Ohanaトップ|保育のこと|現場の悩み|給与アップも!保育士が英語を学ぶべき理由と資格まとめ

search SEARCH

clip CLIP

2019.03.21

給与アップも!保育士が英語を学ぶべき理由と資格まとめ

給与アップも!保育士が英語を学ぶべき理由と資格まとめ

保育士と英語、というとあまり繋がりがないように思えます。

でも、最近では保育士さんの中でも英語に関する資格を取る人が増えてきているんだとか。
そこには、保育のニーズが多様化したことが深く関わっています。

もし、少しでも興味があるのならこの記事を参考にして英語の資格取得に役立ててみませんか?もしかすると給与アップ、キャリアアップに繋がるかもしれませんよ。

 

 

英語ができる保育士さんが人気!その理由は?

06-01_10367004237-960x640

 保育士が英語を学ぶようになった背景には、小学校教育の変化が一番最初に関係してきます。
ご存知の方も多いと思いますが、小学校では英語教育がスタートし更には低学年から英語の授業を取り入れようとする動きも見られます。

保育施設というのは、就学前の子どもたちが対象です。
つまりは、小学校に行く前に英語に少しでも触れておかせよう、と考える保護者が増えてきているということです。

あらかじめ英語がある環境に慣れていれば、それだけで小学校の英語教育でもアドバンテージを稼ぐことができます。子どもにとって躓きが少なく、小学校教育を受けられるというのは負担が少なくなりますよね。

このことから、保育園に預けている時から、英語教育に親しめるような保育園に預けたい、というニーズが高くなってきています。

そこで登場して数を増やしているのが「プリスクール」です。
プリスクールでは、英語教育に力を入れており外国人の教師がいるというところもあります。
こういったプリスクールで働くのなら、英語力は本格的に必要になります。

またそれ以外に、普通の保育施設でも、外国人の保護者が増えてきているという環境もあり、ある程度の英語力が必要な場合もあります。

これらのことから、英語力がある保育士の需要は高まってきており、英語の資格があると給与に特別手当を上乗せしてくれる、という求人もあるのです。

 

保育士さんに必要な英語レベルは?

cc955eda960c7643f6ecc48d3b626b29_s

では、保育士さんはどの程度の英語力が必要になるのかというと、施設によって違います。

まずは、英語教育に力を入れている保育施設の場合です。
この場合、おけいこ事として「英語」を取り入れているという場合が多いです。
こうなると、外部から講師の人を呼んで英語教育を行いますので保育士の英語力は「不問」です。

しかし、講師と子どもたちの仲介役を保育士はすることになりますので、全く分からないという状態では困ることも発生するかもしれませんね。

 

続いてはプリスクールやインターナショナルスクールの場合です。
こういった施設では英語教育に非常に力を入れています。
日常会話も全て英語で行うというところもあれば、時間を区切って行うというところもあります。

プリスクールやインターナショナルスクールの求人を見てみると

・日常会話レベル
・ネイティブと遜色ないレベル

と記載されている場合があります。

日常会話レベルなら、外国人講師の補助的な役割を担うことになります。
また、ネイティブレベルを求められるのなら保育士としての役割+英語講師としての役割も求められるということになります。
責任が多くなりますが、それだけ給与もアップできる条件にもなっていくのです。

 

英語をつかって働くために必要な資格とは?

では、実際に履歴書に書くことのできる資格で保育士として取得しておきたい資格をご紹介します。

最初は「TOEIC」です。
この資格は英語の資格の中でも認知度が高く、一般企業でも履歴書に書くことができます。しかし、TOEICでは600点以上で履歴書に書けばメリットがあるとされています。

インターナショナルスクールやプリスクールの場合は730点以上を目安に書くようにしましょう。

 

続いては「実用英語技能検定」通称、「英検」です。学生時代から良く耳にした資格ではないでしょうか。
履歴書に書くには2級以上から、と言われています。

 

そして最後に是非とも取得を目指して欲しいのが「保育英語検定」です。歴史が浅く、認知度は高くありません。
しかし、英語教育に力を入れる保育士のための資格であり、これから必要とされる機会が増えていくと期待できる資格です。
この資格を取得しておけば、保育施設で英語教育を行うための資格を持つことができます。

主体として英語教育を教えるための資格にはなりませんが、英語教育補助、などといったキャリアに進むことができ、特別手当の対象ともなるでしょう。

給与アップするためにも、十分なアピールポイントとなることでしょう。

 

 

未就学児の保護者を対象にしたアンケートでは、習わせたい習い事ランキングで上位に入ってくる「英語」。
そんな英語教育に力を入れて、保育園の利用者を増やそうとしている保育施設は本当にたくさんあります。

もし、今の保育施設があなたにあまりそぐわず、給料もそこまで良くならないというのなら、英語の資格を取って給与アップの方法を探してみてはいかがでしょうか?

そして最後に、英語の資格というのは保育現場だけでメリットがあるものではありません。
将来、他の職種に付いたとしても英語力があればキャリアも高くなります。

持っていて損のない資格ですので、検討してみてください。

 

▼おすすめ記事

記事公開日:2019.03.21

記事更新日:2021.07.16