2019.02.06
ダイエットに失敗する人の特徴とは?成功するために知っておきたいこと
世の中にはたくさんのダイエット法や、ダイエットに関する雑誌、インターネット記事があふれています。ではなぜこれほど多くのダイエット法があるのでしょうか。
その答えはダイエットに失敗する人が大半だからです。そのため次から次に目新しいダイエット法が開発されるわけです。ダイエットに失敗するのはダイエット法が間違っているからではありません。
そこで今回はダイエットに失敗する人の特徴について紹介するとともに、ダイエットを成功させるために必要なたった3つのことについて解説します。
ダイエットに失敗する人の特徴
ダイエットを成功させるために必要なことを紹介する前に、まずはダイエットに失敗する人の特徴を知っておきましょう。ダイエットに失敗するのにはちゃんと理由があります。
ダイエット法コレクターになっている
ダイエットに失敗する理由の1つとして、ダイエット法コレクターになっているということがあげられます。世の中にはたくさんのダイエット法があり、どのダイエット法にもそれなりの効果が期待できます。
ただダイエットに失敗する人はダイエット法だけたくさん知っていて、それを持続しておこなうことができません。そのため次から次へと新しいダイエット法に手を出す訳です。
甘いものがやめられない
甘いものがやめられないというのは、ダイエットに失敗する最大の原因です。「毎週スポーツジムで身体を動かしているのに痩せない」などという人に話を聞いてみると、「甘いものだけはどうしてもやめられない」というケースが多々あります。
かつてはカロリーの摂りすぎが太る原因だと考えられていましたが、最近の研究によって糖質の過剰摂取や食事にともなう血糖値の急上昇こそが、太る最大の原因であることが分かってきています。
糖質は私たちの身体や脳を動かす際の重要なエネルギー源となりますが、分解しきれなかった糖質は予備のバッテリーとして細胞内にとどめ置かれます。その正体こそが体脂肪なのです。
間食をすると糖質を取りすぎるだけでなく、血糖値も急上昇してしまいます。甘いものを食べるということは、二重の意味で太る原因となるのです。
ダイエットの意味が理解できていない
みなさんはダイエットの意味をご存知でしょうか。ダイエット(diet)の意味を英和辞典で引いてみると、そこには「規定食」と書かれています。規定食とは健康や美容のため、食事内容を見直したり食事量を制限したりすることを意味します。
規定食の代表的なものが病院などでおこなわれる食餌療法(食事療法)です。生活習慣病などを改善するために食事療法がおこなわれるのですが、生活習慣病を患っている人の大部分に肥満が見られるため、食事療法をおこなうと痩せるというイメージが定着しているのです。
実際には食事療法をおこなったから痩せるという訳ではありません。たとえば拒食症でやせ細っている人が食事療法に成功した場合、体重自体は増えることとなります。
つまりダイエットとは単に痩せることを意味するのではなく、健康的に美しく毎日を送れるような体重を目指すことなのです。そういった意味ではジョギングでダイエットとか、筋トレでダイエットというのは矛盾した表現になります。
痩せる効果のないダイエット法を実践している
ダイエット法の中には驚くようなものもあります。たとえば脚痩せの方法として「麺棒ダイエット」などというダイエット法があります。麺棒で脚をコロコロとマッサージすることでリンパの流れがよくなり、脚が細くなるというものです。
まずダイエットに関する記事などで「リンパ」という文字を見かけたら、そのダイエット法はほとんど「効果なし」と思った方がよいでしょう。
リンパは体内の老廃物を排出するために身体を循環していますが、1周するのにおよそ12時間かかるとされています。血液が4秒から20秒で身体を1周するのに比べ、リンパはとてもゆっくりと流れています。
そのようなリンパをマッサージしたところで、目に見えるほどのダイエット効果は得られません。リンパ以外にも「デトックス」とか「セルライト」、「骨盤ダイエット」や「代謝」などという言葉には気をつけた方がよいでしょう。
ダイエット成功に必要なたった3つのこと
ダイエットに失敗する人の特徴について知って頂いたところで、ダイエットを成功させるために必要なたった3つのことを紹介したいと思います。痩せるためにマッサージや骨盤矯正などは必要ありませんよ。
食習慣の改善
ダイエット本来の意味から考えた場合、ダイエットを成功させるためには食習慣の改善が必要です。そもそもなぜ太ってしまうのかというと、太るような食習慣をおこなっているからです。
太るような食習慣としてはご飯やパン、麺類といった炭水化物(糖質)の摂りすぎや、夜遅い時間の食事、不規則な食事間隔、栄養バランスの偏り、ジャンクフードや添加物を多くふくむ食事などがあげられます。
私たちの身体は食べたものから作られているので、良い食習慣を続けていれば身体もよい方向へ向かいますし、悪い食習慣を続けていれば、身体も悪い方向へと向かうのです。
有酸素運動
体脂肪を落としたいのであれば、有酸素運動をおこなうのがベストです。有酸素運動とは筋肉に軽度から中等度の負担をかけながら、長時間にわたっておこなう運動のことをいいます。
代表的な有酸素運動としてはジョギングやウォーキングなどがあげられます。有酸素運動を開始すると、最初に血液中の糖質が燃焼して運動エネルギーへと変えられます。
血液中の糖質を燃焼し尽くすと、その次に体脂肪が燃焼して運動エネルギーへと変えられます。以前は有酸素運動を開始してから20分ほどすると体脂肪の燃焼がおこるので、20分以上有酸素運動をおこなわないと意味がないと考えられていました。
ところが最近の研究によって5分から10分程度の運動であっても、体脂肪を減らせることが分かってきています。1度に長時間の有酸素運動をおこなうのは大変なので、こまめに何度も身体を動かすよう意識しましょう。
筋力維持
食事制限だけでダイエットをした場合、体重が落ちるだけでなく筋力も低下してしまいます。筋肉は基礎代謝と密接な関係にあるため、筋力が低下するとダイエット前よりも太りやすい体質になってしまいます。
それがリバウンドしてしまう理由です。ダイエットをするときには筋肉を増やすとまではいかなくても、ダイエット前の筋肉量を維持することが重要です。
痩せるための食事のコントロール法
ダイエットをするときに欠かせないのが食事制限ですが、食欲は人間の三大欲求でありコントロールするのがなかなか難しいものです。そこで食事をコントロールするコツを3つ紹介します。
野菜をたくさん食べる
ダイエットを成功させるコツとして、野菜をたくさん食べるということがあげられます。野菜には豊富なビタミンやミネラルが含まれているので、健康と美容のために欠かすことができません。
また野菜には食物繊維が多く含まれているので、食事の最初に摂ることで早く満腹感を得ることが可能です。便秘の改善にも効果的ですよ。
時間をかけてゆっくり食べる
ヨーロッパではディナーに2時間かけるのも珍しくないようですが、日本ではそれほど食事に時間を費やさないことが多いようです。時間をかけてゆっくり食べれば、少量の食事でも満腹感が得られます。
糖質を制限する
私たちが太ってしまう最大の原因は糖質の過剰摂取です。現代人は1日に300gの糖質を摂取しているとされますが、それよりもたくさん摂取しているようであれば、300g以下になるよう食事をコントロールしましょう。
ダイエットに失敗する人はたくさんいますが、その理由としては誤ったダイエット法をおこなっていることや、食事制限だけでダイエット使用していることなどがあげられます。
痩せるためには食事制限だけでなく、適度の運動や筋トレをおこなうことも重要です。あとダイエットは健康と美容のためにおこなうものだということも忘れないようにしてくださいね。
記事公開日:2019.02.06
記事更新日:2019.01.30