2019.01.22

保育士にオススメ!2~5歳児向け絵本:『おやすみ、はたらくくるまたち』
タイトル:『おやすみ、はたらくくるまたち』
対象年齢:2~5歳児
文:シェリー・ダスキー・リンカー
訳:福本 友美子
絵:トム・リヒテンヘルド
出版社:ひさかたチャイルド
☆おはなし☆
ひろいひろい工事現場で、せっせと働く車たち。
車たちはビルを建てたり、道をつくったりしています。
車たちは朝からずっと働いて、そろそろあくびが出るけれど、「今日の仕事はあと少し!もう一頑張りでおしまいだ」と言って、仕事を続けます。
車たちはそれぞれ仕事をします
クレーン車は鉄骨を吊り上げて運びます。
クレーン車は最後の鉄骨を運び終わると、仕事を終わらせやっと寝場所に帰ります。
寝場所に着くと、クレーン車はほっと一息ついてから静かに目を閉じます
しーっ・・・・・クレーン車、おやすみ。
ミキサー車は一日中ぐるぐる楽しくセメントを混ぜました。ミキサー車はそろそろお疲れです。
「あーねむい。くらくらするよう。本当に忙しい一日だった」と言ってミキサーを最後に一回し。仕事を終わらせました。
「シャワーを浴びてきれいになると、疲れも吹き飛び良い気分」
エンジンを切り、ライトを消せば、今度は楽しい夢の時間。ミキサー車はそのまま眠りにつきました。
しーっ・・・・・おやすみ。ミキサー車、おやすみ。
ダンプカーは土を積み込んで運びます。遠くまで運んで、ざーっと土を出すのが大好きです。
最後の土を運び終えると、ダンプカーは「ふー。くたびれた・・」と言って、荷台を下げてライトを消して、疲れたタイヤを休ませます。
もうすっかり日が暮れ、疲れたダンプカーのエンジンの音がいびきに変わります。
しーっ・・・・・おやすみ。ダンプカーおやすみ。
ブルドーザーは一番の力持ちです。ブルドーザーは土を押しのけて、土を平らにしていきます。
ブルドーザーは「でもそろそろ眠くなってきた......」と言って、最後の煙を炊いてからエンジンを切り、柔らかい土のベッドに横になり、明日の夢を見始めました。
しーっ・・・・・・おやすみ。ブルドーザーおやすみ・・・・・。
ショベルカーはあちこちで地面を掘り起こしました。掘っては積み上げ、大忙しです。
「あと少し、穴を掘ったら今日の仕事はおしまいだ!」
でこぼこだらけの帰り道、ショベルカーはあくびをしました。
土の山によりかかり、ゆっくりと目を閉じます。
しーっ・・・・・おやすみ。ショベルカー、おやすみ。
働き者の車たち、今日も一日ご苦労さん。
エンジンを切り動きを止めて、疲れたからだを休めよう。そっと目を閉じゆったりと、明日の朝まで良い夢を見よう。
工事現場の車たち、みんなはぐっすり眠ってる。
今日はこれでおしまい。電気を消して寝る時間。
しーっ・・・・・おやすみ。ゆっくりおやすみ。
☆オススメポイント☆
この絵本は車たちが眠りにつくお話です!
そのため保育園などでは、子どもたちのお昼寝の時間の前に読み聞かせをしてあげるのがオススメのタイミングです☆
この絵本を読む時には子どもたちが入眠しやすいように室内を暗くしたり、子どもたちが落ち着いて話が聞けるような環境づくりをしたりしてから、読むことをオススメします♪
少し長めのお話で、文章のある絵本なので対象年齢は2~5歳児ごろです。しかし1歳児でも車が好きな子どもはこの絵本を見ることができるので、子どもの様子に合わせて読み聞かせをしてみてください★この絵本にはたくさんの車たちが出てくるので、特に男の子に大人気の絵本の1冊です(・ω<)
☆読み方のコツ☆
この絵本は上記にもあるように、子どもたちのお昼寝前など、子どもたちが眠りにつく際に読むのがオススメです☆
そのため、お昼寝前に適している声色や声の大きさに注意して読み聞かせをしてみましょう!(●´ω`●)
また、この絵本はイラストがとても可愛らしく描かれています!
1ページごとのイラストを子どもたちに見せるように、ゆったりと読むように心掛けてみてください。子どもたちが夢中になって絵本を見てくれることでしょう(*^o^*)
この絵本は昼の場面と夜の場面が交互に描かれています。昼の場面と夜の場面の声色を変えるというのもオススメ方法の一つです☆
記事公開日:2019.01.22
記事更新日:2019.08.16