
2019.01.17

保育士を辞めたいと考えている方必見!後悔しないために準備しておくべきこととは?
子どもが大好きで、保育士という仕事にあこがれて働き始めても、ギスギスした人間関係、保護者と上手くやっていけない、給料が安い、園の方針に共感できないなど、人それぞれ様々な事情で辞めたいと思うこともあるでしょう。しかし、深く考えずに辞めてしまっては、後悔することになり兼ねません。そこで、保育士を辞める前に準備しておくべきことをご紹介します。
保育士を辞める前に考えるべきこと

園長や同僚保育士との人間関係、少ない休日、膨大で体力が必要な仕事、言うことの聞かない子ども、理不尽なモンスターペアレンツとのやり取りなど、保育士の仕事は日々大変なことが多いことでしょう。しかし、仕事を辞めたいと頭によぎっても、まずはひと呼吸置きましょう。
保育士として働く場所は、今のあなたの職場だけではありません。保育園によって働き方や人間関係も変わってきます。また、保育園だけでなく、託児所・保育ママなど、就くことができる仕事は他にもあります。これまでと違う場所で働くことや、資格を活かせる職場で働くことも考えてみるとよいでしょう。
結婚・引っ越しなどの理由から保育士を辞めることを考えている場合は、結婚しても続けられる働き方を探したり、引っ越し先にある保育園を当たってみたりすることもできます。辞める前に、まずは自分に合った職場探しから始めましょう。
辞めることのリスクを考える

仕事を辞めるということは、収入源を失うということになります。また、はっきりした理由もなく仕事を辞めてしまうと、次の仕事を探すときにも「責任感のない人」という印象を与えてしまうことも考えられます。そのため、自分がどうして辞めたいのか、辞めてからはどのような仕事に就きたいのかをしっかり考えてから退職する必要があります。
仕事を辞めたいと考えているときは、視野が狭くなってしまい目の前の辛いことばかりに目が行ってしまいます。転職して職場を変えることで今抱えている問題が解消されるのか、それとも自分自身の問題なのかをとことん考えることが大切です。
自分では判断がつかない場合は、保育士の転職サイトなどで行っている無料相談や支援サービスを利用してみましょう。
転職してよかったことは?

転職してよかったこととして、以下のようなことが挙げられます。
1.仕事のストレスが減った
2.新たにやりがいのある仕事に就くことができた
3.今までと違う世界を知ることができた
4.いろんな仕事を経験することで自信がついた
5.自分の望む仕事ができるようになった
6.給与や待遇が良くなった
7.新たな人との出会いがあった
8.色々な角度で物事が見られるようになった
特に、保育園という職場は女性同士の人間関係で大きな悩みが生まれやすい場所です。保育士を辞めたいと考えている人のほとんどが、「人間関係」の悩みから解放されるために転職を考えているといわれています。
保育士を辞める最適なタイミングとは?

保育士が辞めるタイミングとしては、担任の変更・子どもの卒園がある年度末に人の入れ替わりが激しくなるため、ニーズも多くなり最適といえます。また、今の仕事にひと区切りつくタイミングでもあります。体調などに問題がない限りは、現在働いている職場や子どもたちに迷惑をかけないことを前提に転職活動を行いましょう。
また、辞めるタイミングによっては、退職金や失業手当などの面で損をしてしまうことがあります。退職金は職場毎の規定によります。必要な勤続年数はどれくらいか、もらえる額はどの程度かなど、職場規定を確認しておきましょう。
勤続年数を数ヶ月、数日満たしていなかったばかりに、もらえるはずのお金がもらえなかったなども考慮する必要があります。また、保育士として働き始めて1年未満で退職した場合、失業手当の受給資格が得られないことも覚えておきましょう。このような金銭的なリスクも考慮し、計画性を持って辞めるようにしましょう。
職場の都合だけではなく、自分の人生におけるタイミングも大切です。転職してすぐに結婚・妊娠をして産休に入る、資格取得に力を注ぎたいため仕事に集中できない・・・ということでは、次の職場でうまくやっていくことは難しいでしょう。プライベートで大きなイベントが控えている場合は、融通のきく転職先を選ぶか、転職の時期をずらすことも考えましょう。
スムーズな転職・退職手続きを

転職先の内定を得たら、速やかに今の職場で退職手続きを進めてください。気まずいからといって現在の職場にぎりぎりまで辞めることを黙っていては迷惑がかかってしまいます。
まずは園長などの責任者に退職に意思を伝えてください。引き継ぎなども考慮して、退職の1か月前には伝えるべきです。また、職場からもらうものや返却しなければいけないものも確認しておきましょう。
一般的に、退職時には職場から「離職票」「源泉徴収票」「雇用保険被保険者証」といった書類を受け取り、退職前に「健康保険証」を返却するのが一般的です。
まとめ
・なぜ今の保育園を辞めたいかを考える
・自分の希望する職場の条件を考える
・辞めることのリスクもしっかりと考慮する
・退職金や失業手当てなどで損をしないよう、辞めるタイミングも考える
保育士は、子どもの成長を見ることができる素晴らしい仕事です。せっかく保育士になったのなら、あなたの働き方や教育方針にあった保育園に出会えるように転職活動を行いましょう。共働き世帯が増えている昨今、保育士の需要はますます高まっています。
働き方もパート・アルバイトであったり、保育園だけでなく訪問保育・病児保育・少人数の託児所があったりと多様化しています。保育士の知識を生かして自分にあった働き方ができるよう、転職サイトや求人情報などを有効に活用しましょう。
記事公開日:2019.01.17
記事更新日:2019.01.17