2019.04.26
保育士にオススメ!1~3歳児向け絵本:『さつまのおいも』
タイトル:『さつまのおいも』
対象年齢:1~3歳児
作者:中川 ひろたか
絵:村上 康成
☆おはなし☆
お芋は土の中で暮らしています。
お芋はごはんも食べるし、歯も磨きます。みんなトイレも行くし、お風呂にも入ります。
「おいっちにーさんし、にーにーさんし!」といって、みんなでトレーニングもします。
ダンベルを持って、「えいえい!」
プールで「びゅんびゅん!」って泳ぐことだってあります。
「ファイト!ファイト!」といって、列になってマラソンをすることだって。
そして寝るときはみんな一緒。どんな夢を見るのかな?
天気のいいある日、お芋の畑に子どもたちがやってきました。
さあ!土の中のお芋たちと、土の上の子どもたちで綱引きです。
「うんしょ どこしょ うんしょ どこしょ」とおいもたちは一生懸命引っ張ります。
しかし・・・・・「スッポーン!」
「わたしたちの負けでごわす。」と、お芋たちは土の中から飛び出しました。
「豊作だ豊作だ 豊年満作だ」とお芋たちは赤い炎の中でじっとします。
子どもたちは葉っぱを集めて焚き火をして、みんなで嬉しい焼き芋大会です!
「ほくほく おいしい あまくて おいしい」といって、いっぱいいっぱい食べました。
そしたら・・・・「プーッ」、あっちで「プーッ」、こっちで「プーッ」
あれあれ、みんなで「プップップー!」「くさーい くさーい」
「はっはっはっわたしたちの勝ちでごわす!」と、焼き芋になったお芋たちはいいました。
☆オススメポイント☆
この絵本は乳児向けの絵本で、1ページに1文という簡単な絵本です。そのため、乳児の子どもたちの集中力にちょうど良く、興味を示しやすい長さの絵本になっています。
また季節感のある絵本なので、これからの秋の時期に「芋掘り」を予定している場合には、事前に読み聞かせをして、芋掘りに向けて子どもたちの期待感を高められるようにしましょう。
そうすることで、実際に芋掘りをする時に、絵本の場面にあったように、「おいもさんと綱引きだー!」など、子どもたち自身、楽しみながら参加できるでしょう。
☆読み方のコツ☆
この絵本の中でが最初はおいもさんの台詞が続きますが、途中子どもたちが出てきた場面では、子どもたちの台詞になり、また最後はお芋さんの台詞になります。お芋さんと子どもたちの台詞の入れ替わりが激しいため、お芋さんの台詞と子どもたちの台詞は、見ている子どもたちに分かるように声色を変えたり、話し方を変えたり工夫をしてみるのがいいでしょう♪
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記事公開日:2019.04.26
記事更新日:2019.08.16