしょう。
バムはのんびり、やや低めの声のイメージでしょうか。
掃除をしている時、おやつを作っている時などのバムの仕草が
1コマずつ細かく描かれているので、ゆっくり読んでいくといいですね。
スリリングな場面では息を切らして読むと、子どもたちもグッと絵本の世界に引き込まれますよ☆

 

▼おすすめ絵本はこちら

・パンダ銭湯(幼児向け絵本)
・きょうはなんのひ?(幼児向け絵本)
・でこちゃん(幼児向け絵本)

記事公開日:2019.04.30

記事更新日:2019.04.26